今日は快晴!日中は暑くてTシャツ一枚でOKの天気でした。
ロックも陽射しを避けて居場所を探していました。(^^)
秋の夜長、今夜はセリーグの決勝戦を観戦しながら『ハヤト瓜』を刻みました。
日本ハムの皆さん、ファンの皆さん、オメデトウ!いい試合でしたねえ。
王監督も納得してくださるでしょう。今年は新庄さんの年でしたね。
「ハヤト瓜のザーサイ風」には思い入れがあるのです。
作り方は、数年前に公民館長をなさっていた、おじ様から教わりました。
物静かな、マメに料理や家事をこなす素敵な方でした。何度も作って、
試行錯誤してようやく納得できる味にたどり着いたとの事でした。
私はその方とお友達になって、講習を受けました。直伝の味です。
お仕事を退職なさって地域のためにボランティアをなさっていました。
畑が無いので『ハヤト瓜』が思うように手に入らないと嘆いておられたので
「それならば来年は私が作ってたくさん提供しましょう」と約束したのです。
約束してしまったのですから・・・お舅さんに嫌な顔をされてもかまわないと
種(ハヤト瓜そのもの)を植え、芽が出てつるが伸び、繁茂してきました。
実はものすごい数が取れると聞いていたので秋の収穫を楽しみにしていました。
ところが・・・もともと心臓の持病があったおじ様は、あっけなく亡くなられたのです。
スーパーの駐車場で奥様の買い物が済むのを待っているうちに眠るように・・・
大切なお友達に突然逝かれて、私も悲しくて途方に暮れてしまいました。
『ハヤト瓜』の約束は?どうしよう?行き場をなくしたまだ小さい実を眺めて
しばらく考えました。
おじ様は少し自慢げに「公民館漬け」と名前を付けて、これを広めよう」と
話していました。自慢したくなるほど美味しいのですから・・・
可愛がっていただいた恩返しに、私が引き継いでこの味をみんなに伝えて
いこうと思いました。
お舅さんがハヤト瓜の棚を邪魔だと思っているのは分かっているのですが
気がつかないふりをして相変わらず場所を替えながら作っています。(^^;
ハヤト瓜の季節になると思い出します。もう何年たつのでしょうか・・・
霊界で見てくださっているのでしょうか?喜んで下さっていますよね。(^・^)
秋の夜長の少し悲しい思い出話です。