行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

烏鷺滝禅話集(72)

2019年05月14日 | 仏の心
○仏法はそう簡単にわかるもんじゃあない。本を読んでわかるもんじゃあない。

○人間の心の奥底には、他人を馬鹿にしたり、見下したりしたい気持ちがあるもんじゃ。それを出さんようにせんとのう。

○人を力で押さえつけようとすると、大きな歪が生じて大きな反発をくらうよ。まるで海溝型の地震のようじゃ。

○そがあに怒りんさんな。怒った分、自分にかえってくるよ。

○怒りの炎は総てを焼き尽くしてしまうんじゃ。

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烏鷺滝禅話集(71)

2019年05月10日 | 仏の心
○自分可愛さ(自我)からは慈悲は起こらんのんよ。しかし、自分を否定して生きとる人からも慈悲は起こらんのんよ。

○自分の勝手な思い込みで、喜んだり悲しんだりしとるのが人間じゃ。

○自分の恨みつらみをぶちまけて、世の中の恨みつらみを増幅ていることに気が付かん老人はええとししてみっともないよ。

○人権問題にかかわっている人が、他人をイジメるのは大きな罪なんじゃ。

○自分は嫌われ者じゃあ言うて開き直っとる人は毒をまき散らしておる場合が多いよ。

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烏鷺滝禅話集(70)

2019年05月07日 | 仏の心
○科学技術が人間を不幸にした面をきちんと見極めておかんとの。

○宗教は薬にも毒にもなる。どんな立派な宗教でも権力と結びつくと毒になる。お金がからむと毒になる。

○本当の悪人は悪を自覚しとらんのんじゃ。

○自然科学を究めた人は、科学の限界を知っている。じゃから、原発のようなアブナイものは要らん言うとる。

○お釈迦様は、政治家の道を棄てて出家しんさった。政治だけでは変わらないものがあると思ったから。

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烏鷺滝禅話集(69)

2019年05月03日 | 仏の心
○勝平宗徹老師は自ら命を断たれたんじゃが、悟っとろうが悟っとるまいが、悩みは尽きんのんよ。

○檀家の爺さんが「火葬は残酷じゃ。土葬で頼んます。」言うとったんで、「土葬だって十分残酷じゃあ。死んでからのことは、遺された人に任せんさい。」と返事しておいた。

○人間、老いると今までできておったことができんようになる。しかし、老いを理由にできないことを強調するのはみっともないのう。

○怒りと憎しみはすべてのものを焼き尽くす

○無宗教という名の宗教もある。無神論という名のカルトもある。

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