行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

良寛禅師の言葉

2016年04月29日 | 禅の心
迷いだの悟りだの
ということは知らん。

ましてや名声だの
利欲などは問題ではない。

すでに夜となり
雨が降っているが

私はこうして
二本の脚をゆったり伸ばして
満ち足りている。

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天上天下唯我独尊

2016年04月26日 | 禅の心
いまここに自分が存在していることが何よりも尊いんじゃ。

自分以外のものが存在していることも尊いんじゃ。

尾崎放哉は

爪切った 指が五本ある

と自分がここに存在していることの尊さに気がついたんじゃ。

百丈禅師はこの世で一番ありがたいものはと聞かれて

独坐大雄峰

と答えた。

今ここに自分が生きておることが一番有り難いんじゃと

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今東光師の言葉

2016年04月22日 | 最澄・天台宗・比叡山
遊んで遊んで遊びつくせば、

何かに突き当たって、つかむものがある。

人生とは、何もやらない虚無よりも、たとえ失敗しても、

傷心の方がはるかに貴いものなのだとオレは思っている。

空々寂々たる人生なんて、糞食らえ、と思うべし。

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宮崎奕保禅師の言葉

2016年04月19日 | 禅の心
自然は立派やね。

わたしは日記をつけておるけれども、

何月何日に花が咲いた。何月何日に虫が鳴いた。

ほとんど違わない。規則正しい。


そういうのが法だ。法にかなったのが大自然や。

法にかなっておる。だから自然の法則をまねて人間が暮らす。

人間の欲望に従っては迷いの世界だ。

真理を黙って実行するというのが、大自然だ。


誰に褒められたくも思わんし、これだけのことをしたら、

これだけの報酬がもらえるということもない。


時が来たならば、ちゃんと花が咲き、

そして、褒められても、褒められんでも、

すべきことをして黙って去っていく。

そういうのが実行であり、教えであり、真理だ。

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澤木興道老師の言葉

2016年04月15日 | 禅の心
めいめいが世界である。
自分が死ぬと世界が死に、世界が滅する。
オレが生まれたときにこの世界が生まれたのだ。
するとお前が死んでもまだこの世界は残っているのではないかという。
いや、オレの分はもう死んだというのだね。
つまり人人(にんにん)はそのままで何の不足もない完全無欠なものである。
この完結した自分を会得するのが仏道である。

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