心の旅路

フライロッド片手に心の川を旅するへなちょこフライマンのブログ。

ロッド・リメイキング

2009-11-21 05:38:26 | フライロッド

管理釣り場で使える手頃なロッドを中古で手に入れました。



「TIFA FALLRIVER CKF804-3」好みの問題ですがラッピング、グリップ etc このまま使う気になれなくてリメイクすることにしました。

まずはグリップをプライヤーなどでむしりますがこの時にブランクスを傷つけないよう慎重に、次はリールシートですがキャップを火で炙って外してウッドスペーサーも火で炙ります。
すると接着剤が柔らかくなるのでプライヤーで取り外しますが炙り過ぎるとブランクスまで焼けてしまいますし、強引に外そうとするとブランクスが割れるので注意が必要です。(この作業は塗料や接着剤の焼ける時に異臭がするので場所を選ばないと苦情がきます)

ガイドやストリッピングは、ラッピングのガイドフットの場所にカッター等で切りラッピングを解きます。
ガイドを外す前にスパインやガイドの取り付け位置を記録しておきます。
(ラッピングのコートがエポキシ系の場合、燃料用アルコールを浸したティッシュをコート部に巻き暫らく置いてから作業すると楽に取り除けますが自己責任でお願いします)

一通り外したら、グリップなどを好みの形に成形してくれる専門店に行ってパーツを揃えるのが確実ですし、今回は他にも見たい物もあったので「つるや釣具店」さんにお邪魔しました。
よだれ物のアンティークを尻目にグリップのイメージを伝えて成形してもらい、リールシートを選んで合わせてみました(未接着)



こんな感じです。
着いていたガイドがワンフットだったのでスネークガイドとストリッピング、ワインディングチェックとフックキーパー、ラッピングスレッドを買いました。
買い物を終え、見たかったグラスロッドが喜楽釣具さん廃業の特売品と聞いて少し切ない気持ちでつるやさんを後にしました(はっきり言ってお買い得です)

帰る途中に量販店によりエポキシ系コート剤一式を買い帰宅しました。
グリップとリールシートをエポキシ系接着剤で取り付け、ストリッピングにフックキーパーをラッピングしてエポキシ系コート剤で一回目のコーティングをおえましたが二回目のコーティングをカシューにするかウレタンにするかエポキシにするかは未定です。



こんな感じに仕上がりましたがラッピングが地味なので巻き直そうかな~


赤城フィッシングフィールド

2009-11-13 07:39:03 | 管理釣り場


赤城フィッシングフィールドhttp://www.akagi-ff.jp/index.htmに行ってきました。

当日は霧雨が降る生憎の空模様でしたがその分「上州名物空っ風」もお休みです。
受付で1日券4000を買い、ラバーネットを借りて池に降りました。

既に1人先客が居ましたが釣れていない様子で、岩にクッションを敷いて傘を刺しながらくわえ煙草でマーカー釣りです
流れ込みを挟んでバックスペースの厳しい所で始めたものの#12のパラダンは完全無視、#16のプードルも反応はありますがくわえていない様子。

渋い…

フライパッチに付けっぱなしのコカゲロウのスペントをキャストすると直ぐに出ましたが走られてティペット切れ
結び直すついでにティペットを7Xに、フライをガガンボ#18にすると少し反応が良くなりましたが釣れる魚が虹鱒ばかりなので移動しました。



雨も小康状態で少量ですが極小の虫がハッチし始めライズしています。
こうなるとフライのサイズを落とすしかありません。
#24のフックのベント側半分だけに巻いた#28相当のミッジスペントに変え、ライズを繰り返す桜鱒を狙うと良い出方をしてくれました



その後も桜鱒と虹鱒を10数尾程追加し午後4時に納竿、魚のサイズ、コンディション共に納得出来る管理釣り場でした


Tokyo Trout Country

2009-11-08 04:25:31 | 管理釣り場


営業終了前に、もう一度養沢毛鉤専用釣場に行きたかったのですが、都合がつかずに11月を迎えました。

釣りに行きたい理由は、単純に釣欲を満たす他にブログで紹介したTITE LINEのパウダーフロータントと防水スプレーのテストがしたかったからでした。
何処か近くに良い管理釣り場は無いか?とググってみると、ありました!
“東京トラウトカントリー”住所は東京都西多摩郡奥多摩町日原68で自宅から比較的近いです。
HPhttp://troutcountry.web.fc2.com/index.htmを見るとマネージャーはテンカラの名手の堀江渓愚さんです。

11月に入り冷え込みも厳しさを増してきましたが、6日は朝の冷え込みも一段落し絶好の釣り日和になりました。
のんびりと自宅を出て現地に着いたのは8時半頃ですが駐車場に車は1台もありません。
どうやら釣り人は自分だけのようで、クラブハウスでは堀江さん自ら釣り場の説明して頂いて、来るなら平日だ!と思いました

渓相は管理釣り場としては抜群で魚種はイワナ、ヤマメ、虹鱒ですが、当日はサイズは小ぶりでしたが天然物のヤマメとヒレピンの虹鱒も混じりました。
実際に釣ってみると魚の着き場が解りやすいのでサイトフィッシングの釣りが楽しめますがスレている分難しくもあります



昼食は”キッチン・メイフライ”でスペアリブライスを堀江さんと談笑しながら楽しく頂いて、午後からは上流域でヤマメ狙いのサイトフィッシングを満喫し、最後はクラブハウス前でライズする虹鱒と遊んで納竿しました。

穏やかな天候と釣り人が自分だけの好条件に恵まれましたが”また訪れたい”と心から思える釣り場でした。

追記 WILD-1フレンドリーショップ加盟店ですのでメンバーズカードを提示すると、大人1日¥4000が¥3500に、女性および中学生以下¥3000が¥2500に割引になります。


生 One on Stream

2009-11-05 04:57:52 | 2009釣行記

今シーズン最も思い出に残った釣りは、禁漁まで残り6日に迫った秋田でのヤマメ釣りでした。

出発前に馴染みの量販店で”有名河川なので魚はスレてますよ”と聞かされていたので覚悟して臨んだせいか、首都圏のハイプレッシャーな釣り場に慣れているせいか判りませんが、スレてはいるものの釣り人が集中している場所を避ければ充分に楽しめました。

その日は朝から小雨の降る絶好の釣り日和で10時過ぎには29cmを頭に10匹と満足し、午後は他の川に移動する途中フロータントを調達する為に寄った釣具店に教えて貰った渓流を見てその荒れようにガッカリして今朝まで居た川に戻ることにしました。
どうせなら釣ったことの無い場所で釣ろうと思ってライズを探しながら護岸の上を歩いていたらウェーディングして対岸の難しい流れに、いとも簡単にフライを流すフライマンが居ました。
暫しその見事なライン捌きに見とれていましたが、その出で立ちから誰かは直ぐに判りました。



そうです、御存じ”渋谷直人”さんです。
朝に釣ったヤマメの写真を見てもらい何処で出ました?とか、渋谷さんが岩手に行かれたことなど教えて頂いて写真もしっかり撮らせて貰いました。
写真をブログに使わせてもらうことも快諾して頂いたことをこの場を借りてお礼を申しあげます。

偶然とはいえ渋谷さんとお会い出来たことは本当に良い思い出になりました



リキッドフロータント

2009-11-03 03:15:48 | フライ用品

ドライフライの釣りしか出来ない自分にとって”如何にフライを浮かせるか”は、とても重要であります。
勿論”ただ浮いてさえいれば良い”とゆ~物でもありません・・・何処かで聞いたような

そんな訳でお気に入りなのがDry.Dip.SUPER、kty3、Super.DryFly.Solutionの三つです。
その中でもSuper.DryFly.Solutionは軽いプラスチック容器で価格も安く重宝していたのですが自宅から一番近い量販店が取り扱いをやめてしまい価格の高い上記の二点を買っていました。

漁期も終わり”天高く物欲に走る秋”とはいえ高価なレインウエアを新調出来そうにないので防水効果の落ちたSIMMSのインベストジャケットに防水処理をしていた時に既視感ならぬ既臭感?を覚えました。
以前、ガラスコーティング剤や防水スプレーをフロータントとして使えないものかと試してみたが何れも市販されているフロータントと比べるべくも無かったがその臭いとは違うフロータントの臭いだ
早速、未使用のフライを取り出し一方のフライにフロータントで処理、もう一方のフライには防水スプレー(大商事製)で処理をして水を入れた小瓶に浮かべてみると・・・全然ダメじゃんフロータントの方はちゃんと浮いてるのに防水スプレーの方は気泡を纏ってはいるもののソッコーで沈みました。

う~ん、やはりダメだったか・・・いや、この臭いは確かにフロータントのものだ成分表示は第一石油類、フッ素樹脂とあった。
浮力の鍵はフッ素樹脂か、ググってみたらとあるブログに既に同じことをやっている人がいたので”ラッキー”と思いながら読んでみると・・・使用している防水スプレーで処理をしたら”フック単体だけで水に浮きます”とあったのだが、一円玉でも表面張力で水に浮くのに、細軸のフックなんか余裕では?と思い試したらやはり何も処理をせず水面にゆっくり乗せさえすれば浮きます
そのブログで使用していた防水スプレー(Hekel製)を試してみましたが市販のフロータントに及びませんでした。

しかし、探した甲斐あってトップに貼った写真の物は自分の行った実験では、上記の市販のフロータントと遜色ない浮力を有しており、ドライシェイクパウダーとの相性も抜群な上に420mlもあるので当分はリキッドフロータントを買わなくて済みそうです

追記 Mucilin DryFly Siliconeを少量混ぜると浮力が持続します。