「本のエンドロール」安藤 祐介
本作りに携わる人のお仕事小説。
印刷会社の営業担当が主人公。
正直あまり好きなタイプの主人公じゃなかった。
職人気質の人が好きだからなぁ。
仲井戸氏のほうがいいなぁ。
でも、本作りに携わる人々の話は興味深く面白かった。
仕事はすごく楽しい時もあるし
そうでないときもある。
どちらかというとそうでないときのほうが多い。
それでもどこかで折り合いつけながら
みんな仕事しているのだなぁと思った。
本の値段が高くなるのもこれだけの人が
携わっていると思うと納得。
巻末の映画のような本のエンドロールはとてもいい、
どの本にもつけてほしいくらいだ。
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本のエンドロール |
安藤 祐介 | |
講談社 |