「ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~」三上延
栞子さんのシリーズ3作目。
おおっ、本命の謎に踏み込むか!という終わり方で
非常に面白い。
個人的には賢治も良い、賢治は素晴らしく良いのだけれど、
大好きなのだけれど
今回は2話目の
「タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの」が
心にぐわぁーっと押し寄せてきた。
何度も「それ、チェブラーシカだから」と心の中で言う。
いや、声にだしていたかも。
いいお話だった。ほんとにいいお話だった。
娘という立場でも、母親という立場でも
どちらでも、心に波が押し寄せてくる。
愛しているとなぜ言えないのだろうか。
苦しくて、切なくて、優しい、
お話だった。
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ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫) |
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