「氷菓」米澤穂信
2000年の高校生、神山高校の折木奉太郎。
姉からの手紙で、古典部に入部する。
古典部ってなんだ!初めて聞いた。
省エネ主義の彼は、
「やらなくてもいいことなら、やらない。
やらなければいけないことなら手短に」
をモットーに高校生活を送る。
省エネ主義って言うのがなんとも2000年で面白い。
そして、古典部の4人は携帯電話を持たない。
というより、2000年は、まだ、
高校生が携帯電話を持つような頃ではなかったのだ。
いいなぁ、これ。
アニメ先行で見てからの小説。
アニメも面白いけれど、小説ももちろん面白い。
もの凄く微妙なところが、
アニメではに変えられていたりするけれど。
アニメでは、えるちゃんのお家で、
奉太郎はトイレに行くとき
家の中で道に迷うのだけれど、それがなかったり、
小説では、壁新聞部の遠垣内クンの話では、
里志は出てこないけれど、
アニメでは、強烈な全身着ぐるみのひまわりの格好で登場したり。。
とにかく、どちらも楽しんでいる。
これは是非、続きを・・思ったら、
予約をうっかりチェックし忘れて
3巻が先に図書館からきてしまった。どうしようかな。
アニメで英語の筆記体をみて
「なんで、ホータローは筆記体なの?」と娘が言った。
そうなんだよねぇ、
うちの子ども達は筆記体をきちんと習っていない。
ブロック体のみである。
ちなみに二人とも公立。
2000年の高校生は筆記体だったのかしら?
私が、「筆記体書けるよ」と言うと、
「すごーい、かっこいい~」と娘に褒められた。
褒められた、と思う。
たかだか、10年ほど前に書かれた話なのに
世の中の流れって早いなぁ。
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