「青空の卵」 坂木 司
息子がいい本だと言ったので、私が読んだ「もしドラ」と交換する。
彼の好きそうな話であった。
引きこもり、というか、引きこもり気味な青年と
彼と友達になりたかった青年の
ちょっとした推理の話。
引きこもり気味っていうのがポイント。
人は案外、
心がぎりぎりの崖っぷちで生きている人は多いと思う。
なので引きこもり気味の鳥井青年は
特別なようで、人の中に必ず存在する部分でもある。
気の強そうな女性も、粋な老人も、
素直な子どもも、登場人物はみないそうな人だ。
楽しく読んだ。
坂木くんと鳥井くんが大人になるのを
見届けたいような気持ちになった。
大人になることを考え、
幸せになることを考え、
子供であったときのことを考え、
親であることを考える。
ナイスチョイス面白かったよ、息子。
ありがとう。
「もしドラ」は彼にとっては
いろんな話をつなぎ合わせた、
久々の「クソ面白くない本」、であったらしい。
解説本だからね。。。あれ。