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moon

「教誨」柚月裕子 2023-80

「教誨」柚月裕子

何とも重くて、虚しくて、
救われない話だった。

母の千代子も、
はじかれて、いじめられて生きた響子も
しがみつくように取りすがったその場所は
故郷と言えるのだろうか

帰りたい場所なんだろうか。
帰りたかったんだなと思うときついな。

幼女二人の命が救われる道は
なかったのだろうか。

犯罪者を作ったのは誰だったのだろうか。

読み終わって、本当にあった事件と知って
思い出した。
そうか、あの事件か。
記憶にあった。


≪あらすじ Amazonより引用≫
幼女二人を殺害した女性死刑囚が最期に遺した言葉――
「約束は守ったよ、褒めて」

吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、
刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。
響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。
香純は、響子の遺骨を三原家の墓におさめてもらうため、
菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。
香純は、響子が最期に遺した言葉の真意を探るため、事件を知る関係者と面会を重ねてゆく。


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