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moon

通勤読書 37

                  「KAGEROU」 斎藤 智裕

話題の小説。家にあったので読んだ。

先入観を持たずに読むことがこれほどに難しいとは・・・

感想は、

面白くないことはない。
処女小説としてはよくできているのだと思う。
ただ、何年も出していなかった賞に匹敵するような
センセーショナルな題材でもなく、
唸らせる言葉遣いでもなく、
何年に1度の逸材だ!とは正直思わない。
ざーっと、2時間もあれば完読できる軽い読み物である。
ま、私ごときの感想なんでね。

きっと、ドラマにすると面白いのではないでしょうか。

ただ、これはいただけないと感じたのは、
最後に誤植があるのだ。


これ、紙を貼って修正してある。
残念だ。
訂正するのに、どれだけの費用がかかるのかは知らないけれど、
印刷しなおせばよかったのに。
賞金の2千万円も使えばよかったじゃないか。
完全じゃない形で書物を売りにだすなんて。
紙貼ってある本買うよりも、手元に入るのが遅れる方がずっといい。

何よりも、この小説が大事にされていないように感じる。
作者はこれで、よかったんだろうか。
自分の書いた初めての本なのに、こんな扱いでよかったんだろうか。
君は納得なのか。彼の手元には誤植じゃないものが送られるからいいのだろうか。


それがプロの仕事か。
読者を馬鹿にしちゃいけない





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