「KAGEROU」 斎藤 智裕
話題の小説。家にあったので読んだ。
先入観を持たずに読むことがこれほどに難しいとは・・・
感想は、
面白くないことはない。
処女小説としてはよくできているのだと思う。
ただ、何年も出していなかった賞に匹敵するような
センセーショナルな題材でもなく、
唸らせる言葉遣いでもなく、
何年に1度の逸材だ!とは正直思わない。
ざーっと、2時間もあれば完読できる軽い読み物である。
ま、私ごときの感想なんでね。
きっと、ドラマにすると面白いのではないでしょうか。
ただ、これはいただけないと感じたのは、
最後に誤植があるのだ。
これ、紙を貼って修正してある。
残念だ。
訂正するのに、どれだけの費用がかかるのかは知らないけれど、
印刷しなおせばよかったのに。
賞金の2千万円も使えばよかったじゃないか。
完全じゃない形で書物を売りにだすなんて。
紙貼ってある本買うよりも、手元に入るのが遅れる方がずっといい。
何よりも、この小説が大事にされていないように感じる。
作者はこれで、よかったんだろうか。
自分の書いた初めての本なのに、こんな扱いでよかったんだろうか。
君は納得なのか。彼の手元には誤植じゃないものが送られるからいいのだろうか。
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