「その日まで~紅雲町珈琲屋こよみ 」吉永南央
「紅雲町のお草さん」第二弾。
今回は、ちょっとほのぼのが少なくて
最後はドロドロで、しかも決着つかず。
ちょっと残念。
気持ちよく終わりたい感じが残ってしまった。
気持ちよく終わるのは次作かな。
高齢になるということは、
まだ私には、ある程度の想像ができる以外は
未知の世界で、でも、生きていれば必ずやってくる年代。
40代になれば、なんとなく自分の生きてきた道も
これからも、予想の付く範囲内になっていく。
お草さんの魅力は
生きてきた道を、前向きに、後悔せずに
いつも、すっきり生きている。
ということではなくて、
後悔して引きずって、抱えて、泣きながら
それでも一生懸命前を向こうとするから
優しい、そういうところかなぁと思う。
お草さんのようなおばあちゃんに憧れるけれど、
私にはまだまだ、もがき方がたりないようで・・・