「同姓同名」下村敦史読友さんのレビューがどれも興味深くて手に取ってみた。
初読みの作家さんでした。
世間を震撼させた幼女惨殺の犯人は未成年。
本来、少年Aであるはずが名前が晒された。
その名前が自分と同姓同名だったら。。。
確かに犯人と同姓同名っていうのは
いい気持ちじゃないよなぁ。
しかし、こんがらがったぁ、もう少年A、少年Bみたいに
A・Bっていうのを名前の後ろに付けてほしい
くらいに同姓同名がでてきた。
今の時代だなぁと思うのはSNSが情報源ってところ。
SNSに容赦なく即反応する顔の見えない人たちの凶暴な言葉は怖い。
いつでも誰でも加害者になる危うさも怖かった。
そして、
最後の最後まで油断ならない仕掛けで
すっかり騙されて読了。
楽しめました。
(「BOOK」データベースより)
大山正紀はプロサッカー選手を目指す高校生。
いつかスタジアムに自分の名が轟くのを夢見て練習に励んでいた。
そんな中、日本中が悲しみと怒りに駆られた女児惨殺事件の犯人が捕まった。
週刊誌が暴露した名は「大山正紀」。報道後、不幸にも殺人犯と同姓同名となってしまった
“名もなき”大山正紀たちの人生に影が落ちる。そして7年後、
刑期を終え大山正紀が世に放たれた。
どんでん返しどころじゃない!前代未聞のノンストップミステリ。