アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

鉄の造形作品(feel清里現代彫刻展2012)

2012年10月29日 | 造形作品

feel清里現代彫刻展2012に出展した作品です。
植物の蔓からイメージした造形は植物全体をイメージしたもので赤い色は変異を表しています。
自然界では植物は気候の変動などにより危険な信号を出しています。
松枯れやナラ枯れなどもそうです。
更に目に見えない放射能による汚染など・・。
そんな植物に大きなストレスを受け痛んでいる様子を赤い色で表現しました。
ただ一方で赤い色はカッコイイ,カワイイと言う印象も強い。
見る人の置かれた精神の状況で印象が変わる事もこの赤い色にした理由です。
単純に芝の緑に赤い作品が映えてきれい・・見る人はそう思ってくれるだけでもいいと思います。
鉄の素材感を大切に作品づくりをして来たので赤い塗装を施すには勇気がいりました。
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錆びた鉄のオブジェ

2012年10月14日 | 造形作品

鉄線を使用して作る蔓のイメージの造形作品も点数が増えてきました。
最近になって自分のイメージが作品に投影されるようになってきました。

この作品は直径10センチほどの球状で錆びが出ています。
イメージどおりに表現できましたがそれが故にタイトルがつきません。
どのように見てもらいたいか・・それをゆだねる時にはタイトルは時として邪魔になってしまうことがあります。
まだ迷いの中にいるのかな~。
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鉄の造形作品

2012年10月12日 | 造形作品

家族をイメージした作品
「3つのトンガリ」
ギャラリー温々 個展より
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アイアンオブジェ(個展・2012より)

2012年08月09日 | 造形作品
先日まで埼玉のギャラリー温々での個展で展示した作品です。
これまで小作品でしか作っていなかったKARAKUSAの作品をスタンド型の作品にしてみました。

[KARAKUSA]2012
今回のギャラリーは石の床に土壁なので製作後表面処理をしていないい状態で展示しました。
部分的に錆が出始めていますが鉄の自然な感じがこの空間に合っていました。
ただ置く場所が変わればそこの空間,イメージに左右されながらもちゃんと存在感を出してくれる作品です。

[KARAKUSA]2012
植物の蔓からイメージを膨らませた作品です。
影も一緒に楽しんで頂けました。
高さは1M60~70cmです。
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エスキース展から

2012年07月14日 | 造形作品

野外に設置するための模型作品です。
公募された作品の中から選ばれた作品は実際に制作し街なかに設置されます。
今回は残念ながらエスキースとしての入選でした。
実際には高さ2メートルになる予定でした。
この作品は高さ50センチです。
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作品「あっちこっち」のための模型

2012年03月30日 | 造形作品

「あっちこっち」エスキース
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空間のための作品(feel)

2012年03月12日 | 造形作品
毎年清里で開催するfeel清里現代彫刻展の今年のミーティングがあった。
この展覧会は清里フォトアートミュージアムの建築空間に触発されその空間のために作品を製作展示する展覧会です。
作家が空間と対話するところから始まる。
この美術館の敷地には作家にとって魅力的な、創作意欲をかき立てられる空間が多く潜んでいる。
私はその空間と数年間向き合い作品を作ることを楽しんでいます。

この空間は大きな分厚いコンクリートの壁と壁の間にできたスリット。
光や風がその隙間を通り抜ける。
南側の空間は光にあふれ北側の空間からは逆光になり影と光のコントラストが強い。
2010年の作品:球体をスリットのそこに置くことで垂直のスリットの形と対比する作品。逆光を意識して球体の中にも光と影を作るようにした。


2011年の作品:空間に線で描いたようなイメージで空が背景になるように高さを意識した。風により作品は揺れる。


今年はどの空間に作品を設置するか、対話を始める。

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影も形も(おしゃべりなアート展2011)

2011年11月19日 | 造形作品

影も形も
素材:鉄

影も形も
素材:鉄、自然石

おしゃべりなアート展2011(銀座ギャラリー悠玄)
出展作品
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[HINOMARU] 非戦の想像力展2011

2011年08月07日 | 造形作品

非戦の想像力展2011に出展した作品です。

国旗をテーマに今までもいくつか作品を創って来ましたが
今回は「日の丸」をテーマにしました。

今年の3月11日の震災以降、世界中から日本に向けてメッセージが送られて来ました。
インターネットを通じてその画像や動画には日の丸を掲げる世界中の人々を見ることが出来た。
そこに写る日の丸は日本を心配し勇気づけるために描かれていた。
それは私が今まで見て感じて来た日の丸とは明らかに違うものだった。
私の中に2つの違うイメージの日の丸が同居する様になった。
「日の丸」と[HINOMARU]

今まで一つの視点で見ていた平面の日の丸が違う角度からも見える立体の日の丸を創ってみた。
赤い球体と長方形に敷き詰めた白い小石。
それぞれ何に見えるだろうか。
想像力が何処に向うか、それを問いかけてみたい。


コメント (2)
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message jyoumon

2011年07月29日 | 造形作品
21世紀の縄文人展に出展する作品です。
縄文土器の文様や石組みなどを見ていると太古からのメッセージのように感じることがあります。
縄文人の方がきっと私たちより感性が優れ、自然と共生して生きていく術を知っているに違いない。
その時代がおよそ1万年も続いたことがその証です。
そんな縄文人が残した遺跡のなかに私たちへのメッセージがあるとしたら興味深い。
そしてそのメッセージに返信するオブジェをテーマに制作しました。
縄文時代が終わりを迎えてからたった3千年ほど。
その間にメッセージの主流はメールとなった。
進歩している様だがそれまででは考えられない「文字化け」という解読不明な現象まで作り出した。
太古からのメッセージ縄文と、現代の解読不明なメッセージ文字化けを円盤に乗せ石のアンテナを持つパラボラが時間を超え送受信する装置それがこの作品です。

素材:鉄、石,粘土

21世紀の縄文人展
2011年8月2日~28日
9:00~17:00月曜休館
北杜市考古資料館

8月2日(火)13時~、28日(日)14時~ ギャラリートークを開催します。
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