アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

半農半芸術(田んぼの苗床)

2011年04月16日 | 農とアート
「半農半X」という言葉があります。
「農的暮らし」という言葉も雑誌のタイトルなどでもよく見かけます。
私の生活は「アート」「クラフト」「農」の主に3つの仕事を軸にしています。
農作業の忙しいときや個展前、注文の仕事の多い時などその時々によって3つのバランスが変わります。
「半農半芸術」という事になるのでしょうか。

私が米づくりを始めたのは1999年、今から12年前の事です。
全く農業に関心のなかった私が出会った自然農の畑と田んぼ。
その様にヒトメボレをして「こんな畑をつくりたい」そう思い立ったのがはじまりです。
自然農の畑は野菜などの作物と草花、虫たちが共生しあう楽園のようなスペース。
まさかこんな畑があるなんて・・自分でもつくってみたい・・作家の創作意欲が一気に自然農の畑づくりに向ったのです。
畑を始めた動機が「作物を作りたい」ではなく「自然農の畑をつくりたい」と言うものなので作物が取れなくても全然平気なのです。
これは自然と人間が共生してつくるアースワーク、ランドアート、そんな想いで没頭しました。

今年13回目の米づくりが始まります。
このブログでもそんなアートのような自然農を時々紹介していきたいと思います。

それからお知らせですが、八ケ岳で自然農やスローライフの体験ステイとツーリズムを提供している「野風草」さんのワークショップでアートワークのワークショップをさせて頂きます。
畑仕事と山歩きとアートワークを組み合わせた『野生塾」というプログラムです。
半農半芸術の暮らしを味わってみたい方は是非御参加下さい。詳細は野風草のホームページでご確認下さい。


今回は自然農のお米の苗床づくりを紹介します。

田んぼに出現した長方形の苗床。表土を削り取り土を裸にします。

裸の土の上に籾を巻きます。命の塊です。

土をかぶせ、薫炭をかぶせ、藁で保温をします。自然農では決して土を裸のままにしない様にします。
そして田植えまでは水を入れずに苗を育てます。

私たちの田んぼの全景です。正面の林の向こうに八ケ岳が見えます。
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