アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

八ケ岳の作家による HOUSES ~ A dialogue in the forest ~展

2014年05月15日 | 展覧会
LANDART with LENE 2014 HOUSES リーネ・ディゲットによるランドアート展vol.2が小淵沢にある中村キース・ヘリング美術館 杜のアプローチにて2014年5月12日~5月18日まで開催されています。

「ランドアート」とはその土地の自然環境すべてからインスピレーションを受け、自然と対話しながら大地の上に構築するアートのことで五感をフルに働かせながら制作していきます。

このランドアート展にタイアップする形で 
八ケ岳の作家による HOUSES ~ A dialogue in the forest ~ 展 が同期間に開催されています。

私もこの展覧会に作品を展示しています。

HOUSES、dialogue、杜のアプローチ、鉄の造形作品 
このキーワードから自分の作品をベースにして杜の木々を使って巣作りをする事にしました。

まずは今回のベースとなる作品の設置です。
この作品はアトリエ横の林の中に置いてあり年間を通してその様子を見ている作品です。


この作品に周囲に落ちている小枝をまとわせて巣作りをはじめます。1日目の様子


徐々に作品全体を枝が覆ってきました。3日目の様子


杜を歩き回り小枝を拾っているとこの作品を点にして自分が面で動き回っている様子がおもしろくなってきました。
もう一つ作品を置く事で点を2つにしてみようと思い急きょベースになる鉄の作品を枝の間に設置しました。
そしてそこにも枝を組んでいきます。


この作品は回りの枝も巻き込みながら一体化させていきます。



まだあと4日間。
この2つの点(作品)を結んで線にしてみようと考えています。

アトリエから
アトリエを飛び出しての制作ですが
巣作りの行為は時間を忘れ集中。
何時間もこの杜全体に足跡が残る様に歩き回っていると風や光や鳥のさえずり、湿気、乾燥、鹿の糞、・・・・
アートを通して杜と対話をする。
多くの人にも味わってもらいたい経験です。


そして、つづきです。

2カ所の作品を線で繋ぎました。
杜にたくさん落ちている松ぼっくりを並べて・・・・

なんだか作品が移動した足跡みたいにも見えます。





まっすぐに並べるとその場所の起伏がよく分かるんだな~と、発見です。

この線は松ぼっくりが一面に落ちていた地面へと繋がっていきます。






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