風がヴギウギ

自由気ままな風の様に毎日を切り取っていく

じじいの田舎ヴギ・・・ 魂ぬき/仏壇

2023年03月10日 | 曾良庵ヴギ

昨日 100年位続いたと思う 仏壇を処分しました

魂ぬきって言うんですよね

一時間前に行って 最後の線香を立て 線香のにおいが残る部屋で

仏具を整理しました

仏具の処理は 顔見知りの葬儀屋さんに

ご神体の魂ぬきは 町会のお寺さんで・・・

何もなくなった 部屋は がらんとして

まさか 仏壇がなくなる日が来るとは・・・

これも じじいの仕事です 

隠居部屋に こじんまりと祭壇を・・・

婆ちゃんが移ってから毎日 過去帳をめくりに行って拝んでましたが

明日からは 自宅でやることになります

「故郷未だ忘れ難く」

東へ走る夜汽車の音に ついつい誘われ家を出て 

気付いてみたら一人ぼっちで 見知らぬ街にいた 

夢のようの流れる月日に 追われ追われて半年すぎ 

街の風にもなんとか慣れた ひとりすましていたが 

心の中迄 吹き込む風が 思い出の風鈴ゆらします 

故郷未だ忘れ難く 

酒さえ飲まなきゃやさしい親父 

故郷未だ忘れ難く 

殴られた痛みも忘れました 

雨の降る日にとどいた手紙 久しぶりのあなたから 

忘れかけた人だからと 懐かしさだけで読みだすと 

三年たったら帰って来てね インクの文字がにじんでいます 

故郷未だ忘れ難く 

俺のことなどわすれておくれ 

故郷未だ忘れ難く

手紙を抱きしめ泣きました

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じじいの古写真ヴギ・・・  えっ!/ルーズベルト

2023年03月05日 | 曾良庵ヴギ

婆ちゃん宅で見つけた ふるううううううい写真

明治時代に祖父がアメリカに行ってた時の写真が沢山出てきました

見たこともないし 面白い写真ばかりです

その中の一つに 何やら パレ-ドの風景が・・・

右のパレ-ドの台車側面に THE OLD OREGON

右に葉 SELLWOODの文字が見えます

ここから

オレゴン州ポ-トランド セルウッドでの祭だと解り

調べると ポートランドは薔薇が有名で

 ポートランドのローズフェスティバルの風景だと思います

更に 車に乗って笑顔を振りまく人

意味なく撮ることなんてないよねって 調べたら

アメリカ大統領 ルーズベルト氏でした

何もないような 古い写真でも 調べると色々面白いです

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じじいの曾良菴ヴギ・・・ 中塚一碧楼

2023年01月24日 | 曾良庵ヴギ

今日は 婆ちゃん宅から 一部

掛け軸と俳句の短冊を持ってきた

一番右は 信濃の国の歌の掛け軸

これは見たことがあったが 他は見たことがありませんでした

一番上に載ってる 俳句が書いてある物は

中がジャバラの歌集になっていて

外は 白樺の皮を貼った所に 俳句がかかれています

中は 色違いの紙に俳句がかかれています

一碧楼は 1940年日本俳句作家協会が設立されとき 常任理事に就任

後の日本文学報国会俳句部会にも常任理事として残った

 

読めない文字は ■

泡盛■ 酔えば いちにんの 肩先を突き 一碧楼

露が屋根を ■がるる この朝に わが國 一碧楼

掛け軸

雪?にすがる心

村冷ゆる日 湖べりをゆく *諏訪湖かな?

じじいは俳句はやらないので 難しいですが

言えには たくさんの俳句や歌集が残ってるんです

まあ じじいの代が終われば責任は終わるかなって・・・ね

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自然の絵・・・

2021年05月31日 | 曾良庵ヴギ

以前にも 隠居部屋の壁に自然が描いた墨絵が出来ましたが

昨日 いつもとは違う場所に 自然の絵が出来ました

この角に出来たのは初めて

丁度 じいちゃんが焼いた家の陶器にかかって

このコ-ナ-全体が 絵になったようでした

ガラスを通してるので 2重の額縁になってるようで

花などの濃淡が微妙にきいてます 

こちらは 欄間の影が映し出す 隠れ帆船

この影も 光の屈折が生み出すので いつもは見れません

欄間は 富士山と帆船

田舎の居間に2枚飾ってあったものですが

1枚は反りがあって 倉庫に仕舞いこんでいます

この歳だから 昔の物にかこまれると ホッとします

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じじいの謎解き・・・ 篆刻壁掛け・・・2

2020年09月25日 | 曾良庵ヴギ

庭仕事の畑仕事も出来ない時は 爺さんの篆書彫り物の謎解き

奇妙な五文字

並びは 「松 花 伴 鶴 飛」

松と花は流石に読めなかった!難しすぎだなぁ

しょうかつるにともなってとぶ

松の花が 枝にとまった鶴の脚にくっつき

鶴と一緒に知らない土地まで運ばれ

その土地で芽を出し根をはる

茶道の12月の禅語に出てくる言葉

 

鍋の蓋に彫った作品でした

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