風がヴギウギ

自由気ままな風の様に毎日を切り取っていく

じじいの唄声ヴギ・・・  歌集/日本チャチャチャ❗

2022年12月02日 | 自作本

まずは 日本チャチャチャ

グループ突破おめでとう🎁🎂

本物だぁ😆

昨日の午後

サロンで使う 歌集のVOL2を作りました

全部で22P

タ-ゲットは 70代のさろん参加者

前回 2曲みんなで歌って なんとなくスッキリしたので

今回も歌いたいとおもい作り変えました

これから大変なのは

全てのコード表を探して 自分の歌集に書き込まないといけません

絶対音感があるわけじゃないので とにかくコードは必須です

なんとか 12/8までには作り終えないと

ダメなら わかった曲を歌ってもらいます

歌集のは 「二人は若い」や「いつでも夢を」を入れました

丁度 女性と男性がさろんにいるので

掛け合いをしようかなんて・・・

どうせだから 楽しまないと・・・

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親父の自作本・・・青春の詩<耳鳴り>11

2020年11月14日 | 自作本

<朝>

光線の飛沫に濡れ

サファイアの匂ひの氾濫する大地

ああ その上に

ニヒルの花が咲くことを

誰が知らう

昭和21年6月27日

ニヒル=虚無的・ 冷たく醒めていて、暗い影のあるさま

 

<紫陽花>

蒼ざめた 小さな唇

むなしく 涙を湛へる瞳

うごかない空気の燃える

午後の庭隅

昭和21年6月3日

 

青春の詩

1999年5月5日作成

製本番号 2/2

1は親父が持っていたと思える

いずれしても 他の自作本とは違い2冊しか製本をしていない

今回で 青春の詩は終わりです

又 改めて自作本を見て掲載できる内容があれば載せたいと思います

今まで載せた内容を通し

親父という存在が 自分の考えていたものと違ったり

離れて暮らしていたことで

話しも出来なかった思いが湧いたり

不思議が気持ちになりました

載せる事 内容をタイプすることで

親父を確認しているようです

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親父の自作本・・・青春の詩<耳鳴り>10

2020年11月13日 | 自作本

<望郷>  3

5

その夢も 破れ果てぬ

その声も 消え果てぬ

とりもどす よすがもなし

甲斐なしや

この 想

いまひとたび

見よや このまなこ

あたたかき 家の灯

開けや このみみ

きよらけき せせらぎの音

 

甲斐なし=どうにもならない・ききめがない・むだである

6

まこと ふるさとは いかがなりしや

問ふよしもなし

ふるさとは 遠ければ

思ひやる

よすがもなし

あはれ 国危なくして 何のふるさと

あはれ 国勝たずして 何のふるさと

昭和20年8月13日

 

国・・・日本の勝ち負けが

思い願う ふるさとの存在価値さえ変えてしまう

日々のすさんだ心も

故郷を思うことで癒されるものの

その 故郷のために受け入れていた時代もある

語れない思い出もある

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親父の自作本・・・青春の詩<耳鳴り>9

2020年11月12日 | 自作本

<望郷> 2

3

いつの日か 光はくるらん 暗き世

星霜を重ね重ねて

血みどろに戦ひて来し日々

 

白雲は 湧きつ 消えつ

高まりつ くづれつ

うれたし

光る夏空

むなしや

夜もすがら灯らぬ街

星霜(せいそう)=としつき・年月・歳月

うれたし(慨し)=憎らしい・いまいましい・嘆かわしい

夜もすがら=終夜(よもすがら)一晩中・夜どおし・よすがら

4

まこと ふるさとは いかがなりしや

風の声 星のささやき

土くれのほのかな匂ひ

まどろみて

うつろなる夢

 

小鳥なく藪蔭 水音のして

たまゆら

虹の浮橋

 

いかがなりしや=どうなるのだろう

たまゆら(玉響)=少しの間・ほんのしばらく

-明日へ続く-

 

※戦争の傷跡か 明かりは乏しく

空の星が 光っている

故郷の行く末を考えているのであろうか

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親父の自作本・・・青春の詩<耳鳴り>7

2020年11月10日 | 自作本

<故郷にてよめる> 2

しかし今 初秋の山々に対する時

私は惨めに疲れ果てた私の心に涙する

一本の草 一塊の土くれ程にも

純粋になれはしない

さう思ふと 淋しさがこみ上げてくる

栗の毯の青さ 薄の光

赤土の匂ひ

山鳩の羽搏き

蟻の営み・・・ ・・・

私の周りに時間は無限に流れて行った

故郷・・・ ・・・ ・・・ この言葉の喜びを

高らかに歌ひたかった

さうだ私は現実のこの動かない風景を

そして思い出を愛する

友は言った

それは感傷主義に過ぎないよ

私は つぶやいた

しかし過去は 俺のものだ

そして思い出こそ 俺のものだ

涙がほろほろ頬を伝はった

1944年9月末某日

 

懐古主義と感傷主義

懐古主義=昔を懐かしみ、その当時を肯定する考え方

感傷主義=センチメンタリズムいたずらに感傷におぼれる心理的傾向・態度

夢と現実なのか

未来はどうあろうと

生きてきた 道筋は自分の物なのでしょう

昔 親父が高村光太郎の「道程」を僕にくれた

僕の前に道はない

僕の後ろに道は出来る

ああ 自然よ 父よ

僕を 一人立ちにさせた 広大な父よ

僕から 目を離さないで守る事をせよ

常に 父の気魄を僕に充たせよ

この遠い道程のため

この遠い道程のため

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする