婆ちゃんの箪笥を整理していたら
小さな小箱が出てきました
開けてみると そこには 僕のへその緒が・・・
バアバもそうですが 自分の子どものへその緒は大切にしまってあるんですね
でも 驚いたのは 底にあったのは
何と ひでジイのへその緒 100年前のへその緒です
梅干しだったら 相当高いはず・・・
<*でも へその緒 オレゴン州ポートランド産
ひでジイは 本当に珍しい 帰国子女なんです>
ひでジイへその緒は 母親:直江さんから引き継いで婆ちゃんが持ってたなんて
なんか 歴史って言うか ロマンを感じます
日本人らしい
140cm 39kg
婆ちゃんは 一回りも 二回りも小さくなった
いつまでも 幸せであってほしい
100年受け継いだ へその緒と共に・・・
「無縁坂」
母がまだ若い頃 僕の手をひいて
この坂を登る度 いつもため息をついた
ため息つけば それで済む 後だけは見ちゃだめと
笑ってた白い手は とてもやわらかだった
運がいいとか 悪いとか 人は時々 口にするけど
そうゆうことって確かにあると あなたを見ててそう思う
忍ぶ 不忍 無縁坂 かみしめる様な
ささやかな 僕の母の人生
いつかしら僕よりも 母は小さくなった
知らぬまに白い手は とても小さくなった
母はすべてを暦に刻んで 流して来たんだろう
悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに
運がいいとか 悪いとか 人は時々 口にするけど
めぐる暦は季節の中で 漂い乍ら過ぎてゆく
忍ぶ 不忍 無縁坂
かみしめる様な ささやかな 僕の母の人生
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