ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【またも糖質制限食】難波先生より

2012-05-18 12:51:44 | 難波紘二先生
Y先生からお葉書を頂いた。北里研究所病院糖尿病センター長、山田悟「糖質制限食のススメ:その医学的根拠と指針」(東洋経済、¥1470)という本が出たそうだ。さっそく買ってどの程度、理論的説明がなされているか読んでみたい。Y先生どうも有難うございました。
 どうやら「糖質制限食」はブームになりそうな感じがする。


 最近、がんの悪性化に関する理論が変わりつつある。従来のようにがん細胞が単独で悪性度を高めて、浸潤・転移するのではなく、血液(さらにたどれば骨髄)由来のマクロファージが上皮細胞に癒合して、悪性情報を伝達しているというのである。これが「上皮=間葉移行説」である。
 がんが近年著しく増加してきて、国民の2人に1人がかかり、4人に1人ががんで死亡するようになった。一般には高齢化のせいだといわれるが、もう一つ別の要因があるような感じがする。


 がん細胞と正常細胞の最大の違いは、前者は酸素呼吸がほとんどできないで、糖質を無酸素的に分解することでエネルギーを得ていることだ。後者は酸素呼吸により、タンパク質や脂肪を分解してエネルギーをえることができる。つまり「糖質制限食」でも生きてゆける。


 糖質を多量にとることは、肥満や糖尿病の原因になるだけでなく、出来たがん細胞を成長させるのに大いに貢献しているのではないか。つまり糖尿病の増加とがんの増加はパラレルの関係になっているのではなかろうか。バカな疫学者はすぐに「糖尿病ががんの原因」と言いかねないが、両者の間には因果関係はない。共通の因子として「糖質の過剰」があるだけである。


 もっとも、これはまだ「作業仮説」の段階なので、信じてもらっても困る。


 4月10日に買った宝焼酎甲類25度1.8リットルのパックが今夜やっと空になった。800円で一ヶ月保ったのだから、安いものだ。今週の初めに次の焼酎を買いに行ったら、宝はなくて他のメーカーが同じようなものを出していた。ラベルに「糖質ゼロ、エネルギー140KCal/100ml」と表示がある甲類の焼酎で、それを買ってきた。
 毎晩30mlを4:6に希釈して梅漬けを一個入れて、電子レンジでかんをして飲んでいる。ほろよい気分になって、気持ちがやわらぐ。


 もうコメの味もパン味もうどんやラーメンの味も忘れてしまった。

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