ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【マッチポンプ】=「朝鮮日報」の朴槿恵「空白の7時間」報道について/難波先生より

2016-12-14 19:01:49 | 難波紘二先生
【無断転載禁止。必ず執筆者の許可を得て転載してください】

【マッチポンプ】=「朝鮮日報」の朴槿恵「空白の7時間」報道について

 朴槿恵大統領の「浮気」による「空白の7時間」を最初に報じた「朝鮮日報」がこう書いている。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/03/2014100301041.html?ent_rank_news
 そもそもの始まりは加藤産経ソウル支局長が「朝鮮日報」など韓国メディアの報道を元に書いた日本語記事を、ハングル版ネットの「ニュースプロ」というところが無断で、翻訳掲載したもの。
 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/09/2014100900576.html?ent_rank_news
 元記事を配信した朝鮮日報などの新聞や余分なコメントを付けて翻訳した記者の責任は問わないで、産経だけを狙い撃ちにするのはおかしいと思う。
 今になって「毎日」が「産経記者を処分してはならない」といっているのがおかしい。これを「マッチポンプ」という。「朝鮮日報」の報道によると問題の記事は<加藤前支局長の記事で問題の部分は大きく3つある。「4月16日、朴大統領が日中、7時間にわたって所在不明となっていたとする『ファクト』が飛び出し、政権の混迷ぶりが際立つ事態となっている」、「証券街の関係筋によれば、それは朴大統領と男性の関係に関するものだ。相手は大統領の母体、セヌリ党の元側近で当時は妻帯者だったという」、「『朴氏との緊密な関係が噂になったのは、チョン氏ではなく、その岳父のチェ牧師の方だ』と明かす政界筋もいて、話は単純ではない」>というものだ。
 この程度のゴシップ記事が何で問題になるのだろう。「有名税」ではないか。 日本の「文藝春秋」は田中角栄の「へそから下の秘密」を暴いて、内閣総辞職をもたらしたではないか。

 産経は<「日本の報道機関が日本の読者に向けて、日本語で執筆した記事を韓国が国内法で処罰することが許されるのか?>と社長が抗議声明を発表したそうだ。
http://japanese.joins.com/article/098/191098.html?servcode=A00§code=A10
 もともとセウォル号沈没の時に、大統領が7時間にわたり行方不明になっていた、と書き立てたのは韓国の新聞だ。それを元に「ソウル支局」が日本語記事を送り、それがハングルに翻訳紹介された。 たとえれば、ニューヨークタイムズが「産経」の反米記事を英語にしてアメリカに送ったら、産経の記者がFBIに逮捕されるような話だ。
 まあ、これで「韓国は法治社会でなく、情治社会である」という「産経」黒田勝弘記者の説を実証したことになる。法は権力者を守るためにあるのが韓国だ。「事大主義」というのは、対中国外交だけでなく、韓国社会の隅々までしみこんでいる骨肉の文化だと思う。
 『朝鮮短篇小説集(上・下)』(岩波文庫)の金唐仁「笞刑」(1922)、「甘蔗」(1925)、愈鎮午「金講師とT教授」(1935)という小説を読んでがっかりした。魯迅の「阿Q正伝」にはまだ愚劣な中国人を描いて、読者に悟らせるところがあるが、この三つは愚劣な朝鮮人の「自然主義的な描写」でしかない。
 つまりこれらの人物は今の韓国にも生きているということだ。
 英王室なんか、王女のヌード写真を盗撮されても、告訴なんてしない。騒げばバカにされると知っているからだ。私はパク・クネ(朴槿恵)が残り任期をまっとうできるか、大いに疑問だと思う。バカな国のバカな大統領、ということになりはしないか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【一面コラム=10/10各紙の「... | トップ | 12月14日(水)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

難波紘二先生」カテゴリの最新記事