【続コラム】2/18の「産経抄」がトクヴィルの「アンシアン・レジームとフランス革命」を取りあげている。精神分裂病の患者なら「私の脳が読まれている」と言い出しかねないところだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130218/chn13021803240000-n1.htm
産経抄がよいのは1行の字数が多く、全体の文字数も多いから、述べていることの出典を挙げられる点だ。
『旧体制と大革命』というタイトルで、ちくま学芸文庫に小山勉訳があるとは知らなかった。朝食をとりながら新聞を読んでいると、小谷野敦『日本人のための世界史入門』(新潮選書)がAMAZONから届いた。定価780円なのに、送料無料でダンボール箱に入っている。いったいどうやって儲けるのかと思う。
さっそく、第四章「フランス革命と十九世紀」に眼を通す。この本はよくできていて、1頁に2冊くらい、関連図書(歴史、伝記、小説など)や映画名があげてあり、普通の歴史書と違い、楽しく読める。小谷野はある種のストーリーテラーだ。相変わらず紫煙をくゆらせている写真がカバーに載っている。
この本のおかげでフランス革命については、遅塚忠躬『フランス革命』(岩波ジュニア新書)という名著があるのを知った。
トクヴィルは出てこないし、『旧体制と大革命』を小谷野は読んでいないらしい。
産経抄を切り抜いて、書庫にもって行き「ちくま文庫、ちくま学芸文庫・解説目録」(2005)と対比したら、本文P.154には載っているのに、書名索引、著者索引ともに落ちていた。PR本とはいえ、こういう杜撰な索引作りは困る。
書名にせめて「フランス革命」を入れていたら、AMAZONの書名検索にひっかかり、もっと早く見つけられていたのに。
よいコラムというものは、必ず読者に読む楽しみを与え、何か新しい知識を与えてくれるものだ。「天風録」は読むに値しない。この条件を満たしていないからだ。
「中国内部崩壊」がからんでいるかと思うと、ついAMAZONに、フランス革命関連書を10冊ばかりを発注してしまった。
松山行きの旅費が本代に化けた。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130218/chn13021803240000-n1.htm
産経抄がよいのは1行の字数が多く、全体の文字数も多いから、述べていることの出典を挙げられる点だ。
『旧体制と大革命』というタイトルで、ちくま学芸文庫に小山勉訳があるとは知らなかった。朝食をとりながら新聞を読んでいると、小谷野敦『日本人のための世界史入門』(新潮選書)がAMAZONから届いた。定価780円なのに、送料無料でダンボール箱に入っている。いったいどうやって儲けるのかと思う。
さっそく、第四章「フランス革命と十九世紀」に眼を通す。この本はよくできていて、1頁に2冊くらい、関連図書(歴史、伝記、小説など)や映画名があげてあり、普通の歴史書と違い、楽しく読める。小谷野はある種のストーリーテラーだ。相変わらず紫煙をくゆらせている写真がカバーに載っている。
この本のおかげでフランス革命については、遅塚忠躬『フランス革命』(岩波ジュニア新書)という名著があるのを知った。
トクヴィルは出てこないし、『旧体制と大革命』を小谷野は読んでいないらしい。
産経抄を切り抜いて、書庫にもって行き「ちくま文庫、ちくま学芸文庫・解説目録」(2005)と対比したら、本文P.154には載っているのに、書名索引、著者索引ともに落ちていた。PR本とはいえ、こういう杜撰な索引作りは困る。
書名にせめて「フランス革命」を入れていたら、AMAZONの書名検索にひっかかり、もっと早く見つけられていたのに。
よいコラムというものは、必ず読者に読む楽しみを与え、何か新しい知識を与えてくれるものだ。「天風録」は読むに値しない。この条件を満たしていないからだ。
「中国内部崩壊」がからんでいるかと思うと、ついAMAZONに、フランス革命関連書を10冊ばかりを発注してしまった。
松山行きの旅費が本代に化けた。
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