【糖尿病】で、2ヶ月ぶりに病院を受診した。いつもは「空腹時血糖」か「食後2時間目の血糖値」を測定しているので、今日は「食後1時間値」を測ってもらった。(採血の1時間前に食事した。)
測定日時が異なるので単純比較はできないが、自分の血糖値カーブは、これで大体、明らかになる。
空腹時血糖値(4/11/2012)= 104mg/dl
食後1時間値(6/6/2012) = 194mg/dl
食後2時間値(2/15/2012)= 144mg/dl
教科書どおり、食後1時間目に血糖値のピーク(落差+90=グルコース・サージ)があり、2時間目まで急下降(落差ー50)し、以後、空腹時血糖の値に近づく(落差ー40)、ことがわかった。
肝腎のHbA1cは6.1(新基準で6.5)%で、前回(4/11)の5.8%より0.3上昇していた。これは4~5月にパーティが重なり、飲み過ぎ、食べ過ぎがあったためと、普段の食事量が増えたためである。46Kgと下げ止まっていた体重が、2ヶ月間で500グラム増加した。これで肥満度(BMI=Body Mass Index):=体重(Kg)/身長(m)の2乗 を計算すると、16.9となり、20以下だから「やせすぎ」である。
糖質制限食の実践者、京都高尾病院の江部先生は、「一般に「バランスの良い食事」は、糖質:脂質:たんぱく質=50-70:20-25:10とされています。糖質制限食では、この比を27:45:28とします。私が実践しているのは、12:56:32とさらに糖質を減らした「スーパー糖質制限食」です。」といっておられる。
私の場合は、糖質:脂質:タンパク質=2:4:4くらいで、肉・魚の摂取量が多い。(但し「栄養分析表」により、厳密に計算はしていないし、カロリーのことはあまり考えていない。)「サブ・スーパー糖質制限食」だ。血中グルコースには吸収されたものと、体内で生合成されるものがあるから、糖質ゼロでも血糖値はゼロにならない。
私の仮説では、「食後の血糖値ピークの時に、余分なグルコースが赤血球に取り込まれる。HbA1cはこれによって形成される」。
赤血球にはミトコンドリアがないから、グルコースを分解して1分子のATPを作り、これでヘモグロビンの酸化還元反応に必要なエネルギーを得ている。
グルコースの分解産物であるピルビン酸は、ミトコンドリアがないため、利用できないので血中に放出される。
血糖値が下がっても、赤血球内のグルコースは外に出て行けないので、これがヘモグロビンα鎖と結合して、糖化ヘモグロビン(HbA1c)を形成する。
従って、食後1時間の血糖ピーク時に、もっとも多量のグルコースが赤血球内に入り、これがHbA1c値を押し上げる最大の元凶である。
高血糖それ自体は、感染症に罹りやすい、傷が治りにくい、などの障害を起こすが、血管や糸球体に対する傷害性はなく、老化した赤血球が脾臓で破壊される際に放出される、高分子の糖化ヘモグロビン:HbA1cが血管や基底膜に沈着することが、多くの糖尿病合併症の原因である。
その証拠に、糖尿病性細動脈硬化症や腎糸球体硬化症の場合に、そこに<過ヨウ素酸=シッフ(PAS)反応>陽性の物質がびまん性に沈着しているのが、証明できる。これは沈着物が「CーC」結合を持ち、かつ水酸基(-OH)を持つということで、HbA1cはその必要条件を満たしている。
<HbA1cの形成はもっぱら食後1時間目の血糖値ピークの際に形成される>という、以上の仮説が正しければ、このピークを下げれば「高血糖領域」の面積が減り、赤血球に取り込まれるグルコースの総量が減少するはずである。
何しろ、血液中の赤血球は容積でその約50%を占めるから、仮に血液100ml中に200mgのグルコースが存在したとすれば、100mgは赤血球中にあるということになる。とんでもない話である。
そうすると、「食後1時間目に起こるグルコース/サージのピークを下げる」ことで、HbA1c値を下げることができるはずである。その戦略として次の二つが考えられる。
1)グルコース消費量をアップする=これは食事後すぐに散歩する。縄跳びのような少し激しい運動をする、などが考えられる。
2)1回の食事量を減らし、回数を増やす=昔の農村では、三度の食事の際のご飯量は「一膳(いちぜん)」と決められていた。
その代わり、午前10時頃と午後3時頃に「小昼(こびる)」とか「3時のおやつ」とかいって、他のあぜ道で食事をしていた。つまり日に5回食事していたわけである。
1回の食事量が少なく、腹が減れば、間食にチーズとかウィンナー・ソーセージのようなものを食べればよいわけである。
次回は2ヶ月後8月8日に受診なので、この二つの戦略を組み合わせて、HbA1cと食後1時間血糖値を下げるのに挑戦してみたい。これで糖尿病の薬をいっさい飲まない生活が、10ヶ月続くことになる。結果はまたご報告します。
受診後、いつものファミレスに行き、「ハンバーグ、鶏のから揚げ、ソーセージ」の昼食をとった。ブロッコリーとポテトが添え物で、後者が「糖質」である。カロリーでは900Kalになる。パンもライスも食べない。つまり1日2,700Kcalくらいはとっていることになる。卵は、多い日には3個も食う。これで血中脂質は正常である。
測定日時が異なるので単純比較はできないが、自分の血糖値カーブは、これで大体、明らかになる。
空腹時血糖値(4/11/2012)= 104mg/dl
食後1時間値(6/6/2012) = 194mg/dl
食後2時間値(2/15/2012)= 144mg/dl
教科書どおり、食後1時間目に血糖値のピーク(落差+90=グルコース・サージ)があり、2時間目まで急下降(落差ー50)し、以後、空腹時血糖の値に近づく(落差ー40)、ことがわかった。
肝腎のHbA1cは6.1(新基準で6.5)%で、前回(4/11)の5.8%より0.3上昇していた。これは4~5月にパーティが重なり、飲み過ぎ、食べ過ぎがあったためと、普段の食事量が増えたためである。46Kgと下げ止まっていた体重が、2ヶ月間で500グラム増加した。これで肥満度(BMI=Body Mass Index):=体重(Kg)/身長(m)の2乗 を計算すると、16.9となり、20以下だから「やせすぎ」である。
糖質制限食の実践者、京都高尾病院の江部先生は、「一般に「バランスの良い食事」は、糖質:脂質:たんぱく質=50-70:20-25:10とされています。糖質制限食では、この比を27:45:28とします。私が実践しているのは、12:56:32とさらに糖質を減らした「スーパー糖質制限食」です。」といっておられる。
私の場合は、糖質:脂質:タンパク質=2:4:4くらいで、肉・魚の摂取量が多い。(但し「栄養分析表」により、厳密に計算はしていないし、カロリーのことはあまり考えていない。)「サブ・スーパー糖質制限食」だ。血中グルコースには吸収されたものと、体内で生合成されるものがあるから、糖質ゼロでも血糖値はゼロにならない。
私の仮説では、「食後の血糖値ピークの時に、余分なグルコースが赤血球に取り込まれる。HbA1cはこれによって形成される」。
赤血球にはミトコンドリアがないから、グルコースを分解して1分子のATPを作り、これでヘモグロビンの酸化還元反応に必要なエネルギーを得ている。
グルコースの分解産物であるピルビン酸は、ミトコンドリアがないため、利用できないので血中に放出される。
血糖値が下がっても、赤血球内のグルコースは外に出て行けないので、これがヘモグロビンα鎖と結合して、糖化ヘモグロビン(HbA1c)を形成する。
従って、食後1時間の血糖ピーク時に、もっとも多量のグルコースが赤血球内に入り、これがHbA1c値を押し上げる最大の元凶である。
高血糖それ自体は、感染症に罹りやすい、傷が治りにくい、などの障害を起こすが、血管や糸球体に対する傷害性はなく、老化した赤血球が脾臓で破壊される際に放出される、高分子の糖化ヘモグロビン:HbA1cが血管や基底膜に沈着することが、多くの糖尿病合併症の原因である。
その証拠に、糖尿病性細動脈硬化症や腎糸球体硬化症の場合に、そこに<過ヨウ素酸=シッフ(PAS)反応>陽性の物質がびまん性に沈着しているのが、証明できる。これは沈着物が「CーC」結合を持ち、かつ水酸基(-OH)を持つということで、HbA1cはその必要条件を満たしている。
<HbA1cの形成はもっぱら食後1時間目の血糖値ピークの際に形成される>という、以上の仮説が正しければ、このピークを下げれば「高血糖領域」の面積が減り、赤血球に取り込まれるグルコースの総量が減少するはずである。
何しろ、血液中の赤血球は容積でその約50%を占めるから、仮に血液100ml中に200mgのグルコースが存在したとすれば、100mgは赤血球中にあるということになる。とんでもない話である。
そうすると、「食後1時間目に起こるグルコース/サージのピークを下げる」ことで、HbA1c値を下げることができるはずである。その戦略として次の二つが考えられる。
1)グルコース消費量をアップする=これは食事後すぐに散歩する。縄跳びのような少し激しい運動をする、などが考えられる。
2)1回の食事量を減らし、回数を増やす=昔の農村では、三度の食事の際のご飯量は「一膳(いちぜん)」と決められていた。
その代わり、午前10時頃と午後3時頃に「小昼(こびる)」とか「3時のおやつ」とかいって、他のあぜ道で食事をしていた。つまり日に5回食事していたわけである。
1回の食事量が少なく、腹が減れば、間食にチーズとかウィンナー・ソーセージのようなものを食べればよいわけである。
次回は2ヶ月後8月8日に受診なので、この二つの戦略を組み合わせて、HbA1cと食後1時間血糖値を下げるのに挑戦してみたい。これで糖尿病の薬をいっさい飲まない生活が、10ヶ月続くことになる。結果はまたご報告します。
受診後、いつものファミレスに行き、「ハンバーグ、鶏のから揚げ、ソーセージ」の昼食をとった。ブロッコリーとポテトが添え物で、後者が「糖質」である。カロリーでは900Kalになる。パンもライスも食べない。つまり1日2,700Kcalくらいはとっていることになる。卵は、多い日には3個も食う。これで血中脂質は正常である。
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