【訂正など】
1)「3本の矢」:この前、「元就伝説」について書きましたが、元就の長男隆元(1523~63)は元就(1497~1571)より先に亡くなっています。相続は隆元の長男輝元で、「コンサイス日本人名辞典」には、元就は「一族の結束を強調し、隆元・元春・隆景の3子に残した教訓状は、のちに<三矢の訓>として世に宣伝される。」とあります。
しかし隆元はもう死んでいたので、元就臨終の場には輝元がいたと考えるのが妥当と思います。これだと「名将言行録」、「陰徳太平記」の記述と合致します。
前回隆元が元就の臨終に立ち会ったと書きましたが、間違いでした。訂正いたします。
毛利博物館にある「元就教訓状」の写真と説明を見ると、隆元の名前があり、かれの生前つまり1563年以前の書状です。
http://cs3.c-able.ne.jp/cgi-bin/mouri-m/cgi-bin/syuzouhin.cgi?n=10
この説明文によると、1553年11月に書かれたという。つまり元就が臨終に際して、3人の息子に「3本の矢の教え」を与えたというのは後世に成立した伝承であって、史実ではない。訂正いたします。
2)1級下のクラスだった片岡先生からお尋ねがあった。
まず島原の子守歌=これはYOUTUBEに倍賞千恵子の歌が公開されていて、なかなかよかったので紹介します。歌詞は元歌を宮康平が「改悪」しており、倍賞の歌では、「から行きさん」の話とか人買いの「鬼の久助どん」の話が抜けています。
http://www.youtube.com/watch?v=yQd21E0CUEI
「島原の子守歌」で検索すると島倉千代子、小柳ルミ子、三橋三智也、森繁久彌の歌や塩田美奈がソプラノでオーケストラ伴奏で歌うというライブ映像もあります。もう亡くなった人だけど、CDのジャケットで顔を見たことがあるだけで、こんな表情のひとだったのか初めて知りました。
さすがに声楽の勉強をしている塩田の歌は、倍賞の歌とはまた違った味がありますね。
作詞作曲に「盗作疑惑」ある歌ですが、知名度が高くそろそろ「日本の唱歌」として収録してほしいですね。
3)もうひとつのお尋ね。<私はパソコン画面を読むのが苦手で、長文は印刷してから読んでいます。今回の「鹿鳴荘便り」は、印刷すると文字化け、試にコピー&ペーストをすると、ワードファイルに正常に貼り付けられ、もちろん正常に印刷できました。プリンターのせいでしょうか?>
これは「G-MAILの書式がプリンタのそれに合致していなかった」のだと思います。
今回は、山中さんから送られてきた「福富米」のラベルにあった「ウスバツバメガ」写真が添付でなく本文に貼り付けられていたので、それをコピーしたのですが、その際に山中氏の書式もコピーしたのだと思います。
WORDに貼り付けると、書式も変換されるので、印刷が正常にできるのだと思います。
武田元介さんの掲示板でも、ときどき私の文章が文字化けしていることがありますが、これは主に「機種依存文字」のようです。
4)<それから先生はパソコン用の眼鏡をお持ちと思います。私も買おうと思っていますが、パソコン用の眼鏡を買う時に知っていればいいことがあれば、教えてください。>
お互い職業がら眼を酷使してきましたね。私は40歳ではや老眼になりました。
加齢が進むとどうしても眼の不具合が生じますね。私の秘訣をお教えしましょう。
現役時代から1)焦点距離3mと2)焦点距離80cmの二重焦点レンズの眼鏡を使っていました。
常用していて、パソコン画面を見る時は下側のレンズで見つめます。
外を歩く時や会議に出る時は、上側のレンズを使います。車の運転もそうです。
これは慣れないうちは、階段を降りるのに視野がぼやけてあぶないですから、注意して下さい。しかし、脳の視覚中枢に神経回路の再構成が生じて、やがてふらつき感は消失します。つまり、脳の方で80cm以上さきにある映像がちゃんと立体視になるように処理してくれます。いわゆる「慣れ」という現象です。
5年前に糖尿病が見つかり、「白内障や網膜症になっては…」と年1回、眼底検査を受けていますが、こちらには異常がありません。
ところが水晶体屈折率の調節機能が落ちてきて、長時間パソコン画面(液晶)を見つめていると、眼精疲労や肩凝り、頭痛に悩まされるようになりました。これは眼鏡の度が合っていないためです。
行きつけの眼鏡屋は「21」ですが、経営方針が変わって儲け主義になっていて、やり換えに8万円以上かかるというので、頭に来て、+2(ジオプトリ?)の「オーバー眼鏡」をその1割以下で買ってきました。これは今の眼鏡の上に装着するプラスチック製の老眼用眼鏡です。レンズに左右差はありません。(添付1)
チタン・フレームの眼鏡レンズに弓形をしたレンズの移行部が見えます。上が遠見用、下が近見用です。
元は「バリラックス」という移行部が見えないレンズを使っていましたが、あれは「老眼鏡」だと感づかれない「かっこよさ」だけのもので、歩行や階段の昇降にはかえって危険です。
赤いフレームのものが+2の老眼鏡で、初め「鼻当て」部分のゴムが邪魔でしたが、思い切って外したら下の眼鏡に密着するようになりました。プラスチックなので重さは気になりません。
これを使って面白いのは、前の遠見用がパソコン画面用になり、前の画面用が読書用になったことです。前は読書時には眼鏡をはずしていましたが、はずす必要がありません。外出時にはオーバー眼鏡を内ポケットに入れます。
喫茶店でタバコを吸いながら読書し、コーヒーを飲む時は、この赤いつるの眼鏡をかけます。交換しなくて、上に掛けるだけなので便利です。赤いフレームにしたのは、置き忘れてもすぐに見つかるからです。
それと赤い眼鏡を前方にスライドさせると、凸レンズが眼から離れますから、ちょうど虫眼鏡を遠ざけて見るのと同じで、拡大鏡になり細かい字を読むのに便利です。つるが上下に重なっているので、2センチ位はスライド可能です。
講談社学術文庫版「大日本人名辞典 全5冊」は字が小さくて肉眼では読めませんが、この方式だと楽々と読めます。パソコンの画面を見るのも同様です。
2枚レンズで1枚が撥ねのけ式になっていると便利だと思いますが、外出用には不向きでしょう。私も来年6月の免許更新の前には、新しい眼鏡を作るつもりですが、今のところはこれで満足しています。
私の経験だと、要するに加齢による眼の屈折率の変化は、凸レンズで補正するのだから、今の眼鏡の上に、少し度のつよい老眼鏡をかければよいということです。
左右の差とか、乱視とかはすでに今の眼鏡で補正してあり、私の場合はレンズの上下で焦点距離も違えてあるので、作りかえると10万円ちかくかかりますし、時間もかかります。
まず今の眼鏡を生かして、「オーバー眼鏡」をいろいろ試着されてみたらいかがでしょうか?
1)「3本の矢」:この前、「元就伝説」について書きましたが、元就の長男隆元(1523~63)は元就(1497~1571)より先に亡くなっています。相続は隆元の長男輝元で、「コンサイス日本人名辞典」には、元就は「一族の結束を強調し、隆元・元春・隆景の3子に残した教訓状は、のちに<三矢の訓>として世に宣伝される。」とあります。
しかし隆元はもう死んでいたので、元就臨終の場には輝元がいたと考えるのが妥当と思います。これだと「名将言行録」、「陰徳太平記」の記述と合致します。
前回隆元が元就の臨終に立ち会ったと書きましたが、間違いでした。訂正いたします。
毛利博物館にある「元就教訓状」の写真と説明を見ると、隆元の名前があり、かれの生前つまり1563年以前の書状です。
http://cs3.c-able.ne.jp/cgi-bin/mouri-m/cgi-bin/syuzouhin.cgi?n=10
この説明文によると、1553年11月に書かれたという。つまり元就が臨終に際して、3人の息子に「3本の矢の教え」を与えたというのは後世に成立した伝承であって、史実ではない。訂正いたします。
2)1級下のクラスだった片岡先生からお尋ねがあった。
まず島原の子守歌=これはYOUTUBEに倍賞千恵子の歌が公開されていて、なかなかよかったので紹介します。歌詞は元歌を宮康平が「改悪」しており、倍賞の歌では、「から行きさん」の話とか人買いの「鬼の久助どん」の話が抜けています。
http://www.youtube.com/watch?v=yQd21E0CUEI
「島原の子守歌」で検索すると島倉千代子、小柳ルミ子、三橋三智也、森繁久彌の歌や塩田美奈がソプラノでオーケストラ伴奏で歌うというライブ映像もあります。もう亡くなった人だけど、CDのジャケットで顔を見たことがあるだけで、こんな表情のひとだったのか初めて知りました。
さすがに声楽の勉強をしている塩田の歌は、倍賞の歌とはまた違った味がありますね。
作詞作曲に「盗作疑惑」ある歌ですが、知名度が高くそろそろ「日本の唱歌」として収録してほしいですね。
3)もうひとつのお尋ね。<私はパソコン画面を読むのが苦手で、長文は印刷してから読んでいます。今回の「鹿鳴荘便り」は、印刷すると文字化け、試にコピー&ペーストをすると、ワードファイルに正常に貼り付けられ、もちろん正常に印刷できました。プリンターのせいでしょうか?>
これは「G-MAILの書式がプリンタのそれに合致していなかった」のだと思います。
今回は、山中さんから送られてきた「福富米」のラベルにあった「ウスバツバメガ」写真が添付でなく本文に貼り付けられていたので、それをコピーしたのですが、その際に山中氏の書式もコピーしたのだと思います。
WORDに貼り付けると、書式も変換されるので、印刷が正常にできるのだと思います。
武田元介さんの掲示板でも、ときどき私の文章が文字化けしていることがありますが、これは主に「機種依存文字」のようです。
4)<それから先生はパソコン用の眼鏡をお持ちと思います。私も買おうと思っていますが、パソコン用の眼鏡を買う時に知っていればいいことがあれば、教えてください。>
お互い職業がら眼を酷使してきましたね。私は40歳ではや老眼になりました。
加齢が進むとどうしても眼の不具合が生じますね。私の秘訣をお教えしましょう。
現役時代から1)焦点距離3mと2)焦点距離80cmの二重焦点レンズの眼鏡を使っていました。
常用していて、パソコン画面を見る時は下側のレンズで見つめます。
外を歩く時や会議に出る時は、上側のレンズを使います。車の運転もそうです。
これは慣れないうちは、階段を降りるのに視野がぼやけてあぶないですから、注意して下さい。しかし、脳の視覚中枢に神経回路の再構成が生じて、やがてふらつき感は消失します。つまり、脳の方で80cm以上さきにある映像がちゃんと立体視になるように処理してくれます。いわゆる「慣れ」という現象です。
5年前に糖尿病が見つかり、「白内障や網膜症になっては…」と年1回、眼底検査を受けていますが、こちらには異常がありません。
ところが水晶体屈折率の調節機能が落ちてきて、長時間パソコン画面(液晶)を見つめていると、眼精疲労や肩凝り、頭痛に悩まされるようになりました。これは眼鏡の度が合っていないためです。
行きつけの眼鏡屋は「21」ですが、経営方針が変わって儲け主義になっていて、やり換えに8万円以上かかるというので、頭に来て、+2(ジオプトリ?)の「オーバー眼鏡」をその1割以下で買ってきました。これは今の眼鏡の上に装着するプラスチック製の老眼用眼鏡です。レンズに左右差はありません。(添付1)
チタン・フレームの眼鏡レンズに弓形をしたレンズの移行部が見えます。上が遠見用、下が近見用です。
元は「バリラックス」という移行部が見えないレンズを使っていましたが、あれは「老眼鏡」だと感づかれない「かっこよさ」だけのもので、歩行や階段の昇降にはかえって危険です。
赤いフレームのものが+2の老眼鏡で、初め「鼻当て」部分のゴムが邪魔でしたが、思い切って外したら下の眼鏡に密着するようになりました。プラスチックなので重さは気になりません。
これを使って面白いのは、前の遠見用がパソコン画面用になり、前の画面用が読書用になったことです。前は読書時には眼鏡をはずしていましたが、はずす必要がありません。外出時にはオーバー眼鏡を内ポケットに入れます。
喫茶店でタバコを吸いながら読書し、コーヒーを飲む時は、この赤いつるの眼鏡をかけます。交換しなくて、上に掛けるだけなので便利です。赤いフレームにしたのは、置き忘れてもすぐに見つかるからです。
それと赤い眼鏡を前方にスライドさせると、凸レンズが眼から離れますから、ちょうど虫眼鏡を遠ざけて見るのと同じで、拡大鏡になり細かい字を読むのに便利です。つるが上下に重なっているので、2センチ位はスライド可能です。
講談社学術文庫版「大日本人名辞典 全5冊」は字が小さくて肉眼では読めませんが、この方式だと楽々と読めます。パソコンの画面を見るのも同様です。
2枚レンズで1枚が撥ねのけ式になっていると便利だと思いますが、外出用には不向きでしょう。私も来年6月の免許更新の前には、新しい眼鏡を作るつもりですが、今のところはこれで満足しています。
私の経験だと、要するに加齢による眼の屈折率の変化は、凸レンズで補正するのだから、今の眼鏡の上に、少し度のつよい老眼鏡をかければよいということです。
左右の差とか、乱視とかはすでに今の眼鏡で補正してあり、私の場合はレンズの上下で焦点距離も違えてあるので、作りかえると10万円ちかくかかりますし、時間もかかります。
まず今の眼鏡を生かして、「オーバー眼鏡」をいろいろ試着されてみたらいかがでしょうか?
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