ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

12-8-2014鹿鳴荘便り/難波先生より

2014-12-09 09:11:58 | 難波紘二先生
 このメルマガには「MS明朝体」のフォントを使ってきたが、元朝日社員で「週刊朝日」編集長だった川村二郎によると明朝体は縦書き用に開発された活字だそうだ。横書き明朝体にすると、行を一段間違えて読んでしまうことがあるという。そういうことは全く知らなかった。
 「横書き」に適したフォントにどういうものがあるか知らないが、「メイリオ・レギュラー」というフォントを暫定的に使ってみたい。前よりも読みやすくなっていたら、お知らせください。(武田ブログも同じフォントを使ってもらえると、「書き込み」に不特定多数の人が匿名で感想を書けると思う。)

 日銀の追加金融緩和から1ヶ月もしないうちに、急激な円安が進行している。
 通貨供給量が必要量をオーバーしたためにインフレが始まったのだろう。いつ悪性インフレに転換するか予測できない。1ドル120円は突破し、140円台まで行くという一部の予測もある。購買力等で補正した「実質実効為替相場」は、2010年を100とした指数で見ると、70.9で、1973年の68.9に近づいたそうだ(「日経」12/8)。
 バブル期にも金余りが生じ、あの時は円高だったから、大手企業がハワイや米本土の不動産を買いあさったり、ハリウッドの映画会社を買収したりした。
 今度は円安でしかもインフレ基調だから、韓国や中国による日本の土地買いや観光客が増えるだろうし、株価も上昇するだろう。バブルの頃も、株や先物に手を付けて火傷した小金持ちが多かったが、いまは専用のスパコンで売り買いの判断をする時代なので、くれぐれも用心するに越したことはないだろう。
 為替相場が変動する時に、儲かるのは「両替商」つまり、外貨銀行や証券会社だ。昔からここはユダヤィ人の独壇場だった。クリスマスが近づいたので、書評用にディケンス『クリスマス・キャロル』を文庫本で読みなおしてみたら、主人公スクルージ老人の商売は両替商で、名前が「エブニゼル」だった。これはキリスト教徒には見られない名前なので、「旧約聖書」のどこかに出てくるユダヤ人の名前ではないかと思う。ネットで「エブニゼル」を検索したら何と「エブニゼル・スクィージ・ホテル」というネット小説があった。
 http://luv.kir.jp/story/ehotel/index.htm
エブニゼルは「岩波・キリスト教辞典」にも載っていない。「旧約」でなく「タルムード」に出てくるのかもしれない。
 今回は
 1.書評など、
 2. 修復腎移植ものがたり:(16)拡大
 3. 【12月8日】
 4.【初雪】
 5.【骨董価値】 
 6.【メダルの競売】
 7.【書き込みを読んで】
 8.【柿の種】 、という8つの話題を取り上げました。
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1 コメント

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Unknown (Unknown1号)
2014-12-10 00:39:00
Ebenezerは、旧約聖書のイスラエル人とペリシテ人の戦いのシーンに出てくる地名に由来するようです(サムエル記上4:1-11、サムエル記上7:2-14)。
サムエルが石を置いた場所をEben-Ezer(救いの石?)と名付けたとあります。
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