【サーバ問題?】
このメルマガ通常A4用紙で20枚以内、1枚が400字詰めで1600字を目安に書いている。文字だけだとWORDファイルでサイズが300KBくらいにおさまる。写真を挿入する場合には、1枚が200KBになるように圧縮している。デジカメで撮影したものは、トリミングしないと1枚が1MBくらいある。
殊にサイズが大きくなるのが、A4サイズの地図や本をスキャナーでJPEG画像に変換したもので、これは普通1MB以上ある。
武田元介氏のブログの画像が、ときどきカラーバランスが崩れたり、色コントラストがあまりにどぎつくなっているのは、MAC→WIN間の画像変換がうまく行かないのでは?と考えた。
そこで3-9-2015(前号)のメルマガは、本文30枚、添付画像13枚で、ファイルサイズ10.5MBという巨大なものとなったが、300人以上いる読者に別々に送るわけにもいかず、「トラブルが生じるかも?」と思いながら、一斉送信した。
その結果は少々興味深いので、ここに記す。
まず、全体の約5%で「配達不能」という返事がGoogleサーバから来た。
その主なものは「毎日」、NHKなどメディアの公式サーバ、ついで一部の大学、病院、会社などの「旧式LANサーバ」、最後が初期の民間サーバを利用している個人である。
出版社、独立ジャーナリスト、若い年齢層ではこういう現象は見られなかった。
私の場合は、PCからGoogleへの送信には、アナログ電話回線とADSLモデムを使用しているから、10MBの情報を送信するには3分くらいかかる。ところが、「送信済」になると、自分宛に配信されるにはほとんど同時である。つまりアップロード(上り)には時間がかかるが、ダウンロード(下り)には時間がかからない。
こんな旧式マシンに配信されるくらいだから、まさか新聞社、テレビ局、大学等の個人に配信障害が起こるとは思わなかった。以下は素人の推測で、間違っていたらご指摘願いたい。
GoogleのGmailを利用しているので、発信情報はまずグーグル社の「クラウド・コンピュータ」に記憶され、そこから個々のメルアド先に送信される。私の場合は、Gmailが「サーバ」を兼ねているので、即時に私のメールボックスに配信される。
ところが「配達不能」になったサーバの場合は、会社または大学の「中央サーバ」があり、送ったメールは直接そこに貯蔵される。この場合、コンピュータの「容量」問題があるので、1通のメールに対して「情報量割当て」の制限がある。
これがメディア関係の機関サーバで、今回トラブルが続出した原因ではないかと思う。
これに対して、映画のダウンロードも可能なネットの場合は、通信時間がかかるだけでファイルの容量制限がない。個人ユーザでは新型WINDOWSへの移行を終えるか、クラウド・サービスに移行していて、「配達不能」は、よほど旧式なマシンかサーバを使用していると思われる、何人かにしか起こらなかった。
どうも個人ユーザのPC性能が、大企業の中央コンピュータの性能を上まわって来たように思われる。
こういうことは社会現象にはよく見られる。いわば「後の烏が先に立つ」という現象で、最新鋭の機器を導入した大企業が、その後、小型で性能のよい機器を導入した後発の企業に逆転されるという現象だ。
統計的な裏付け資料は持たないが、日本は戦争で大都市の戦略爆撃により、古い重化学工業の施設を全部破壊されたので、戦後の復興に当たっては最新の機器、機材を用いて工場や造船所を再建でき、「傾斜生産方式」や米国の復興資金供与とあいまって、かえって空白の東アジア地域における先進工業国として、わずか15年で「もはや戦後でない」と自ら宣言するまでに回復したのだという説もある。まあ、それとも似ているといえるだろう。
<付記>3/10にF先生から腎移植関係のメールが届き、添付資料が2通、合計9.8MBあったが、30秒も経たないでグーグルの「クラウド・サーバ」からダウンロードできた。アナログ有線電話回線でもこれだけできるのに、テレビ局や新聞社の情報インフラはどうなっているのか?と思う。
このメルマガ通常A4用紙で20枚以内、1枚が400字詰めで1600字を目安に書いている。文字だけだとWORDファイルでサイズが300KBくらいにおさまる。写真を挿入する場合には、1枚が200KBになるように圧縮している。デジカメで撮影したものは、トリミングしないと1枚が1MBくらいある。
殊にサイズが大きくなるのが、A4サイズの地図や本をスキャナーでJPEG画像に変換したもので、これは普通1MB以上ある。
武田元介氏のブログの画像が、ときどきカラーバランスが崩れたり、色コントラストがあまりにどぎつくなっているのは、MAC→WIN間の画像変換がうまく行かないのでは?と考えた。
そこで3-9-2015(前号)のメルマガは、本文30枚、添付画像13枚で、ファイルサイズ10.5MBという巨大なものとなったが、300人以上いる読者に別々に送るわけにもいかず、「トラブルが生じるかも?」と思いながら、一斉送信した。
その結果は少々興味深いので、ここに記す。
まず、全体の約5%で「配達不能」という返事がGoogleサーバから来た。
その主なものは「毎日」、NHKなどメディアの公式サーバ、ついで一部の大学、病院、会社などの「旧式LANサーバ」、最後が初期の民間サーバを利用している個人である。
出版社、独立ジャーナリスト、若い年齢層ではこういう現象は見られなかった。
私の場合は、PCからGoogleへの送信には、アナログ電話回線とADSLモデムを使用しているから、10MBの情報を送信するには3分くらいかかる。ところが、「送信済」になると、自分宛に配信されるにはほとんど同時である。つまりアップロード(上り)には時間がかかるが、ダウンロード(下り)には時間がかからない。
こんな旧式マシンに配信されるくらいだから、まさか新聞社、テレビ局、大学等の個人に配信障害が起こるとは思わなかった。以下は素人の推測で、間違っていたらご指摘願いたい。
GoogleのGmailを利用しているので、発信情報はまずグーグル社の「クラウド・コンピュータ」に記憶され、そこから個々のメルアド先に送信される。私の場合は、Gmailが「サーバ」を兼ねているので、即時に私のメールボックスに配信される。
ところが「配達不能」になったサーバの場合は、会社または大学の「中央サーバ」があり、送ったメールは直接そこに貯蔵される。この場合、コンピュータの「容量」問題があるので、1通のメールに対して「情報量割当て」の制限がある。
これがメディア関係の機関サーバで、今回トラブルが続出した原因ではないかと思う。
これに対して、映画のダウンロードも可能なネットの場合は、通信時間がかかるだけでファイルの容量制限がない。個人ユーザでは新型WINDOWSへの移行を終えるか、クラウド・サービスに移行していて、「配達不能」は、よほど旧式なマシンかサーバを使用していると思われる、何人かにしか起こらなかった。
どうも個人ユーザのPC性能が、大企業の中央コンピュータの性能を上まわって来たように思われる。
こういうことは社会現象にはよく見られる。いわば「後の烏が先に立つ」という現象で、最新鋭の機器を導入した大企業が、その後、小型で性能のよい機器を導入した後発の企業に逆転されるという現象だ。
統計的な裏付け資料は持たないが、日本は戦争で大都市の戦略爆撃により、古い重化学工業の施設を全部破壊されたので、戦後の復興に当たっては最新の機器、機材を用いて工場や造船所を再建でき、「傾斜生産方式」や米国の復興資金供与とあいまって、かえって空白の東アジア地域における先進工業国として、わずか15年で「もはや戦後でない」と自ら宣言するまでに回復したのだという説もある。まあ、それとも似ているといえるだろう。
<付記>3/10にF先生から腎移植関係のメールが届き、添付資料が2通、合計9.8MBあったが、30秒も経たないでグーグルの「クラウド・サーバ」からダウンロードできた。アナログ有線電話回線でもこれだけできるのに、テレビ局や新聞社の情報インフラはどうなっているのか?と思う。
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