ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【地下水】難波先生より

2013-09-12 12:30:40 | 難波紘二先生
【地下水】江口本にはわかりやすい地下水の図説がある。(添付5)地上に降った雨は、大部分が粘土層(ローム層)の上を流れて、泉(湧泉)となって噴出するか、そのまま河川に「流出」する。粘土層を通過(涵養)したものが「不圧地下水」で上側に地層がほとんどないから圧力が低い。これが「浅井戸」で組み上げる地下水で、地表の汚染を受けやすい。20メートルより深い「深井戸」の水は「被圧地下水」である。

 「不圧地下水」のある層は、砂岩と泥岩の混じった砂利層で、「流動」(地下水の流れ)が生じるが、その速度は「難透水層」(岩盤など)の下にある深部地下水に比べて速いという。わが家の井戸は深井戸で、岩盤の下から組み上げていることは前にも述べた。

 福島第一原発の立地は海に面していること、西に高さ50mの山があり、地層勾配が2度(P.82)の東向き緩斜面になっていることが違うだけで、地下水は同じように流れている。従って地下水の流速は、高度により決まる重力ポテンシャルと、上にある構造物の重さと、地層の性質によって決まる。原発のある浜通りは地下水の量が多いところだという。だから原発ができた。(江口本には地下水の流れが地球の自転力の影響を受けるとあるが、ここは私には理解できない。)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【江口案】難波先生より | トップ | 【福島原発の地質構造】難波... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

難波紘二先生」カテゴリの最新記事