【Prof. Vacanti】
USF, DavisのDr.ノフラーのブログにヴァカンティ教授の「辞任のメール」が転載されている。
<I plan to take a one-year sabbatical to contemplate my future goals, redirect my efforts and spend time doing some of the things that I enjoy most. When I return in September 2015, I hope to focus a significant portion of my academic efforts on Regenerative Medicine and mentoring the next generation of anesthesiologists.>
([来る9月1日に麻酔科部長を辞任し]、1年間のサバティカルをとり、将来の目標について熟考し、自分の努力すべきことを再考し、自分がもっとも楽しいことのいくつかに時間を費やしたい。2015年9月に復職したら、再生医学の研究と麻酔学における次世代を育てることに、精力を傾けたい。)
「サバト(Sabbath)」はヘブライ語の「シャバト(Schabat)」(安息)に由来する言葉で、序数としては「7番目」の意となる。1週が日曜日から始まる場合は「安息」日は土曜日となる。月曜日から始まれば日曜日が「安息日」となる。(昔のカレンダーは月曜日が初日だったが、今は日曜日から始まるカレンダーが多い。)
ユダヤ教とキリスト教の一派「セブンスディ・アドベンチスト」では安息日は土曜日であり、キリスト教では日曜日である。
このサバトに「奢灞都」と当て字したのが、堀口大学、佐藤春夫、西条八十らと交流があった日夏耿之介(こうのすけ)である。日夏(本名=樋口圀登)は早稲田の英文学教授だったが、東西の怪異奇譚が好きで『サバト恠異(かいい)帖』(ちくま学芸文庫)がある。泉鏡花は日夏好みの作家だから、その作品研究など興味深い。(「高野聖」のモデルは、後に広島高等師範学校校長になった若き日の吉田賢龍だ、という面白い指摘もある。)
解説者によれば中世ヨーロッパで行われた「黒魔術」ないし「魔宴」をSabbatoと称したとあるが、事実かどうか知らない。
西欧の大学では7年目に「1年間の有給休暇」が与えられるのが普通である。これを「サバティカル」というのは、上記の理由による。米国の大学では終身雇用(テニュア)の教授はサバティカルを活用して、外国に滞在して、リフレッシュし、新しい領域にチャレンジするのが普通だ。米国では定年制度は「年齢による差別」として認められていないから、日本のように、ある年齢で一律に首を切ることはできない。また依然として年齢別人口がピラミッド型をしているから、年金制度も安泰で60歳で引退しても、現役時代の50%程度の年金支給があるのが普通だ。
ヴァカンティは「部長職は最初の10年間がもっとも成果があがると考えてきたが、自分はマサチューセッツ医大で10年、ハーバードで12年と、2年も余分に勤めた」と述べている。
明言はしていないが、STAP細胞に関するネィチャー論文の取り下げや、不正疑惑についてのハーバードの調査などが関係しているのは間違いないであろう。今すでに63歳だから来年64歳になってから、「後継者の養成」などといっても誰も相手にしないだろう。
ひょっとしたらこのまま引退につながるのではなかろうか…。
USF, DavisのDr.ノフラーのブログにヴァカンティ教授の「辞任のメール」が転載されている。
<I plan to take a one-year sabbatical to contemplate my future goals, redirect my efforts and spend time doing some of the things that I enjoy most. When I return in September 2015, I hope to focus a significant portion of my academic efforts on Regenerative Medicine and mentoring the next generation of anesthesiologists.>
([来る9月1日に麻酔科部長を辞任し]、1年間のサバティカルをとり、将来の目標について熟考し、自分の努力すべきことを再考し、自分がもっとも楽しいことのいくつかに時間を費やしたい。2015年9月に復職したら、再生医学の研究と麻酔学における次世代を育てることに、精力を傾けたい。)
「サバト(Sabbath)」はヘブライ語の「シャバト(Schabat)」(安息)に由来する言葉で、序数としては「7番目」の意となる。1週が日曜日から始まる場合は「安息」日は土曜日となる。月曜日から始まれば日曜日が「安息日」となる。(昔のカレンダーは月曜日が初日だったが、今は日曜日から始まるカレンダーが多い。)
ユダヤ教とキリスト教の一派「セブンスディ・アドベンチスト」では安息日は土曜日であり、キリスト教では日曜日である。
このサバトに「奢灞都」と当て字したのが、堀口大学、佐藤春夫、西条八十らと交流があった日夏耿之介(こうのすけ)である。日夏(本名=樋口圀登)は早稲田の英文学教授だったが、東西の怪異奇譚が好きで『サバト恠異(かいい)帖』(ちくま学芸文庫)がある。泉鏡花は日夏好みの作家だから、その作品研究など興味深い。(「高野聖」のモデルは、後に広島高等師範学校校長になった若き日の吉田賢龍だ、という面白い指摘もある。)
解説者によれば中世ヨーロッパで行われた「黒魔術」ないし「魔宴」をSabbatoと称したとあるが、事実かどうか知らない。
西欧の大学では7年目に「1年間の有給休暇」が与えられるのが普通である。これを「サバティカル」というのは、上記の理由による。米国の大学では終身雇用(テニュア)の教授はサバティカルを活用して、外国に滞在して、リフレッシュし、新しい領域にチャレンジするのが普通だ。米国では定年制度は「年齢による差別」として認められていないから、日本のように、ある年齢で一律に首を切ることはできない。また依然として年齢別人口がピラミッド型をしているから、年金制度も安泰で60歳で引退しても、現役時代の50%程度の年金支給があるのが普通だ。
ヴァカンティは「部長職は最初の10年間がもっとも成果があがると考えてきたが、自分はマサチューセッツ医大で10年、ハーバードで12年と、2年も余分に勤めた」と述べている。
明言はしていないが、STAP細胞に関するネィチャー論文の取り下げや、不正疑惑についてのハーバードの調査などが関係しているのは間違いないであろう。今すでに63歳だから来年64歳になってから、「後継者の養成」などといっても誰も相手にしないだろう。
ひょっとしたらこのまま引退につながるのではなかろうか…。
以下は、あくまでも推測です。
この副センター長が論文構成の手助けに入った時点で、構成上必要な画像・データをこの女性研究者に要求したと思います。しかし普段のデイスカッションでは、「実証画像、確かにあります!!」と言っていたものの、実際のところ、その時点では画像がなく、「いいや、どうせ論文がジャーナルに載る迄には同様の画像が撮れる」と手作りの加工画像を構成者の副センター長に提供することで見切り発車したのではないでしょうか。そう考えると、亡くなった副センター長よりも山梨大学教授の責任がより重くなります。これは當(あ)たらずも遠からずだと思っています。
この女性研究者は、幾つかのcrucialな淘汰過程を摺り抜けて来たようですね。
(1)早大理工学部へは選抜試験ではなくAO入試。
(2)おそらく早大院には推薦入学。私大では、A=5,B=4,...等の成績を数値化して全習得科目の成績加算値を単位数で割った数値の評価順位で一定数の学生が推薦入学を許される。これまた選抜試験での院入学ではない。
(3)どのような接点でヴァカンテイを知ったのかは不明ですが、彼と彼の弟のアイデアと言われているstapという、修論とは違う研究テーマを選び渡米した。大体、ハーバード大学にどういう肩書で行ったのでしょうか。渡米した時点では博士ではありませんから,
たぶんポスドクではないでしょう。英語のタイトルを知りたいものです。そうなると、神戸で滞在していたホテル代はハーバードから出ていたという弁明も疑問符が付きますよね。米国の大学は支出には厳しいですから。
(4)早大の博士論文の審査過程が曖昧で不適切と評価委員会が答申。これまた、ほぼ無試験・無淘汰状態。
(5)理研が早い時期から彼女を囲い込んでいたということですから、英語のプレゼン・面接なしの、これまた淘汰選抜過程無しの採用。
(6)stap研究を秘密にするために理研内の研究者向けのセミナーも無し。研究内容の理研研究者による批評・疑問・矛盾の指摘も無し。
上記の無淘汰状態は、彼女があまりにも理系向きではないので始めから感じていました。
もちろん仕込んだ(絵を描いた)人達は、いまだ表ざたに出てません。
オレオレ詐欺でいうなら、電話をかける実行犯が笹井。
出し子のくせにバッチリ化粧して防犯カメラにピースした小保方。
詐欺の途中で"使えないヤツ"と切られた若山。
セルシードや理研の再生医療関連ベンチャーと小保方を結ぶ人間たちが報道されないでNHKスペシャルで男女の色恋が強調されるのか?
真に独立して、調査と処分の権限を持って研究不正に立ち向かう組織が必要だとは思います。が、原子力ムラの体たらくを見るにつけ、我が国でこうした機関を作ろうとすると、所詮官僚の天下り先が増えるだけで終わってしまうのではないかと危惧してしまうのは、私がヒネクレているからでしょうか?
まぁ、ODIなんか作らなくたって、STAPの時のように
ネット網が不正を暴いてくれますよ。
ODIみたいな権威のあるものを作ってしまうと、そこが出す結論に文句が言いにくくなるからね。
上の3、4の件の人、詳しいね。「四谷の居酒屋」とか、どうやって知ったのだろう?
不正する研究者が組織に守られるのは、変わらないって。
個々の研究者も組織も、
物事がうまく進まない、気に入らない事が起こる、つまり壁にぶつかった時に、
問題の原因を追求し解決策をたてるより、
捏造・改竄やハラスメントやデッチアゲで問題などなかった、とするからね。
あのさ、
既得権側の研究者やとりまきが、研究不正問題の改善に取り組むこたぁ、ナイんだよ。
研究費って名目で税金無駄遣いするのが、仕事なんだからさ。
見てたらいいよ。何も変わらないから。
問題は、不正が暴かれたとき、どう対処できるかということだと思います。今回の理研や早稲田の対処の仕方は、あまりにもお粗末で、当事者である組織の対応に任せていては、科学への信頼をますます失墜させてしまっています。日本の科学への信頼が失われたままであれば、若い優秀な研究者め活躍の場がなくなってしまいますし、将来科学者になろうという優秀な人もいなくなってしまいます。イノベーションだ科学立国だいくらお題目を唱えても、足下がこれでは、虚しいだけです。
だからこそ、利害関係や政府から独立した立場で、研究不正の調査をして、関係者を速やかに処分したり、不正防止の対策を当該研究機関に対して、実行させられる権限を持った日本版ORIが必要だとは思います。
警察や法律があっても犯罪が起きるから警察は不要ってなわけにはいかないだろう?
ネット監視があったからSTAPが暴けたんじゃないか。
堀江貴史氏がテレビで青山繁春氏との論争で、スパイ防止法を巡って論争してたが、堀江氏は防止したってスパイやるやつはやるという、青山氏は善良なる人が必ず存在して悪を暴くと言う。
最後には「ばーか」「おもてへ出ろ」と暴論合戦になったが。