【身辺雑記1身近な動物】
夜、仕事机の前の窓ガラスの外に、ヤモリがよく出る。窓に寄ってくる蛾が目当てなのである。時には4匹ぐらい同時に出てくる。外に出て、懐中電灯で観察したら壁や窓枠の部分に10匹くらいいて、びっくりしたことがある。
今年は成長が早いらしく、お腹が膨れている。先夜、運よくヤモリが蛾を捕食するところを撮影することができた。(写真1)
(写真1)
窓ガラスに止まっている蛾にこっそりと近づき、パクッとくわえる。光っているのはフラッシュに反射したヤモリの右眼である。
ここから、「呑み込み」の芸が始まる。首を上にあげて口を開くと、重力で蛾の頭部が落下する。そこで蛾の頭が先になるように、くわえ直して呑み込む。こうすると羽が自然に閉じるので、抵抗なく飲み込める。蛾の解剖学を熟知したような動作で、えらいものである。
このヤモリはすでにお腹が膨れているので、この蛾を呑みこんだ後は、もうその夜は姿を現らわさなかった。こうしてお腹が満腹するまでヤモリは何回でも現れる。ただその活動は22:00頃までのようだ。深夜になると姿が見えなくなる。
6月の中旬から、仕事場に灰黒色の巨大なアシダカグモが一匹出没するようになった。天井の隅をゆっくり横歩きしたり、床をさっと走ったりする。体長は3cm程度だが、何しろ脚が長い。足下の机の脚に止まっていても「アシダカグモ」なのだ。
脚が長いからこれにノソノソ歩かれたら、気味が悪い。近くのホームセンターでピレトリン入りのスプレー式殺虫剤を買ってきて、退治する体制を整えた。
そしたらこちらの気配を感じたのか、とんと出現しなくなった。
「がっかり」と思っていたら、代わりに大きなムカデが現れた。(写真2)
(写真2)
カーテンの裾が、窓際の用紙置き場の上にたくれた部分にじっとしている。
今年は空調を原則使わない予定で、窓際換気扇を廻し放しにしている。そこで北側の窓を開け、換気を促進しておいて、思い切りスプレーを吹き付けた。
床に落ちて逃げようとしたが、全身が濡れるほどスプレーを浴びて、のたうち回っているところを、ティシューを敷いてピンセットでつまみ上げ、手早く折りたたみ、ガラスの文鎮で押さえて逃げられないようにした。それでも完全に動かなくなるまで、90分はかかった。
写真はまだ頭を動かして、のたうち回っているところである。体長は約75mm。
頭部とそれに続く第一胸節の背部が橙色でなく青黒色で、脚先が青みを帯びているから、これは小野展嗣「危ない生物大図鑑」(PHP)によると、アオズムカデであろう。
顎の部分を観察すると黒く鋭い2本の毒牙がある。(写真3:目盛りは1mm)
私はムカデに噛まれたことはないが、家内は一度あり、死ぬほど痛かったそうだ。
この毒牙は第1脚の変形したもので、「跗爪」という名がついており、一番下のスポイトの袋みたいなのが脚節(Femur=大腿骨)、その先のリング状の関節が脛節(Tibia=脛骨)である。
訳語でなく元のラテン語を読めば、ヒトと同じ名前が付いていることが素直にわかる。
ムカデの毒液は膨隆した脚節のなかの袋に蓄えられているのであろう。
(写真3)
死んだように見えても生きていることがあり、素手で触ると危ないクモ、ムカデ、ハチなどを扱うために、ガラスコップの筆立てには先細、曲がり、平という3種のピンセットをガラスコップの筆立ての壁に挿んで置いてある。これらがあるので、サンプル動物を安全にすばやく処理できる。
<付記=その後6/21午後、問題のアシダカグモが、書庫西側の床の隅でくたばっているのを見つけた。こんな感じでタラバガニそっくりである。(写真4)
(写真4)
ピレトリンを吹き付けた床の上を歩いたためか、それとも水欠乏のせいかは判然としない。
撮影のために照明をあて、ピンセットで位置を調節したら、ピクピク動いたのでびっくりした。頭尾長に関しては、目視の誤りがあって、実測では約20mmだったので、訂正する。>
夜、仕事机の前の窓ガラスの外に、ヤモリがよく出る。窓に寄ってくる蛾が目当てなのである。時には4匹ぐらい同時に出てくる。外に出て、懐中電灯で観察したら壁や窓枠の部分に10匹くらいいて、びっくりしたことがある。
今年は成長が早いらしく、お腹が膨れている。先夜、運よくヤモリが蛾を捕食するところを撮影することができた。(写真1)
(写真1)
窓ガラスに止まっている蛾にこっそりと近づき、パクッとくわえる。光っているのはフラッシュに反射したヤモリの右眼である。
ここから、「呑み込み」の芸が始まる。首を上にあげて口を開くと、重力で蛾の頭部が落下する。そこで蛾の頭が先になるように、くわえ直して呑み込む。こうすると羽が自然に閉じるので、抵抗なく飲み込める。蛾の解剖学を熟知したような動作で、えらいものである。
このヤモリはすでにお腹が膨れているので、この蛾を呑みこんだ後は、もうその夜は姿を現らわさなかった。こうしてお腹が満腹するまでヤモリは何回でも現れる。ただその活動は22:00頃までのようだ。深夜になると姿が見えなくなる。
6月の中旬から、仕事場に灰黒色の巨大なアシダカグモが一匹出没するようになった。天井の隅をゆっくり横歩きしたり、床をさっと走ったりする。体長は3cm程度だが、何しろ脚が長い。足下の机の脚に止まっていても「アシダカグモ」なのだ。
脚が長いからこれにノソノソ歩かれたら、気味が悪い。近くのホームセンターでピレトリン入りのスプレー式殺虫剤を買ってきて、退治する体制を整えた。
そしたらこちらの気配を感じたのか、とんと出現しなくなった。
「がっかり」と思っていたら、代わりに大きなムカデが現れた。(写真2)
(写真2)
カーテンの裾が、窓際の用紙置き場の上にたくれた部分にじっとしている。
今年は空調を原則使わない予定で、窓際換気扇を廻し放しにしている。そこで北側の窓を開け、換気を促進しておいて、思い切りスプレーを吹き付けた。
床に落ちて逃げようとしたが、全身が濡れるほどスプレーを浴びて、のたうち回っているところを、ティシューを敷いてピンセットでつまみ上げ、手早く折りたたみ、ガラスの文鎮で押さえて逃げられないようにした。それでも完全に動かなくなるまで、90分はかかった。
写真はまだ頭を動かして、のたうち回っているところである。体長は約75mm。
頭部とそれに続く第一胸節の背部が橙色でなく青黒色で、脚先が青みを帯びているから、これは小野展嗣「危ない生物大図鑑」(PHP)によると、アオズムカデであろう。
顎の部分を観察すると黒く鋭い2本の毒牙がある。(写真3:目盛りは1mm)
私はムカデに噛まれたことはないが、家内は一度あり、死ぬほど痛かったそうだ。
この毒牙は第1脚の変形したもので、「跗爪」という名がついており、一番下のスポイトの袋みたいなのが脚節(Femur=大腿骨)、その先のリング状の関節が脛節(Tibia=脛骨)である。
訳語でなく元のラテン語を読めば、ヒトと同じ名前が付いていることが素直にわかる。
ムカデの毒液は膨隆した脚節のなかの袋に蓄えられているのであろう。
(写真3)
死んだように見えても生きていることがあり、素手で触ると危ないクモ、ムカデ、ハチなどを扱うために、ガラスコップの筆立てには先細、曲がり、平という3種のピンセットをガラスコップの筆立ての壁に挿んで置いてある。これらがあるので、サンプル動物を安全にすばやく処理できる。
<付記=その後6/21午後、問題のアシダカグモが、書庫西側の床の隅でくたばっているのを見つけた。こんな感じでタラバガニそっくりである。(写真4)
(写真4)
ピレトリンを吹き付けた床の上を歩いたためか、それとも水欠乏のせいかは判然としない。
撮影のために照明をあて、ピンセットで位置を調節したら、ピクピク動いたのでびっくりした。頭尾長に関しては、目視の誤りがあって、実測では約20mmだったので、訂正する。>
ムカデなどの身体を研究に使うか、薬品をかけた後ゴミとして棄てるのがいいのか。
日本国本土も中国からの黄砂やPM2.5でムカデのよう。
生態系など崩れるわけがありません。
これまでに幾度か自然が生物のほとんどを絶滅させてきましたからね。
言い換えれば、日本人が不快・恐怖に感じる多民族も絶滅させるべきなんです。
地球全土を日本人で埋め尽くすという楽園を築くために
今から超秘密兵器の開発を進めて行ってほしいと、頭のいい学者たちに期待しています。
翁長かつら氏と鳩山・菅元総理は日本人ではないですよね?
翁長も鳩山も菅も非国民、売国奴。
花粉を運んでくれる昆虫も残してください。