【石棺】光畑先生から9/6朝、速達で届いた江口工「地下水放射能汚染と地震:東電が見落とした新たな危険」(オークラ出版, 2012/4)を早速読んだ。ありがとうございました。
著者の経歴は添付1に示すように、熊本大工学部卒の土木工学技術者で、チェルノブイリ原発の汚染水が付近の川に流れ込むのを防ぐために、「石棺工法」でコンクリート注入をやったという実績がある人だ。(添付2)
チェルノ原発では1~4号炉が稼働中で、冷却池の東を流れるブレビャチ川に汚染水が流れ込むと、下流のキエフ湖が汚染され、これはドニエプル川(ドン川)を経て黒海に注ぐから、汚染は黒海からさらに地中海に及ぶ恐れがあった。ウクライナの首都キエフはキエフ湖の水を飲んでいるから、キエフ湖の放射能汚染が起こったら、住めなくなる。
チェルノ原発爆発の翌日、モスクワから3名の技術者がソ連大使館員2名と東京に著者を訪ねてきて、「地上部はヘリからコンクリートを注入できるが、地下からの放射能汚染地下水が川に流れ込まないようにするには、どうしたらよいか」、アドバイスを求めたという。
ここは基本的に平地だから、原子炉の回りに深いトンネルを掘ってコンクリートを注入し、地下水の動きを止めるしかない。「石棺」は上側だけでなく、横も下もそうなっている。
で、驚いたのは「トンネル掘削は1ヶ月もあれば距離にして20キロメートルの長さを掘削できる。しかも放射能の心配がないので、一日中作業することが可能」(p.75)という記述だ。これなら福島原発の地下水流路を変えるために、長者原から掘るトンネルなど長さ1キロもいらないから、5本や10本なら1ヶ月で掘れるだろう。
著者の経歴は添付1に示すように、熊本大工学部卒の土木工学技術者で、チェルノブイリ原発の汚染水が付近の川に流れ込むのを防ぐために、「石棺工法」でコンクリート注入をやったという実績がある人だ。(添付2)
チェルノ原発では1~4号炉が稼働中で、冷却池の東を流れるブレビャチ川に汚染水が流れ込むと、下流のキエフ湖が汚染され、これはドニエプル川(ドン川)を経て黒海に注ぐから、汚染は黒海からさらに地中海に及ぶ恐れがあった。ウクライナの首都キエフはキエフ湖の水を飲んでいるから、キエフ湖の放射能汚染が起こったら、住めなくなる。
チェルノ原発爆発の翌日、モスクワから3名の技術者がソ連大使館員2名と東京に著者を訪ねてきて、「地上部はヘリからコンクリートを注入できるが、地下からの放射能汚染地下水が川に流れ込まないようにするには、どうしたらよいか」、アドバイスを求めたという。
ここは基本的に平地だから、原子炉の回りに深いトンネルを掘ってコンクリートを注入し、地下水の動きを止めるしかない。「石棺」は上側だけでなく、横も下もそうなっている。
で、驚いたのは「トンネル掘削は1ヶ月もあれば距離にして20キロメートルの長さを掘削できる。しかも放射能の心配がないので、一日中作業することが可能」(p.75)という記述だ。これなら福島原発の地下水流路を変えるために、長者原から掘るトンネルなど長さ1キロもいらないから、5本や10本なら1ヶ月で掘れるだろう。
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