【報道検証2】
2Ch情報で「ネイチャー」誌が「再現不能論文」の掲載頻度を減らすために、5月から編集方針を変更することをアナウンスしたのを知った。
http://www.nature.com/news/announcement-reducing-our-irreproducibility-1.12852
名指しはしていないが、STAP論文騒動を受けての方針変更であることは間違いない。
これは事実上、「小保方論文は撤回したい」と言っているに等しい。
ただ理研が「1年かけて再現実験をする」と発表して、撤回を先延ばしにしているので、これ以上世界に迷惑をかけられないのと、雑誌の信用にかかわるので編集方針の変更をアナウンスしたのだろう。「世界の理研」が「世界を欺く理研」になった感がある。
書き込まれた読者コメントに「査読論文は匿名にせよ」というのがある。理研広報部には元ネイチャー編集部員が雇われていて、理研広報費の相当の額がネイチャー日本支社に流れているのを知ってかどうかは、わからない。
匿名化された論文だと、論文の実験とそのデータの妥当性や盗用の有無や結論を導く論理の無矛盾が評価の対象となるので、共著者や所属施設の権威は通用しなくなる。権威主義による評価を避けるという点では、これほど重要なことはない。
「再現不能」という後追い論文を掲載せよという意見もある。今回のように12施設以上で追試が失敗しているのに、ネガティブ報告は雑誌が掲載しないために、ムダなお金と労力が費やされる。インチキ論文を載せた場合、掲載誌と論文の著者が損害賠償の対象になるという制度を導入したらよかろう。
ともあれネイチャー誌の新方針に期待したい。
「STAP細胞、再現成功」と報じた産経を初め、メディアは2月のバカ騒ぎの報道検証をきちんとやってもらいたい。後述する藤村の遺跡捏造、修復腎移植(病腎移植)の異常な万波バッシングともにメディアの自己検証はあまりにも不十分だ。
総じて新聞社の科学部に生命科学に通じた優秀な人材をそろえないと、同様な事件はまた繰り返されるだろう。21世紀は科学の時代だ。
2Ch情報で「ネイチャー」誌が「再現不能論文」の掲載頻度を減らすために、5月から編集方針を変更することをアナウンスしたのを知った。
http://www.nature.com/news/announcement-reducing-our-irreproducibility-1.12852
名指しはしていないが、STAP論文騒動を受けての方針変更であることは間違いない。
これは事実上、「小保方論文は撤回したい」と言っているに等しい。
ただ理研が「1年かけて再現実験をする」と発表して、撤回を先延ばしにしているので、これ以上世界に迷惑をかけられないのと、雑誌の信用にかかわるので編集方針の変更をアナウンスしたのだろう。「世界の理研」が「世界を欺く理研」になった感がある。
書き込まれた読者コメントに「査読論文は匿名にせよ」というのがある。理研広報部には元ネイチャー編集部員が雇われていて、理研広報費の相当の額がネイチャー日本支社に流れているのを知ってかどうかは、わからない。
匿名化された論文だと、論文の実験とそのデータの妥当性や盗用の有無や結論を導く論理の無矛盾が評価の対象となるので、共著者や所属施設の権威は通用しなくなる。権威主義による評価を避けるという点では、これほど重要なことはない。
「再現不能」という後追い論文を掲載せよという意見もある。今回のように12施設以上で追試が失敗しているのに、ネガティブ報告は雑誌が掲載しないために、ムダなお金と労力が費やされる。インチキ論文を載せた場合、掲載誌と論文の著者が損害賠償の対象になるという制度を導入したらよかろう。
ともあれネイチャー誌の新方針に期待したい。
「STAP細胞、再現成功」と報じた産経を初め、メディアは2月のバカ騒ぎの報道検証をきちんとやってもらいたい。後述する藤村の遺跡捏造、修復腎移植(病腎移植)の異常な万波バッシングともにメディアの自己検証はあまりにも不十分だ。
総じて新聞社の科学部に生命科学に通じた優秀な人材をそろえないと、同様な事件はまた繰り返されるだろう。21世紀は科学の時代だ。
http://www.nature.com/news/announcement-reducing-our-irreproducibility-1.12852
名指しはしていないが、STAP論文騒動を受けての方針変更であることは間違いない。
上記natureの発行日は24 April 2013ですので明らかにSTAP論文騒動とは関係ありません。