【円安恐慌】日経ビジネスで菊池眞という人が、私と同じように「制御不能の円安」見通しを述べている。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130131/243106/?mlp
<日本の財政の危機的状況は、政府がこのほど発表した2013年度の92.6兆円の予算案を見ても分かります。既に歳出の約4分の1が国債の満期に伴う償還費及び国債の利払いです。歳入を見ても新規国債の発行が43兆円強と、税収を再び上回りかねない規模で、国債発行残高は昨年9月末時点で983兆円にも達する。
国債利回りが3%程度に上昇した時に、日本政府は日本国債を買ってくれるところを探さざるを得なくなる。その時、お願いに行く先は、やはり米国になる。
米国は恩を売る形で購入に応じてくれるでしょう。しかし、高齢化が進む日本では、その後の財政状況は当然のことながら容易には改善しない。米国がどこかの時点で日本に強制的な緊縮財政を強いてくることになる、というのが今後の展開です。
結局、日本は、自ら制度の大変革を行うということができない国。行くところまで行って、明治維新、第2次大戦後に続いて3度目の米国による外圧によって大改革を進めることになる。>
「国債発行残高約1000兆円」というのは、まさに昭和20年<大東亜戦争>末期の状況です。
日本国債の保有者について新聞は報道しないが、
<日本の国債は、90%以上が国内で買い支えられてきました。日本の純金融資産のほとんどは50歳以上が保有、特に60歳以上で全体の8割を持っています。従って引退後は、自らの資産を取り崩していくことになるわけで、国債を国内だけで買い支えていくという構造はもはや限界を迎えています。>
銀行保有の国債が500兆円で、残り400兆円を老人が主体の個人がもっている。外国が100兆円を保有、という構造だ。
私は太平洋戦争後の悪性インフレで国債が紙くずになったのを知っているから、「国の借金証文」である国債は絶対に信用しない。だから国債は1枚ももっていないが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、買ったバカな国民がおおぜいいるんだな。
菊池の『円安恐慌』
http://www.amazon.co.jp/円安恐慌-日経プレミアシリーズ-菊池-真/dp/4532261791/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1359681162&sr=1-1
が売れているらしいが、その議論は
<この本を書いた時は、日本は何もしなくてもドル安がドル高に戻るだけで相当な円安が避けられないと指摘しました。もしその前に日本が円安誘導のようなことをしたら、その先に制御不能な円安が来るのだから、事態の悪化は早まると説明しました。実際、現状ではそういう展開になりそうです。>
というもの。
米国政府がオバマ大統領の2期目に入り、「後のない体制」に入って金融引き締めを始めれば、放って置いてもドル高円安になる。安倍が日銀を支配して輪転機を廻して万札を増刷し、市場にばらまけば超円安が進行し、2%インフレどころか制御不能な悪性インフレが発生する。
そうなれば1000兆円の国債は実質100兆円に減額できる。それが国家のねらいだろう。理性のある人は、手持ちの国債をさっさと売り払い、株でも買うことですな。株はそれ自体が商品だから、インフレなら値上がりする。
まあ、これで第二次安倍内閣は「売国奴内閣」、「国家破壊内閣」として歴史に名を残すことが決まった。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130131/243106/?mlp
<日本の財政の危機的状況は、政府がこのほど発表した2013年度の92.6兆円の予算案を見ても分かります。既に歳出の約4分の1が国債の満期に伴う償還費及び国債の利払いです。歳入を見ても新規国債の発行が43兆円強と、税収を再び上回りかねない規模で、国債発行残高は昨年9月末時点で983兆円にも達する。
国債利回りが3%程度に上昇した時に、日本政府は日本国債を買ってくれるところを探さざるを得なくなる。その時、お願いに行く先は、やはり米国になる。
米国は恩を売る形で購入に応じてくれるでしょう。しかし、高齢化が進む日本では、その後の財政状況は当然のことながら容易には改善しない。米国がどこかの時点で日本に強制的な緊縮財政を強いてくることになる、というのが今後の展開です。
結局、日本は、自ら制度の大変革を行うということができない国。行くところまで行って、明治維新、第2次大戦後に続いて3度目の米国による外圧によって大改革を進めることになる。>
「国債発行残高約1000兆円」というのは、まさに昭和20年<大東亜戦争>末期の状況です。
日本国債の保有者について新聞は報道しないが、
<日本の国債は、90%以上が国内で買い支えられてきました。日本の純金融資産のほとんどは50歳以上が保有、特に60歳以上で全体の8割を持っています。従って引退後は、自らの資産を取り崩していくことになるわけで、国債を国内だけで買い支えていくという構造はもはや限界を迎えています。>
銀行保有の国債が500兆円で、残り400兆円を老人が主体の個人がもっている。外国が100兆円を保有、という構造だ。
私は太平洋戦争後の悪性インフレで国債が紙くずになったのを知っているから、「国の借金証文」である国債は絶対に信用しない。だから国債は1枚ももっていないが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、買ったバカな国民がおおぜいいるんだな。
菊池の『円安恐慌』
http://www.amazon.co.jp/円安恐慌-日経プレミアシリーズ-菊池-真/dp/4532261791/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1359681162&sr=1-1
が売れているらしいが、その議論は
<この本を書いた時は、日本は何もしなくてもドル安がドル高に戻るだけで相当な円安が避けられないと指摘しました。もしその前に日本が円安誘導のようなことをしたら、その先に制御不能な円安が来るのだから、事態の悪化は早まると説明しました。実際、現状ではそういう展開になりそうです。>
というもの。
米国政府がオバマ大統領の2期目に入り、「後のない体制」に入って金融引き締めを始めれば、放って置いてもドル高円安になる。安倍が日銀を支配して輪転機を廻して万札を増刷し、市場にばらまけば超円安が進行し、2%インフレどころか制御不能な悪性インフレが発生する。
そうなれば1000兆円の国債は実質100兆円に減額できる。それが国家のねらいだろう。理性のある人は、手持ちの国債をさっさと売り払い、株でも買うことですな。株はそれ自体が商品だから、インフレなら値上がりする。
まあ、これで第二次安倍内閣は「売国奴内閣」、「国家破壊内閣」として歴史に名を残すことが決まった。
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