ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

2-2-2015鹿鳴荘便り/難波先生より

2015-02-03 17:27:12 | 難波紘二先生
 大雪が降ったり大霜が降りたりの毎日が続いている。1月の中旬に、高屋SCの給油所で満タンにしたら125円/リットルと、ガソリン価格が大幅に値下がりしていた。灯油も73円/Lと安くなっている。OPECがアメリカのシェールガス会社を倒す戦略として、石油の減産をしないためだろう。
 「電気代の節約をするには、この安い石油を利用するのが一番だな」と考えた。
 幸い家電店はもう暖房機器の売り尽くしセールに入っている。
 そこで小型の石油ファン・ヒーター、20L入りポリ灯油タンク、給油ポンプを買ってきた。

 ファン・ヒーターは、内臓タンク容量5.0L、暖房出力Max. 3.20kW Min. 0.74kW. 使用電力(石油バーナーにニクロム線が使われている)98W。 型式:Dainichi FW-3214S
 値段は9,980円、ポリタンクが798円、手動給油ポンプが100円。灯油20Lで1,460円。
 これが次の「実験経費」である。

 灯油ファン・ヒーターというのは、30年位前に広島市の一戸建てに住んでいた頃、50L燃料タンク外置き式の大型のものを使った記憶がある。排気は熱交換機を通して、戸外に出す方式だったから室内の空気のよごれは心配なかったが、空気乾燥には困った。
 あれからずいぶん経っているが、こちらに移ってからは、もっぱら電気とプロパンガスがエネルギー源だ。石油ストーブもよくなっているだろうな、と思ったら果たして良くなっていた。(添付写真)

 800Wの電気ストーブと横幅は同じで、奥行きがあって全体がずんぐりと丸みを持っている。全面のグリッドに炎が見えるように覗き窓が設けてある。これで異常燃焼がないことをチェックする。排気は後から室内に行うので、完全密閉の部屋には不適切だ。幸い、目の前に煙草の煙出しファンがあるので、仕事場は密室ではないからこれが使える。
 で肝心の過熱度と温度調整だが、室温表示と最高設定温度を本体前の上部にある液晶画面に表示するようになっている。

 午前中に電熱器とエアコンで過熱したので、買い物から戻ったときの室温は16度(机上温)、湿度50%だった。本体の電源コードを壁のコンセントに差し込み、カートリッジ・タンクに5Lを給油し、本体にセットして、「運転ボタン」を押したら勢いよく燃えだした。
 初期設定の最高温度は20度、室温は14度なので、足元と机上では温度差が2度ある。で、エアコンと電熱器をオフにして、1kWの電気カーペットだけオンにして、母屋に食事に帰り新聞を読んで戻ってみたら、約2時間で室温が22度まで上昇していた。
 床面積約4坪の空間を温める能力は、電熱器とエアコンを合わせたものに匹敵する。使用電力は電熱器+エアコンの2.3kWに対してたった100W。

 後は燃料がどの程度もつかだが、仕様書には「大火力」(最大燃焼)で、5L が16.1時間もつと書いてある。その通りなら、燃費は24.5円/時間であり、1日12時間、月30日使用しても灯油代は9、000円以下ですむことになる。それなら電気代は2/5に減る。
 この実験、滑り出しは好調のようだが、果たしてこちらの思惑どおりになるかどうか…
 うまく行けば、2月中に実験経費を回収して、3月からはまるまる節電ということになるだろう。このあたりでは5月初めまでは暖房がいる。

【書評など】エフロブの「買いたい新書」書評に、No.254:東島誠・与那覇潤「日本の起源」を取りあげました。
 よく売れている本のようだ。帯に「古代の天皇誕生から現代の日本社会までを貫く法則とは?歴史学がたどりついた日本論の最高地点。」とある。誰かの推薦文ではない。出版社がつけた「自薦文」だ。
 「日本」という国号の起源, 国家としての日本の成立, と天皇の始まりはまったく別次元の問題だから,「日本の起源」というタイトルそのものは, あいまいでありナンセンスだ。しかしこの1967年生れ(東島,聖学院大教授)と1979年生れ(与那覇,愛知県立大準教授)という,共に幅のひろい二人の日本史学者の対論で構成されているこの本は, 結構面白い。二人とも,それぞれ東大出版会,岩波書店から著書が出ているから,いちおうまともな学者であろう。「まえがき」を与那覇(よなは)が,「あとがき」を東島(ひがしじま)が書いている。
 あとはこちらでお読み下さい。
 http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1422232330

【訂正】
 1/29YouTubeからの情報として「後藤さん最後のボイス・メッセージ」を転記しましたが、一部誤りがありました。その後同日9:30に「ハフィントンポスト」が正しく速報していたことを知りました。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/28/gotokenji-voice-message_n_6566862.html

<メッセージの和訳と原文は以下の通り。
「私は後藤健二です。あなたたちに送るように言われたボイスメッセージです。もし1月29日木曜日、(イラクの都市)モスルの日没までに、トルコ国境に私の命と引き替えになるサジダ・アル・リシャウィ(死刑囚)を連れてこなかった場合に、ヨルダン軍パイロットのムアーズ・カサースベを、ただちに殺害する」

I’m Kenji Goto Jogo. This is a voice message I’ve been told to send to you. If Sajida al-Rishawi is not ready for exchange for my life at the Turkish border by Thursday sunset, 29th of January, Mosul time, the Jordanian pilot Muath al-Kasasbeh will be killed immediately.>
 私はThursdayは1/29日のことなので、次は時刻の話だと思い込み、「Twentynineth」を「Twentyone(21:00)」と聞き間違えてしまいました。お詫びして訂正いたします。
 「日没が21時というのはおかしいな」とは思ったのですが、「イスラムもユダヤ教と同じように一日の起点は夜からだろうか?」などと、考えているうちに当初の疑問を忘れてしまいました。申し訳ありません。

 今回は
 1)妄想=イスラム国人質事件
 2)卵胎生のカエル=
 3)無法国家・韓国=
 4)3000円で買えるもの=
 5)読書日記より11=
 という5つの話題を取りあげました。
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