【舛添要一】
この東京都知事の「無節操な公私混同」にはあきれた。5/20の二度目の記者会見で「外部弁士による調査委員会を立ち上げて精査する」という発言にもあきれた。自分が選任する弁護士の委員会だから「違法性の有無」を調査するに決まっている。問われているのは「倫理性」なのに「違法性」を審理する弁護士調査委員会を立ちあげるなど、基本的に間違っていないか?
「知事」英語ではGovernorだが、自己の統治(ガバナンス)がまったくできていない。三菱やスズキの燃費不正問題と構造は一緒である。
いま、「<文藝春秋>で読む戦後70年」(文藝春秋ムック)の箭内(やない)昇「長銀幹部が綴る隠蔽の全貌」という「日本長期信用銀行」がバブル破綻で、7兆9000億円の不良資産を抱えて破綻した事件の手記を読んでいるが、前に読んだ「山一証券」破綻の話とそっくりだ。「不良資産の移し変えは法律には触れないが、胡散臭さはぬぐえない」と書いてある。
あの時は空前のインフレで、金が土地や株に投資されたが、いまは真逆で、企業は燃費データを捏造し、政治家は個人支出を「政治資金」で落とそうというケチなことをやっている。「法律には触れないが、胡散臭さはぬぐえない」という手法があちこちで横行している。
「国際政治学者」という触れ込みで、「TVタックル」で田嶋陽子と論争していた頃、名前を覚えたが、私の蔵書目録をみると、舛添要一「日本政府のメルトダウン」( 講談社、2011/11)しか持っていない。それも3・11の後に出た多くの本のうちの一冊で、読んだ記録がない。
その田嶋が「性格がセコい。許したところで、これからもケチよ」とコメントしている。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/05/22/kiji/K20160522012636080.html
そもそも「中沢新一人事」問題で、西部邁が東大教養部教授を辞任したいきさつは承知しているが、なぜあの時舛添が助教授を辞任したのかが不明だ。以後彼は「タレント学者」になった。「水に落ちた犬は叩かない」主義なので、これ以上は論じないことにする。
本来この問題は「東京都記者クラブ」は当然知っていたはずで、調査報道があってしかるべきだったが、「週刊文春」がスクープするまで、テレビ・新聞は報じなかった。こういう報道体勢にも大いに問題がある。
「週刊ポスト」が予測するように、6/1定例都議会初日に辞意表明、7/10参院選にあわせて新都知事選と進むのが理想的だと思うが、これは今後の動きをみるしかあるまい。舛添氏は自分に瑕疵がないと思うなら、立候補して都民の信を問うがよかろう。
この東京都知事の「無節操な公私混同」にはあきれた。5/20の二度目の記者会見で「外部弁士による調査委員会を立ち上げて精査する」という発言にもあきれた。自分が選任する弁護士の委員会だから「違法性の有無」を調査するに決まっている。問われているのは「倫理性」なのに「違法性」を審理する弁護士調査委員会を立ちあげるなど、基本的に間違っていないか?
「知事」英語ではGovernorだが、自己の統治(ガバナンス)がまったくできていない。三菱やスズキの燃費不正問題と構造は一緒である。
いま、「<文藝春秋>で読む戦後70年」(文藝春秋ムック)の箭内(やない)昇「長銀幹部が綴る隠蔽の全貌」という「日本長期信用銀行」がバブル破綻で、7兆9000億円の不良資産を抱えて破綻した事件の手記を読んでいるが、前に読んだ「山一証券」破綻の話とそっくりだ。「不良資産の移し変えは法律には触れないが、胡散臭さはぬぐえない」と書いてある。
あの時は空前のインフレで、金が土地や株に投資されたが、いまは真逆で、企業は燃費データを捏造し、政治家は個人支出を「政治資金」で落とそうというケチなことをやっている。「法律には触れないが、胡散臭さはぬぐえない」という手法があちこちで横行している。
「国際政治学者」という触れ込みで、「TVタックル」で田嶋陽子と論争していた頃、名前を覚えたが、私の蔵書目録をみると、舛添要一「日本政府のメルトダウン」( 講談社、2011/11)しか持っていない。それも3・11の後に出た多くの本のうちの一冊で、読んだ記録がない。
その田嶋が「性格がセコい。許したところで、これからもケチよ」とコメントしている。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/05/22/kiji/K20160522012636080.html
そもそも「中沢新一人事」問題で、西部邁が東大教養部教授を辞任したいきさつは承知しているが、なぜあの時舛添が助教授を辞任したのかが不明だ。以後彼は「タレント学者」になった。「水に落ちた犬は叩かない」主義なので、これ以上は論じないことにする。
本来この問題は「東京都記者クラブ」は当然知っていたはずで、調査報道があってしかるべきだったが、「週刊文春」がスクープするまで、テレビ・新聞は報じなかった。こういう報道体勢にも大いに問題がある。
「週刊ポスト」が予測するように、6/1定例都議会初日に辞意表明、7/10参院選にあわせて新都知事選と進むのが理想的だと思うが、これは今後の動きをみるしかあるまい。舛添氏は自分に瑕疵がないと思うなら、立候補して都民の信を問うがよかろう。
本当かどうか解らないけれども、さもありなんと思えてしまうところが情けない。人間としての品格の問題ですね。
エンブレムの盗作問題、新国立競技場をめぐるゴタゴタ、IOC委員への賄賂疑惑、そして都知事の政治資金スキャンダル。この様では、オリンピック開催は返上すべきじゃないかしら。
ついでに、リオデジャネイロオリンピックも雲行きが怪しいし、一旦利権まみれになったオリンピック開催は中止にして、原点に戻って出直した方がいいと思います。
Oさん、Twitterやってるでしょ。
それより若山研の常駐医とは誰ですか?
CDB器官発生研究チーム客員主管研究員(2014年11月21日~現在)
若山照彦
桂報告書より
ES細胞混入犯捏造以外の理由が。
テル:私はSTAP-SCを129B6GFPマウスから樹立しました。その当時、我々はその系統のES細胞を持っていませんでした。
『STAP細胞から作ったSTAP幹細胞を第三者機関に調査依頼。
15番染色体にマウスを緑色に光らせるGFP遺伝子がはいっており、「若山研には存在しない細胞」だったと明言。
論文撤回理由にはこの遺伝子の挿入位置が「若山研で維持されているマウス・細胞と一致した」と取れる記述があった。』
日経サイエンスより
このSTAP幹細胞は今のところ、大阪大学の岡部勝教授(当時)が作った B6系統のマウスと、若山氏の研究室で維持していた何らかの129系統のマウスを掛け合わせた雑種マウスの細胞である可能性が高い。
岡部マウスには3番染色体に、遺伝子を精子で働かせるアクロシン・プロモーターが結合したGFP遺伝子と、遺伝子を常時ONにするCAG
プロモーターが結合したGFP遺伝子が連続して入っている。』
日経サイエンス2014年9月号より