【ヒート・ショック】
恐れていた大型の台風11号も、室戸に上陸後は北にそれて、倉敷—新見から鳥取に抜けたようでほっとした。「雨台風」と聞いていたが、進路の西にあたるこの地域では雨もほとんど降らなかった。今日7/17は外気温20℃、湿度70%と裏窓を開けると寒いくらいだった。
海抜400mの森の中のこの地では、熱中症の多発が報じられる気温35℃の日でも、滅多に30℃以上にならない。今日など除湿さえすれば快適に仕事場で過ごせる。
7/15(水)の午後、夜の会合のために、広島市に出向いた。直通バスの運行時刻の関係上、自宅前を14:30に発ち、広島市のバスセンターに着くのは16:00頃になる。18:00の会合まで、付近の喫茶店で本を読むつもりだった。
バスセンターからエスカレーターで地上に下り、歩いて「そごう」という百貨店南側の横断歩道に出てびっくりした。西日がもろに直射する場所で信号の前に立つと、「熱ショック波」をもろに浴びた。体感では「5度」以上の熱波だが、付近を見回しても温度表示がまったくない。
田舎に住んでいると、主な道路には必ず「温度計」があり、リアルタイムでの気温がわかるのが常識だ。私の仕事場には室内と室外に「温湿度計」が設置してあり、それを目安に冷暖房を調節している。自宅にも食堂兼居間には、同様に温湿度計が置いてある。
「そごう」のある紙屋町交差点付近は、広島でも一番の繁華街だが、ぐるりと見回しても、大きな看板は醜いほど沢山あるのに、熱中症の予防に重要な気温表示計がまったくない。TVではあれほど「熱中症の予防」についての警告を流しているのに、肝心の都心部では気温を知るすべがないとは…。
(たぶんそのうちスマホかiウォッチに、気温と湿度計を内蔵したタイプが出るだろう。)
「大いなる田舎」広島市で考えた。
広島市と自宅の標高差は400mであり、高度差のみによる温度差は2.8℃(100mにつき0.7℃)のはずだ。14:30頃、自宅前の国道でバスを待つ間の温度は、直射日光にもかかわらず、耐えられないほどではなかった。おそらく30℃以下だったと思われる。
バスの中から、途中3箇所で温度表示を見かけたが、いずれも30度を超える表示はなかった。
冷房の効いたバスを降り、エスカレーターで地上階に下り、歩道を歩いて、「そごう」南側に達するまで100m近く歩行する必要がある。その間に「むっとした生暖かい空気」を感じたが、市電が走る南側に達するまで「熱波」は感じなかった。
「そごう」南面から電車通りを横断しようとして、くだんの「熱波」を感じた。「熱ショック」を体感するには最低でも5度以上の温度差が必要だ。つまり直射日光の当たる舗道上では、体温よりも5度高い、43度くらいの気温になっていたのではないか、と思う。
ともかく青信号に変わるのを待ちきれず、手前の「そごう」のひさしの下に日陰を求めた。
自宅近辺と13度も体感温度が違うなんて、ただ事ではない。今は都市では乗り物内、建物内の空調がしっかり効いているから、空調の廃熱が市街に放出され、「都市温暖化」を来しているのだろうと思う。市街地に温度計の表示があれば、室内温度と戸外温度の差が歴然とするはずなのに、表示がひとつもないのは残念だ。
生活保護の世帯では空調がないか、電気代節約のために夜間の空調使用をしないで、そのため睡眠中に熱中症で死亡するケースが多いと報じられている。
何もかも地球温暖化のせいにしないで、「都市温暖化」にもっと眼を向けることを望みたい。
恐れていた大型の台風11号も、室戸に上陸後は北にそれて、倉敷—新見から鳥取に抜けたようでほっとした。「雨台風」と聞いていたが、進路の西にあたるこの地域では雨もほとんど降らなかった。今日7/17は外気温20℃、湿度70%と裏窓を開けると寒いくらいだった。
海抜400mの森の中のこの地では、熱中症の多発が報じられる気温35℃の日でも、滅多に30℃以上にならない。今日など除湿さえすれば快適に仕事場で過ごせる。
7/15(水)の午後、夜の会合のために、広島市に出向いた。直通バスの運行時刻の関係上、自宅前を14:30に発ち、広島市のバスセンターに着くのは16:00頃になる。18:00の会合まで、付近の喫茶店で本を読むつもりだった。
バスセンターからエスカレーターで地上に下り、歩いて「そごう」という百貨店南側の横断歩道に出てびっくりした。西日がもろに直射する場所で信号の前に立つと、「熱ショック波」をもろに浴びた。体感では「5度」以上の熱波だが、付近を見回しても温度表示がまったくない。
田舎に住んでいると、主な道路には必ず「温度計」があり、リアルタイムでの気温がわかるのが常識だ。私の仕事場には室内と室外に「温湿度計」が設置してあり、それを目安に冷暖房を調節している。自宅にも食堂兼居間には、同様に温湿度計が置いてある。
「そごう」のある紙屋町交差点付近は、広島でも一番の繁華街だが、ぐるりと見回しても、大きな看板は醜いほど沢山あるのに、熱中症の予防に重要な気温表示計がまったくない。TVではあれほど「熱中症の予防」についての警告を流しているのに、肝心の都心部では気温を知るすべがないとは…。
(たぶんそのうちスマホかiウォッチに、気温と湿度計を内蔵したタイプが出るだろう。)
「大いなる田舎」広島市で考えた。
広島市と自宅の標高差は400mであり、高度差のみによる温度差は2.8℃(100mにつき0.7℃)のはずだ。14:30頃、自宅前の国道でバスを待つ間の温度は、直射日光にもかかわらず、耐えられないほどではなかった。おそらく30℃以下だったと思われる。
バスの中から、途中3箇所で温度表示を見かけたが、いずれも30度を超える表示はなかった。
冷房の効いたバスを降り、エスカレーターで地上階に下り、歩道を歩いて、「そごう」南側に達するまで100m近く歩行する必要がある。その間に「むっとした生暖かい空気」を感じたが、市電が走る南側に達するまで「熱波」は感じなかった。
「そごう」南面から電車通りを横断しようとして、くだんの「熱波」を感じた。「熱ショック」を体感するには最低でも5度以上の温度差が必要だ。つまり直射日光の当たる舗道上では、体温よりも5度高い、43度くらいの気温になっていたのではないか、と思う。
ともかく青信号に変わるのを待ちきれず、手前の「そごう」のひさしの下に日陰を求めた。
自宅近辺と13度も体感温度が違うなんて、ただ事ではない。今は都市では乗り物内、建物内の空調がしっかり効いているから、空調の廃熱が市街に放出され、「都市温暖化」を来しているのだろうと思う。市街地に温度計の表示があれば、室内温度と戸外温度の差が歴然とするはずなのに、表示がひとつもないのは残念だ。
生活保護の世帯では空調がないか、電気代節約のために夜間の空調使用をしないで、そのため睡眠中に熱中症で死亡するケースが多いと報じられている。
何もかも地球温暖化のせいにしないで、「都市温暖化」にもっと眼を向けることを望みたい。
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