【訂正】
前号で「日本のいちばん長い日」の著者が「保坂正康」と書いたが私の勘違いで、正しくは「半藤一利」だった。(半藤一利「決定版・日本のいちばん長い日」,文春文庫, 2006/7)
お詫びして訂正いたします。
もともと「いちばん長い日」(The Longest Day)というタイトルは映画「史上最大の作戦」の原タイトルだった。コーネリアス・ライアンの原作もThe Longest Dayである。
連合軍のノルマンディー上陸作戦を描いた、1962年公開のこの映画は、日本でも大ヒットしたが、この頃には大学進学率も高まり、英語原題の意味が観客に通じるようになっていた。
その後「日本のいちばん長い日」という半藤の本(「大宅壮一編」で市販)が出て、岡本喜八監督で映画化もされ、「日本のいちばん長い」とか「いちばん長い」とか類似したタイトルの本が流行するようになって、ついに私の頭も混乱した。
保坂正康が「日本のいちばん長い日」の執筆者でないとすると、復刻版アサヒグラフが帯に「日本の一番長い年」という、似たようなコピーを使うのはちと問題があるように思う。
半藤一利は「ノモンハンの夏」(文藝春秋, 1998/4)、「日本のいちばん長い夏」(文春新書, 2007/10)のように、タイトルがある種のメタファーになった作品が多い。
前号で「日本のいちばん長い日」の著者が「保坂正康」と書いたが私の勘違いで、正しくは「半藤一利」だった。(半藤一利「決定版・日本のいちばん長い日」,文春文庫, 2006/7)
お詫びして訂正いたします。
もともと「いちばん長い日」(The Longest Day)というタイトルは映画「史上最大の作戦」の原タイトルだった。コーネリアス・ライアンの原作もThe Longest Dayである。
連合軍のノルマンディー上陸作戦を描いた、1962年公開のこの映画は、日本でも大ヒットしたが、この頃には大学進学率も高まり、英語原題の意味が観客に通じるようになっていた。
その後「日本のいちばん長い日」という半藤の本(「大宅壮一編」で市販)が出て、岡本喜八監督で映画化もされ、「日本のいちばん長い」とか「いちばん長い」とか類似したタイトルの本が流行するようになって、ついに私の頭も混乱した。
保坂正康が「日本のいちばん長い日」の執筆者でないとすると、復刻版アサヒグラフが帯に「日本の一番長い年」という、似たようなコピーを使うのはちと問題があるように思う。
半藤一利は「ノモンハンの夏」(文藝春秋, 1998/4)、「日本のいちばん長い夏」(文春新書, 2007/10)のように、タイトルがある種のメタファーになった作品が多い。
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