.【医療雑感】だんだん、「糖質制限食」の実践者が増えてきた。考えてみれば、日本人の透析導入原因のいまや半分は「コントロール不良の糖尿病」であり、いくら「修復腎移植」が先進医療となり、さらに保険医療となっても、透析導入患者数を減らせなければ、「焼け石に水」である。だから糖尿病の予防と、なった場合にはそれが末期腎不全(ESRD)に進行するのを防ぐことが何よりも重要だ。
書店でよく売れている渡邊昌君の「糖尿病は薬なしで治せる」(角川oneテーマ新書)のむこうをはって、私もいまの治療法で成功したら、「薬も運動もなしで糖尿病が治る」という本を書くつもりだ。
旧国立がんセンターの「がん予防12ヵ条」は大デタラメであると証明された。だいたい、タバコのみで酒飲みがかかるのは、食道がんであって肺の腺がんではない。「医学のあゆみ」3/31号が肺がんの特集をしていて、癌研の竹内君も書いているので注文したら、6000円以上もする。医書・医学雑誌は一般に高いが、最近は異常である。儲かっている葬儀会社を対象とした「SOGI」という雑誌が1部5000円だから、いかにイガ買う雑誌が高いかよくわかる。今月は始まったばかりなのにもう本代が、3万円を超してしまった。
「マーフィの法則」によれば、「アル中とは、担当医が毎晩飲む酒の量より多くを飲む患者をいう」そうである。昨今の新聞の訃報欄をみると、「食道がん」というのが目立つ。あれはみな、タバコ吸いで、強いアルコールの常飲者である。アルコールの消毒作用がもっとも強いのは濃度50%の時である。だいたい、水で割らないウィスキーの濃度である。
西部劇の酒場のシーンみたいに、生のウィスキーをストレートでのみ、タバコを吹かしていると、てきめん、食道粘膜をやられる。こういう人は、錠剤が嚥下しにくくなったり、胸焼けがするようになったら、まず食道がんを疑った方がよい。
「糖質制限食」を1ヵ月実行すると体重が10%減少する。松山でNPOの事務局をやっているKさんは、体重は聞きもらしたが、服薬はいっさいやめ、糖質制限食だけでHbA1c 5.9になった、という。医者にほめられたそうだ。これは「過去4ヶ月間の値の平均値」に相当する。
私の場合は、(5.8+5.9+5.9+5.8)/4=5.85が 次回4月14日の(セイブルを飲まなかった場合の)予測値で、これを下回り5.7代に入っていたら、朝晩食事前に1錠づつ飲んだミグリトール(商品名:セイブル)の効果があったということになる。米の飯もパンも もう7ヵ月間、いっさい口にしていない。宴会があってもそれだけ残す。パンは食べないが、さいの目のバターは、野菜や肉と一緒に1~3グラム食べている。最大27キロカロリーだ。脂肪はエネルギーにはなるが、グルコースにはならない。グラムに9を掛ければカロリーが出るので、計算が簡単でよい。
セイブルは副作用が軽減されたのか、軟便にもならないし、おならもでない。予想外れだ。
家内に聞くと、集落の婦人たち8人でやっている「頼母子講」のメンバーのうち、5人までが白内障で眼内レンズの挿入手術を受けているそうだ。どうも患者の方には「見えにくい」という主訴がないのに、医者の方で積極的に薦めているらしく、「先生がああまでいわれるのだから、後々のこともあるし…」と思い、「お任せします」となり、片っ端から手術となっているようだ。
保険点数表は確かめていないが、20万円位の手術料(入院費、給食費、投薬・処置量別)になるはずだから、無知な老人は食い物にされているわけだ。透析医と同じで、白内障を遅らせる治療をしないで、放置しておき、なったらすぐ手術する。
家内の話だとレストランに来る客で、「食べる前に貴方と同じ薬を1錠飲む人がいる。でも料理は普通に食べている。ご飯党で、あったかいご飯が大好きだ」といっている人がいるそうだ。案ずるに、セイブルの薬理作用などぜんぜん理解していなくて、飲めば糖尿病が治ると思っているらしい。HbA1cは6.1だそうだ。4月からの新基準だと6.5になる。
そういうわけで、糖尿病の発症メカニズムをわかりやすく説明し、食と栄養についての新しい考えを広め、糖質制限食を広めて行くことはとても重要なことだと思う。
医者はそもそも患者を作るものである。医者が増えれば、それに見あって患者が増える。医師定員増は、だから、患者を不幸にするだけである。
一部で助かる人も出てくるが、総体として見れば、患者の「最大幸福量」を減少さすのである。シンガポールは国策で医師定員を3000人と定めそれ以上に増やさないことにしている。ジュール・ロマンの小説「クノック」では、町に新来の医師が、薬局と結託して、言葉たくみに町民全部を患者にしてしまう話が書いてある。
書店でよく売れている渡邊昌君の「糖尿病は薬なしで治せる」(角川oneテーマ新書)のむこうをはって、私もいまの治療法で成功したら、「薬も運動もなしで糖尿病が治る」という本を書くつもりだ。
旧国立がんセンターの「がん予防12ヵ条」は大デタラメであると証明された。だいたい、タバコのみで酒飲みがかかるのは、食道がんであって肺の腺がんではない。「医学のあゆみ」3/31号が肺がんの特集をしていて、癌研の竹内君も書いているので注文したら、6000円以上もする。医書・医学雑誌は一般に高いが、最近は異常である。儲かっている葬儀会社を対象とした「SOGI」という雑誌が1部5000円だから、いかにイガ買う雑誌が高いかよくわかる。今月は始まったばかりなのにもう本代が、3万円を超してしまった。
「マーフィの法則」によれば、「アル中とは、担当医が毎晩飲む酒の量より多くを飲む患者をいう」そうである。昨今の新聞の訃報欄をみると、「食道がん」というのが目立つ。あれはみな、タバコ吸いで、強いアルコールの常飲者である。アルコールの消毒作用がもっとも強いのは濃度50%の時である。だいたい、水で割らないウィスキーの濃度である。
西部劇の酒場のシーンみたいに、生のウィスキーをストレートでのみ、タバコを吹かしていると、てきめん、食道粘膜をやられる。こういう人は、錠剤が嚥下しにくくなったり、胸焼けがするようになったら、まず食道がんを疑った方がよい。
「糖質制限食」を1ヵ月実行すると体重が10%減少する。松山でNPOの事務局をやっているKさんは、体重は聞きもらしたが、服薬はいっさいやめ、糖質制限食だけでHbA1c 5.9になった、という。医者にほめられたそうだ。これは「過去4ヶ月間の値の平均値」に相当する。
私の場合は、(5.8+5.9+5.9+5.8)/4=5.85が 次回4月14日の(セイブルを飲まなかった場合の)予測値で、これを下回り5.7代に入っていたら、朝晩食事前に1錠づつ飲んだミグリトール(商品名:セイブル)の効果があったということになる。米の飯もパンも もう7ヵ月間、いっさい口にしていない。宴会があってもそれだけ残す。パンは食べないが、さいの目のバターは、野菜や肉と一緒に1~3グラム食べている。最大27キロカロリーだ。脂肪はエネルギーにはなるが、グルコースにはならない。グラムに9を掛ければカロリーが出るので、計算が簡単でよい。
セイブルは副作用が軽減されたのか、軟便にもならないし、おならもでない。予想外れだ。
家内に聞くと、集落の婦人たち8人でやっている「頼母子講」のメンバーのうち、5人までが白内障で眼内レンズの挿入手術を受けているそうだ。どうも患者の方には「見えにくい」という主訴がないのに、医者の方で積極的に薦めているらしく、「先生がああまでいわれるのだから、後々のこともあるし…」と思い、「お任せします」となり、片っ端から手術となっているようだ。
保険点数表は確かめていないが、20万円位の手術料(入院費、給食費、投薬・処置量別)になるはずだから、無知な老人は食い物にされているわけだ。透析医と同じで、白内障を遅らせる治療をしないで、放置しておき、なったらすぐ手術する。
家内の話だとレストランに来る客で、「食べる前に貴方と同じ薬を1錠飲む人がいる。でも料理は普通に食べている。ご飯党で、あったかいご飯が大好きだ」といっている人がいるそうだ。案ずるに、セイブルの薬理作用などぜんぜん理解していなくて、飲めば糖尿病が治ると思っているらしい。HbA1cは6.1だそうだ。4月からの新基準だと6.5になる。
そういうわけで、糖尿病の発症メカニズムをわかりやすく説明し、食と栄養についての新しい考えを広め、糖質制限食を広めて行くことはとても重要なことだと思う。
医者はそもそも患者を作るものである。医者が増えれば、それに見あって患者が増える。医師定員増は、だから、患者を不幸にするだけである。
一部で助かる人も出てくるが、総体として見れば、患者の「最大幸福量」を減少さすのである。シンガポールは国策で医師定員を3000人と定めそれ以上に増やさないことにしている。ジュール・ロマンの小説「クノック」では、町に新来の医師が、薬局と結託して、言葉たくみに町民全部を患者にしてしまう話が書いてある。
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