ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【液晶パネル】難波先生より

2015-11-11 16:36:26 | 難波紘二先生
【液晶パネル】
 私が知る液晶パネルは1970年代にシャープが卓上型電気計算機に登載したものが最初だった。病院の内科医の医師が、自費で買ったものを臨床病理科に持ってきて「ウン万円もする」と見せてくれた。確か7万円だったと思う。その後カシオが光発電パネルと反射式表示液晶を登載した、電池不要の計算機を安く売り出した。
 その頃はデジタル時代の幕開けで、米国のテキサスインストゥルメントが発光ダイオードを登載した安いデジタル表示の腕時計を売り出した。80年代の初めで50ドルくらいしたと思う。

 90年代にアフリカに行く時は、8ケタ表示のポケット型電気計算機は、もう1000円以下になっていて、現地での調査をスムースに運ぶためにギフトとしてたくさん買い付けて行った。入国の時に税関の係員には値打ちがわからないから、問題なく持ち込めた。この時のものはすでに光発電パネルがついていて、電池が不要なので喜んでもらえた。
 カシオのカード型電卓は、薄くて小さいのでいつもポケットに入れて持ち歩いているが、20年以上使っても、まったく故障がない。今これはたぶん100円ショップで買えるだろう。
 
 これは液晶ではないが発電パネルの話になる。95年の阪神淡路大震災の後だったか、電力の自給と短波放送の受信に興味を持ち、ネットでアメリカから太陽光発電・充電装置と電池と手回しで駆動するAM・FM・短波ラジオを取りよせた。後でわかったのが、発電機は中国製、ラジオは南ア連邦製だった。この発電装置をラジオにつなげば、3種の電波による受信が可能だ。
 ラジオの方は電池と手回しスプリング方式の発電機が付いていたが、スプリングはすぐに故障してしまった。受信機の方は直流電源につなげば今でも使える。
 発電装置の方は、単1〜単4のバッテリーの充電に利用している。(Fig1)
本体に折り畳み式の脚がついていてパネルを傾けるようになっている。分度器で傾斜角を測ってみると、約20度ある。
(Fig1:太陽光パネル)
 この装置には充電終了の表示ランプがついていないし、テスターを持っていないので、交流用の電池充電機をチェッカーの代用にしている。赤ランプがつかなければ充電完了、つけば消えるまで補充の充電をする。実際には、3時間も太陽にさらすと赤ランプはつかない。
 これで充電するのは単3のバッテリー2本だが、幸いマウスとキーボードにはこれで間に合っている。

 エプソン・プリンターのインクセットで、純正でない安いものを買ってきたら、中から「ソーラーLEDランプ」がおまけで出てきた。(Fig.2)
  (Fig.2:ソーラーLED)
 郵便局に行くと「プリンターインク容器回収箱」というのがある。各社ともプリンター価格を下げて、「純正インク」を高く売るという商法(かつてポラロイド社が採用していた)をやっているから、そこに容器は純正で中身は自社製という「すき間産業」が生まれる余地がある。容器はエプソンのものを回収して使っているので、利益率は高いはずだ。
 で、このLEDランプはキーホルダーにもなり、とても明るく重宝している。机の脇に置いておけば充電でき、夜、窓ガラスの外にある温湿度計の目盛りを読むのに便利だ。

 ソーラー発電で売電などという大がかりなことは考えず、当面は仕事場で使用する電力をソーラーで、できるだけまかなうことを考えようと思う。ちなみに10月の使用電力量は169kWhだった。1日平均で5.63kWhである。よい蓄電池があれば、あまり設備投資をしないでも実験ができそうだ。これからソーラー発電パネル、蓄電池ともに値下がりするだろうと思う。幸い、太陽光を受けるのに必要な地面だけはたっぷりある。
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