ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【2017/12/04 鹿鳴荘便り 序】難波先生より

2017-12-04 14:03:23 | 難波紘二先生
87歳の従兄弟が「肺炎で入院した」と聞き、昨夕は家内と自宅にお見舞いに行った。
8日ほどJA総合病院に入院して、今は自宅にいるとのことだった。
豊栄町のスーパーで惣菜や飲み物を買い、一山越えて東広島市から三次市に行った。

茶の間に灯がついているが、呼んでも応答がない。そのうち、介護施設に勤めている娘が別棟から出てきて、
「今、風呂に入っている」という。裏の湯殿をのぞくと、ちょうど出たところで、白い褌が見えた。
「越中褌」なんて見るのは、何十年ぶりかだった。

持参した弁当と缶ビール・ハイボールなどで4人で食事しながら、四方山話をした。
従兄弟の病気の方は、「手が痛い」というので病院に受診したところ、胸部X線を撮られ「肺炎の疑いがある」
ということで入院になったらしい。

田舎の集落なのでちゃんとした「かかりつけ医」がいない。
「被爆者手帳」があるので、医療費は無料。それで病院の方も、すぐに入院させたがる。
1週間以上入院したのに、結局、診断書は「肺炎疑い」ということで、誤嚥性肺炎か、気管支肺炎か、大葉性肺炎かもはっきりしない。
娘の話だと、横になってものを食べる癖があるとのこと。軽い誤嚥性肺炎だったのかとも思う。

「介護施設にいるお年寄りには27種の薬を飲んでいる人もいる」と娘から聞いて驚いた。
それだけで病気になる量だ。しかし栄養士が投薬の内容に口を出すわけにもいかない。

「毒と薬は紙一重」で、ある化学物質のうち、毒性よりも薬効性が高いものを「薬」と呼んでいるにすぎない。
超高齢化社会が進むにつれ、きちんとしたかかりつけ医を持ち、服薬の種類と量を「お薬手帳」などで、きちんと
一元的に管理することが、薬害を防ぎ、医療費の無駄を避けるためにも、重要になるなと思ったことだ。
 
従兄弟から「献体の申込をした」という話も出た。白菊会の「献体は2年待ち」、死亡後の「火葬は4日待ち」というのに、びっくりした。東京圏では「火葬は10日待ち」だそうだ。公営の火葬場は「団塊の世代の死亡時ピーク」を予想していないから、こういう事態になる。
 私も墓地と葬儀場は手配してあるが、火葬場の混雑までは想定外だった。人間以外に先のことが見通せないものだ。

【買いたい新書】では、NHK「クローズアップ現代」のキャスターを永年勤めた国谷 裕子さんの
「キャスターという仕事:言葉の力を信じて」( 岩波新書、2017/1)
を取り上げました。
 http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1511743240



今回は、
1.書き込みを読んで,
2.マンガの小説化,
3.献本お礼など,
4.雪隠詰め,
5.潮目が変わった,
6.南木佳士,
7.夜の雨,
8.毛抜き,
9.減反とJA
という9つの話題を取り上げました。
<PDFにしたら文字化けがなくなる>というアドバイスがありましたが、それは次回からにし、
今回はWORD添付ファイルでお送りします。


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