【書評】エフロブ「買いたい新書」の書評にヴォルテール「浮世の姿・他六篇」(岩波文庫)をとりあげました。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1363851617
18世紀フランス啓蒙時代(英語ではThe Enlightenmentですが、フランス語ではLe Siecle des lumieres=「ルミナリエの世紀」という。)の思想家ヴォルテールは、「哲学書簡」、「哲学辞典」のような固い本を若い頃に書き、50歳の時、世界初のSF小説「ミクロメガス」を書きました。
残念ながらこの小説タイトルにした本は日本にはありません。岩波文庫目録を調べていて、「浮世の姿」に含まれているのを見つけました。品切れなので古書から求めるしかないと思いますが、1000円以下ならお奨めです。
冬の大三角形の一部をなす「おおいぬ座」のシリウス(地球から9光年離れている)に住む、ミクロメガスという名前の宇宙人の科学者が宇宙旅行に出かけ、土星で土星人の科学者と一緒になり、地球を訪問するという話です。
「人間中心主義」の宇宙観、世界観、生物観、時間概念をひっくり返す、面白さがあります。ちなみにミクロは「微小」、メガスは「巨大」という意味のギリシア語です。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1363851617
18世紀フランス啓蒙時代(英語ではThe Enlightenmentですが、フランス語ではLe Siecle des lumieres=「ルミナリエの世紀」という。)の思想家ヴォルテールは、「哲学書簡」、「哲学辞典」のような固い本を若い頃に書き、50歳の時、世界初のSF小説「ミクロメガス」を書きました。
残念ながらこの小説タイトルにした本は日本にはありません。岩波文庫目録を調べていて、「浮世の姿」に含まれているのを見つけました。品切れなので古書から求めるしかないと思いますが、1000円以下ならお奨めです。
冬の大三角形の一部をなす「おおいぬ座」のシリウス(地球から9光年離れている)に住む、ミクロメガスという名前の宇宙人の科学者が宇宙旅行に出かけ、土星で土星人の科学者と一緒になり、地球を訪問するという話です。
「人間中心主義」の宇宙観、世界観、生物観、時間概念をひっくり返す、面白さがあります。ちなみにミクロは「微小」、メガスは「巨大」という意味のギリシア語です。
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