今日から弥生三月、外は曇り空だったが穏やかな一日だった。人形展が今週で終わるのを思い出し、急遽、下館(今は筑西市)まで出かけることにした。
会場は「しもだて美術館」だ。以前、片岡鶴太郎展を見に行った所だ。
家から2時間余り、高速を使わず一般道で行った。途中、渋滞もなく予定通りに到着。
美術館は「アルテリオ」という「しもだて地域交流センター」の3階だ。直ぐにエレベーターで3階に行く。
入館料700円を払い、中に入ると女性がたくさんいた。男性が少ないが気にせずに見て回った。高橋まゆみさんの人形展は以前にも見たことがある。おじいさん、おばあさんの人形が中心で、可愛らしい孫も出てくる。生活の中の一コマを、実に繊細に表現されている。

高さは30cmもないが、見ていると今にも人形が動き出しそうな気がしてくる。一人一人の人形の顔が実に素晴らしい。皺だらけのおじいさん、おばあさんを見ていると、亡くなった両親の姿を思い出す。
人形の目は眼尻の吊り上がっているものが多いが、皆笑っている。手の動き、腰の曲がり方、膝の曲げ方…、顔の表情、いくら見ていても飽きることがない。
パンフレットを見ると、作者の高橋さんは「心和む表情と、懐かしさあふれる日本の原風景をテーマに作品を制作し続ける創作人形作家」と紹介されている。
展示室脇の部屋で、制作風景をビデオでやっていた。粘土を使って頭部を作り、衣装も一つ一つ手作りだ。人形の服装を見ると、自分の子ども時代に見た年寄りの姿そのものだ。
じっくりと見て回り、大満足。1階に行くと、片隅にショップがあった。展示されていた人形の写真集があったので買うことにした。1,900円は少々高いが、じっくり家で見ようと思う。
同じ階に雛人形がたくさん飾ってあった。小学生が紙で作った作品も並んでいた。ウサギやニワトリをモチーフとした雛人形がとてもよかった。

お腹が空いたので、外に出て駅まで行ってみた。駅前に行くと、青木繁の陶板画があった。
青木繁と言えば、明治期のロマン主義的な画家で若くして亡くなった人だ。筑西市が関係あるのかと思ったら、放浪時代にこの地に住んでいたそうだ。
陶板画は、彼の代表作である「海の幸」だ。実物は見たことないが、テレビで何度か見たことがある。
ここで青木繁と出会うとは驚きだ。他にも「大穴牟知命」があり、通りを歩いていくと「わだつみのいろこの宮」という作品もあった。

後で調べたら、羽黒神社境内には青木繁碑もあったようだ。事前に調べてなかったので、見損なってしまった。残念。
帰りも渋滞がなく、スムーズに帰ることができた。今日は高橋まゆみさんの人形に癒され、思いがけない青木繁の作品と出会い、実に楽しい一日となった。
会場は「しもだて美術館」だ。以前、片岡鶴太郎展を見に行った所だ。
家から2時間余り、高速を使わず一般道で行った。途中、渋滞もなく予定通りに到着。
美術館は「アルテリオ」という「しもだて地域交流センター」の3階だ。直ぐにエレベーターで3階に行く。
入館料700円を払い、中に入ると女性がたくさんいた。男性が少ないが気にせずに見て回った。高橋まゆみさんの人形展は以前にも見たことがある。おじいさん、おばあさんの人形が中心で、可愛らしい孫も出てくる。生活の中の一コマを、実に繊細に表現されている。

高さは30cmもないが、見ていると今にも人形が動き出しそうな気がしてくる。一人一人の人形の顔が実に素晴らしい。皺だらけのおじいさん、おばあさんを見ていると、亡くなった両親の姿を思い出す。
人形の目は眼尻の吊り上がっているものが多いが、皆笑っている。手の動き、腰の曲がり方、膝の曲げ方…、顔の表情、いくら見ていても飽きることがない。
パンフレットを見ると、作者の高橋さんは「心和む表情と、懐かしさあふれる日本の原風景をテーマに作品を制作し続ける創作人形作家」と紹介されている。
展示室脇の部屋で、制作風景をビデオでやっていた。粘土を使って頭部を作り、衣装も一つ一つ手作りだ。人形の服装を見ると、自分の子ども時代に見た年寄りの姿そのものだ。
じっくりと見て回り、大満足。1階に行くと、片隅にショップがあった。展示されていた人形の写真集があったので買うことにした。1,900円は少々高いが、じっくり家で見ようと思う。
同じ階に雛人形がたくさん飾ってあった。小学生が紙で作った作品も並んでいた。ウサギやニワトリをモチーフとした雛人形がとてもよかった。

お腹が空いたので、外に出て駅まで行ってみた。駅前に行くと、青木繁の陶板画があった。
青木繁と言えば、明治期のロマン主義的な画家で若くして亡くなった人だ。筑西市が関係あるのかと思ったら、放浪時代にこの地に住んでいたそうだ。
陶板画は、彼の代表作である「海の幸」だ。実物は見たことないが、テレビで何度か見たことがある。
ここで青木繁と出会うとは驚きだ。他にも「大穴牟知命」があり、通りを歩いていくと「わだつみのいろこの宮」という作品もあった。

後で調べたら、羽黒神社境内には青木繁碑もあったようだ。事前に調べてなかったので、見損なってしまった。残念。
帰りも渋滞がなく、スムーズに帰ることができた。今日は高橋まゆみさんの人形に癒され、思いがけない青木繁の作品と出会い、実に楽しい一日となった。