3月28日は晴天との予報だったので、男鹿毛無山に行くことにした。
この山に行くのは今年になって四度目になる。
前回、行ったのは3月16日(こちら)だったので、12日ぶりとなる。
今年は三月以降、寒の戻りも有ったせいか、フクジュソウは遠慮がちに咲き続けていた。
年によってはカタクリが咲き出す時期だが、今日はどうだろうか。
途中の出戸浜で海越しに男鹿毛無山を望む。
南側、秋田市方面に首を回すと、今日は鳥海山が見えた。
ここの風車は洋上タイプのようだ。
男鹿半島に入ると、風車無しの洋上鳥海が見える。
鵜ノ崎海岸から毛無山を望む。
門前の入り口から五社堂方面を望む。
山の中に見える建物は長楽寺。
五社堂は林の中に埋もれて見えなかった。
長楽寺の山門、参道には早春にスプリングエフェメラルが咲く。
今の時期はエゾエンゴサク?とキバナノアマナが多いが、
もう少し経つとアズマイチゲやニリンソウも加わる。
エゾエンゴサク?
キバナノアマナ
長楽寺
長楽寺と宝物殿を過ぎると、
五社堂に登る999段の石段が始まる。
(右上)カタクリ
ここはカタクリやキクザキイチゲが多いところだが、まだ蕾ばかり。
帰り道で咲き出したばかりのカタクリを数輪見つけた。
キクザキイチゲ
石段を登り詰めると、姿見の井戸のある平坦地に至る。
ここにはキクバオウレンが咲いていた。
また広場にはカタクリが多く、花期はけっこうみごとな花風景となるが、今回は全て蕾だった。
五社堂
五社堂裏の雑木林にはフクジュソウが少し生えている。
今年は2月28日から開花を確認していたが、一ヶ月後の今日も花が咲いていた。
今年は三月が寒かったので、花持ちが好いようだ。
フクジュソウの小群生
フクジュソウ
近くにナニワズの大株が有った。
ナニワズの花
(右上)ニワトコの芽
「男鹿毛無山・福寿草山編」へ続く。
今年の秋田は二月までは暖冬だったのに三月になったら冬に逆戻り。
三月になってまともに晴れたのは8日くらいだろうか(記録はこちら)。
その後も陽を見ない日が続いたので、今日16日は8日ぶりの晴天だ。
今日はそろそろ庄内に行きたかったのだが、家内の希望もあり、またまた男鹿となった。
今年三度目の(3rd)男鹿はどうだろう。
福寿草山の林内に入ったら、すぐに倒木が道を塞いでいた。
それを跨いで入ったが、
こんな倒木は前回(3月8日)来た時は無かったように記憶している。
となるとこの木は倒れてまもないことになる。
林内を進むが、今回、フクジュソウは疎らだった。
それは昨年の3月21日(こちら)と比較しても明らかに疎らだった。
盗掘されたのだろうか。
いやいや。そうではなさそうだ。
たぶん天候不順が長く続いているので生育不良になった。
それを私は疎らに感じてしまったが、
同行した家内はいっぱい咲いてて嬉しかった
と言ってくれたので、まずはよしとしよう。
大きめの株を近くから眺めてみる。
フクジュソウ以外の花はとても少なかった。
フキノトウ
(右上)ナニワズ
アズマイチゲ
ここはアズマイチゲが多いフィールドだが、今回はとても少なかった。
天候不順で季節の進行が遅れているせいだろうか。
帰りに門前、長楽寺にも立ち寄った。
ここの参道(石段)脇はスプリングエフェメラルがいち早く咲く場所だ。
前回(3月8日)はオオイヌノフグリくらいしか咲いてなかったが、
今回はエンゴサクとキバナノアマナが加わっていた。
エゾエンゴサク
キバナノアマナ
オオイヌノフグリ
最後に今日の男鹿の海。
帰る頃になったら青みが増していた。
明日からはまた寒の戻り、不順な天気が続くとの予報だ。
以上。
3月8日は久しぶりの晴天になった。勿体ないのでどこか山へ行こうと思った。
当初、鶴岡の高館山が浮かんだが、遠くて唐突なので今回は見送り。
男鹿は2月28日に行ったばかり(記録はこちら)だが、フクジュソウの花数も増えたことだろう。
( ̄(エ) ̄) クマのリスクも少ないし、近場の男鹿に行くことにした。
2ndとは(今年)二度目の意味だ。
出戸浜付近から男鹿半島を望む。左は男鹿三山、右の白いのは寒風山。
まずは男鹿三山。
一昨年、初めて知った福寿草山(仮称)を偵察してみる。
先週末から今週初めにかけて寒の戻りが有り、(秋田市で)十センチくらい雪が積もった。
男鹿は秋田市よりも多かったようで、林の中にはその時の雪がまだ少し残っていた。
フクジュソウは疎らながらも咲いていた。
雪中で咲いている株も有った。
フクジュソウは雪を割って咲くイメージがあるが、実態はどうだろう。
多くの場合は雪の無い状態で咲いたところに
雪が降って一旦は花を閉じる。
あとで花の周りの雪が融け、
日が照ってまた開くと
いかにも雪を割って咲いたように見える。
そうでないものも有るかもしれないが、どうやらこれが雪中福寿草のからくりのようだ。
福寿草山では他に咲いている花は無かった。
キツネノカミソリの芽出し
(右上)シャクの芽出し
今日の男鹿の海は青かった。
その後は(2月28日にも訪ねている)五社堂にも立ち寄った。
五社堂の屋根には前回同様、雪が残っていた。
オウレン
(右上)ナニワズと下にフクジュソウが一輪。
フクジュソウ
五社堂裏のフクジュソウは前回(2月28日)は蕾か精々半開きだったが、
今回はほとんどが開いていた。
この場所はイチゲやエンゴサクの仲間も早く咲く場所だが、今日はまだ見当たらなかった。
今日は晴天だったので、帰り道に寒風山を掠め、
山の上からの展望を愉しんでみた。
板場の台から寒風山本体と姫ヶ岳、大火口(カルデラ)を望む。
板場の台から男鹿三山を望む。
南の鳥海山は雲に包まれて見えなかったが、北の白神山地はよく見えた。
白神岳と向白神岳(右)。
右奥の白く尖ったのは岩木山。
藤里駒ヶ岳。
最後に東側、森吉山。右奥、白く平らなのは八幡平。
以上。
(本頁は「男鹿の福寿草山はどうだろう。」の続きである。)
3月21日は福寿草山を見た後、WBC準決勝で日本が勝って気分が好かったので、
更に奥にある渓谷にも踏み込んでみた。
渓谷の入り口付近。ここを渡渉する。
最初に目に付いた低木はアラゲヒョウタンボクだった。
キクザキイチゲ
カタクリ
渓谷を渡渉し、急な斜面を登る。
急斜面にフクジュソウが見えた。
奥の方に滝のようなものも見えた。
斜面の上には、フクジュソウがけっこう咲いていた。
密度は福寿草山に較べると、疎らだが量はけっこう多かった。
フクジュソウ
フクジュソウ
更に上に行くと、今度はナニワズの群生地になっていた。
ナニワズの大木?
ナニワズ
その先は道がわかりにくくなっていたので、今回はここまでとした。
福寿草山、渓谷の後に五社堂にも・・・
と思ったが、さすがに先週行ったばかりなので今回は省略。
長楽寺参道の花を見て帰ることとした。
参道ではエンゴサクやキバナノアマナが盛りだった。
以上。
男鹿の福寿草山は昨年或るお方からこっそり教えてもらった場所だ。
昨年4月2日に初めて訪ねた時はフクジュソウが洪水のように咲き乱れていた。
⇒ こちら参照。
今年はどうだろう。
今年の秋田は暖冬で雪が少なかった。
そのため大雪だった昨年よりも季節が一週間から十日くらい早く進んでいるように感じている。
昨年の三月末から四月アタマに相当するのは
今しかないと勝手に思い、3月21日に行ってみた。
この日の午前中は奇しくもWBCの準決勝、春の甲子園秋田勢の試合が有ったが、
私はフクジュソウの方を優先した。
さて、今年のフクジュソウは・・・
入り口付近
昨年、フクジュソウがびっしりだったあたりは・・・
(´π`;)あまり多く咲いてなかった。
ここに毎年通っているというご婦人も同じような感想を述べていた。
今年は雪が少なかったからだろうか。
昨年が偶々当たり年で今年は裏年にあたるのか。
それでもこのエリアの生育密度、個体数は秋田、いや北東北では最大だと思った。
福寿草山に生えている他の花たちを。
フクジュソウの生えている山には少し遅れて、カタクリやキクザキイチゲなどが咲き出すものだが、
ここはそれらが少ない。代わりに白いイチゲがいっぱい生えていたが、
それは秋田ではそれほど多くない方のイチゲ、アズマイチゲだった。
福寿草山は厳密にはフクジュソウとアズマイチゲの混生群生地だった。
アズマイチゲとフクジュソウ
アズマイチゲ
あと他にはアオイスミレとキバナノアマナ。
アオイスミレ
キバナノアマナ
カタクリとキクザキイチゲはほんの少しだけ。
カタクリ
キクザキイチゲ
シロキツネノサカズキモドキはキノコの一種だ。
四月中旬以降に咲くニリンソウやシャクの芽出しが多く見られた。
ニリンソウの芽出し
シャクの芽出し
これはオドリコソウの芽出しだろうか。
ネコノメソウ
ネコノメソウは芽出しではなく、花だった。
これらを見終わってクルマに戻ったら、
ラジオのニュースで村神様が九回裏に劇的な逆転サヨナラ打を放ったと知る。
春の甲子園、秋田県勢(能代松陽高校)も初戦突破。
やったー!\(^◇^)/っと、思わず叫んでしまった。
「男鹿の渓谷はどうだろう。」へ続く。