(記事の配列は訪ねた年に関係なく、おおむね月日の順に並べ、降順とした。)
初冬の庄内鳥海と経ヶ蔵山登山。(2021年12月9日)
初めての摩耶山。(2019年6月2日)
雪割草を見に山形のとある山へ。(2019年4月12日)
山形のとある山2022、雪割草編(4月11日)
山形のとある山2022、まずは登山編(4月11日)
雪割草を見に山形のとある山へ。(2018年4月10日)
寒の戻りに庄内の低山へ。(2019年4月3日)
New 山形のとある山で雪割草三昧(2024年4月2日)
2021年4月1日、山形のとある山・北面編
2021年4月1日、山形のとある山・南面編
2020年3月30日、山形の「とある山」で雪割草を見た。
2023年は少し早めにとある山・後編&八森公園(3月28日)
2023年は少し早めにとある山・前編(3月28日)
新庄から見た月山と鳥海山(2015年4月上旬)・・・ 鳥海山逍遥と共有。
山形の白いお山(2016年3月17日)
白山島に登ってみた。(2019年2月26日)
New 新庄で山を見た。(2024年2月17日)
或る年の冬の情景B(2018年1月~2月)・・・カテゴリーは「気象、歳時記」としているが、山形の山の遠景を掲載。
2019/06/02 摩耶山山頂から以東岳を望む。
2022/04/11 とある山のミスミソウ
2019/02/26 由良海岸の夕景
以上。
(本頁は「2014年4月2日、高館山2nd」の続きである。)
4月2日は朝、高館山に登った後、比較的近くに有る「とある山」にも登っている。
実はこの日のメインは「とある山」だったのだが、目的とする雪割草は日が差さないと開花しない傾向がある。
この日の朝は曇っていたが、予報では昼頃から日が差すとのこと。
未明のうちに秋田市自宅を出たので、夜が明けたらすぐに山形県内に入ってしまった。
そのため昼近くまで(鶴岡の)高館山で時間を潰したような次第。
この山を「とある山」としているのは、この山に雪割草が生えているせいだ。
多くの登山者が雪割草保護のためか、
開花シーズンの山行きではこの山の名を伏せているので私もそれにならった。
このお山はいざ登り出すと、急坂の両側に椿(ユキバタツバキ?)が多く生えているが、
今年はほとんど咲いてなかった。年によって開花にムラが有るようだ。
急坂を登り詰めると、シュンランがちらほら。
咲いている株はひとつだけしか見出せなかった。
四合目を過ぎると、道端にミスミソウが現れる。
最初は白ばかりだ。
登山道に犀かトリケラトプス(恐竜)の頭部を連想させるような古木が突き出している。
これはシナノキとの札が付いていた。
この辺りから冒頭写真のような青紫やピンクの個体も見られるようになる。
六合目を過ぎると、キクバオウレンも目に付くようになった。
と同時にドキッとするような濃い青紫の個体も・・・
このあたりがこのお山の雪割草の真骨頂かもしれない。
ただし株は小さく、花もとても小さく、笹薮の中に埋もれていることが多い。
九合目を過ぎ、山頂間近になるとオオイワウチワが現れる。
今回は残念。まだ蕾だった。
山頂(展望台)に着くと、鳥海山が奇麗に見えるはずだが
今回は残念。雲に包まれたままだった。
下山後、北側の登山口にクルマで移動。
停めた場所の斜面にミスミソウが今年も咲いていた。
こちらの登山口はカタクリやキクザキイチゲなどスプリングエフェメラルが多いのだが、
今回はまだほとんど咲いてなかった。
今年は春が遅い。そういう年もあるんだ。
フキノトウ
(右上)マルバマンサク
「酒田~にかほ間の鳥海山(2014年4月2日)」に続く。
2月17日は久々に晴天との予報だったので、
山形県の新庄まで行って山を見ることにした。
新庄の周りには山が多い。
月山、葉山、鳥海山、丁岳、神室連峰・・・
今日は県境付近で夜明けになった。
下写真は秋田山形県境に聳える甑山。
午前6時30分、あまり紅くならなかったが、一応モルゲンロートとしておく。
金山付近まで南下したら、後方に鳥海山が現れた。
しかしすぐに靄が出て来て見えにくくなった。
こちらは後回しにする(帰りにじっくり見る)ことにして南下を続行。
新庄には7時少し過ぎに到着した。
しかし新庄盆地には南の方に霧のような雲のようにものがかかっていて、
月山を隠してしまった。
時間稼ぎに西の鮭川村の方に行ったら、霧が晴れて月山が見えて来た。
月山の北側(右側)にある山の名は何だろう。ひとまず火打岳(1033m)としておく。
火打岳(1033m)?
月山
月山
こちらは山と言うよりも巨大な雪の空母だった。
折角来たのだから、新庄盆地のあちこちから月山を眺めてみた。
南端に近い舟形町のあゆっこ村入り口から。下は小国川。
あゆっこ村から望む月山
あゆっこ村から望む葉山と月山
あゆっこ村から望む葉山
新庄市に戻って、市の東側から。
こちらは月山。
月山はこれくらいにして、次は鳥海山。
月山に較べると、鳥海山はスマートな印象。
しかし秋田から見る鳥海山に較べると、もっさりとした感じは否めない。
鳥海山の右側(東側)には丁岳の山塊が連なっている。
山座同定してみたが、あまり自信が無い。
新庄市郊外から見た甑山は意外とつましい。
金山町まで来て、薬師山(437m)など。
竜馬山(521m)を望む。
以前から金山町の住宅は独特で美しいなと思っていた。
これは「金山型住宅」と言うそうだ。
新庄盆地は斯様に山を眺めるには国内有数の場所だと私は思っている。
鳥海山ひと山でも十分すぎるくらいなのに新庄には月山もある。
高さは2000m前後であまり高くないが、
国内でも有数の積雪を誇る真白い山がここにはふたつも聳えている。
が、そのことはあまり話題にならない。
ここからは他に神室連峰も眺められるが、そちらは別頁に委ねる。
「神室連峰の冬姿・・・」に続く。
今年(2018年)、雪割草は鶴岡の高館山で3月20日に見ている(記録頁はこちら)
が、もう一箇所、どうしても見たいと思い、4月10日、山形のとある山に行って来た。
ここは昨年4月24日にも訪ねている(記録頁は未作成)が、残念ながら雪割草は終わりに近かった。
今年はより新鮮な花をと思い、二週間早めてみた。
なお他の方の記録を見ると、雪割草がらみの場合、この山は名前を伏せることが多い。
おそらくは盗掘者にその存在を知られたくないための配慮だろう。
私自身もそれに倣い、「山形のとある山」とした。
秋田市からこの低山に向かう途中、鳥海山が綺麗に見えた。
前日は寒の戻りで里でも雪やみぞれが降った。
とある山の登山道にも前日の雪が積もっていた。
こんな調子なので、今開花中の雪割草もオウレンも雪の下敷きになってしまい、
朝のうちはほとんど見ることが出来なかった。
今日はさいわいにも晴れているので昼近くなったら雪は融けるだろう。
花は下山時に見ることとし、まずは山頂をめざす。
平日の早朝なので登山者は我独りの筈だったが、
あと少しで山頂というところで、どっ( ̄π ̄;どなたか私を見つめていた。
近寄ってみたら、 (´π`;)お地蔵さんだった。
山頂からは鳥海山が素晴らしい。
山頂から見た鳥海山
山頂から見た丁岳
マルバマンサク
山頂付近ではイワウチワが咲き出していた。
オオイワウチワ
オオイワウチワ
そうこうしているうちに他の登山者も登ってきた。
ここは雪割草の名山としてけっこう知られているようだ。
平日にもかかわらず、私のような中高年登山者で山頂付近は賑やかになった。
以下、下山時に見たオウレンや雪割草の仲間を。
キクバオウレン
オオミスミソウ
オオミスミソウ
オオミスミソウ
ここのオオミスミソウは鶴岡の高館山に較べると、
株が小さく、花付きも疎らで個々の花の径も小さかった。
また青みを帯びたものが多く、ピンクは盗掘されちゃったのか少なかった。
雪割草以外の花たち。
シュンラン
トウゴクサイシン
スミレサイシン
キクザキイチゲ
なんかトリケラトプスの頭のような古木が有った。
今年の春、あちこちの山で出逢う珍キノコにここでも出会った。
シロキツネノサカズキモドキ
オトメエンゴサク?のおまけ付き
最後に月山。
以上。
(本頁は「2023年は少し早めにとある山・前編」の続きである。)
とある山の雪割草はミスミソウだ。
この山のものは、高館山のオオミスミソウ(昨年のものはこちら)と較べると、
花は小さく、花付きも好くない。
しかしドキリとするほど濃い色のものに出くわすことがある。
とある山は南側のメイン登山道を上り下りした後、北側登山道も少しだけアプローチしてみた。
こちらは雪や落枝は無く、登山道のすぐ手前までクルマが入れたが、
上の方の急斜面は残雪が有って危険かなと予想し、
赤い橋から少し登っただけで引き返した。
なお同じ山なのに、南側と北側では見られる花の種類が違っていた。
アラゲヒョウタンボク
エゾエンゴサク(オトメエンゴサク)?
北側の登山道沿いにミスミソウは少ない。
ミスミソウ
北側の赤い橋
代わりにカタクリが現れ、キクザキイチゲが多い。
しかし今回は早く来たので、咲いてるものは少なかった。
カタクリ
キクザキイチゲ
この日はとある山に登る前の早朝、
酒田市八幡町にある八森自然公園にも寄っている。
ここにはオウレンの大群生地がある。
ところが行ったら、あぅぅ(つдi)もう花は終わっていた。
同じ場所に昨年は3月29日に来ており、その時は最盛期だった(こちら)。
今年は全て終わり、実になっていた。
やはり今年はペースが早すぎる。
しかたないので他の花を。
コシノカンアオイは巨大な壺花がみごとだった。
コシノカンアオイ
コシノカンアオイ
エンレイソウ
ヒメアオキの実
八森から見た鳥海山
この日見た他の鳥海山はこちら。
以上。