モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

カテゴリー「男鹿半島6,7月」の目次

2024年08月08日 | 男鹿半島6,7月

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて三年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。

すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。

もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、
「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。

というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。

ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の新規作成や更新が続きますので、どうかご了承お願いいたします。


(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)


New 真夏の寒風山は意外に花が多かった。(2024年7月23日)

New 真夏の男鹿毛無山と本山(2024年7月23日)

2019年7月11,22日の男鹿三山

久しぶりの男鹿毛無山。(2020年7月18日)

七月初めの男鹿毛無山はどうだろう。(2021年7月3日)

男鹿にデワノタツナミロードを見た。(2020年6月21日)

雲霧の男鹿三山を行く。(2021年6月20日)

New 初夏の男鹿に珍花を見た。(2024年6月19日)

2022年、男鹿ラン紀行(6月13,15日)

2022年初夏の男鹿真山(6月15日)

2022年初夏の男鹿毛無山(6月13日)

男鹿の海辺と花(2022年6月13日) ・・・カテゴリー「海辺の花」と共用。

男鹿で野生ラン探し・後編。(2020年6月13日)

男鹿で野生ラン探し・前編。(2020年6月9,13日)

霧と深緑の男鹿三山へ。2(2023年6月7日)

霧と深緑の男鹿三山へ。1(2023年6月7日)

男鹿のチョウセンキバナアツモリソウ他。(2020年6月1日)


2020/06/13 トケンラン




2020/06/21 出羽ノ立浪ロード


以上。

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真夏の寒風山は意外に花が多かった。(2024年7月23日)

2024年08月03日 | 男鹿半島6,7月

(本頁は「真夏の男鹿毛無山と本山」の続きである。)

7月23日、男鹿の本山を下りた後に同じく男鹿にある火山の寒風山(355m)に寄ってみた。
このお山は山頂までクルマで行けるので、登山にはならない。
中腹の草原をテキトーに散策するだけだが、今回はヤマユリがいっぱい咲いていた。

ヤマユリ。バックは男鹿本山。



ヤマユリ



ヤマユリ。バックは寒風山山頂。
 

(右上)オオナンバンギセル


ヤマユリを撮っていたら、足元にピンクの花がいっぱい転がっていた。




これはオオナンバンギセル。ススキなどイネ科に寄生することが多い。



今回、花をよく見ようと根元を掻き分けていたら、手指が血まみれになってしまった。

ススキの葉で手指を切ってしまったのだ。
今後この花を相手にするときは軍手をはめるようにしようと思う。

 



このお山は昔から地元の方々が火入れや草刈りなど人手をかけて草原を維持しているお山だ。

そのため他の山では絶えてしまった草原性の草花がいまだに豊富に残っている。
今回他に見た花達を列記する。

カセンソウ
 


(右上)ノハナショウブ


カワラナデシコ



イブキボウフウ
 


(右上)キバナカワラマツバ


オカトラノオとヒルガオ
 

(右上)ヌマトラノオ


ヒメヤブラン



スズサイコはキョウチクトウ科に属する草原性の植物。

地味な花だが、今回は珍しく開花シーン(右下)に遭遇した。

 

小杉波留夫氏の解説(こちら)によると、
この植物は夜に咲き、
花粉を媒介するのはガガンボの仲間だとか。
今回は昼過ぎで曇ってうす暗くなったので、
一部の花が夜と勘違いして開きかけたものと解釈した。

キバナノマツバニンジンはヨーロッパ原産の帰化植物。
寒風山では何故か20年以上前から咲いている。

キバナノマツバニンジン
 

(右上)オガフウロ



オガフウロは男鹿特産のフウロソウだが、ハクサンフウロやハマフウロに含める説もある。



コマツナギ



夏の終わり頃に咲くオミナエシやシラヤマギクも咲き出していた。

オミナエシ
 

(右上)シラヤマギク


山麓の道端で。

ヤブカンゾウ



今回、このお山はへたな高山よりも花が多いなと感じた。

以上。

コメント (4)
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真夏の男鹿毛無山と本山(2024年7月23日)

2024年08月01日 | 男鹿半島6,7月

秋田地方にはここしばらく梅雨前線が居座っている。
そのため7月12日に秋田駒ヶ岳(こちら)に登って以来、
どこにも行けないでいたが、

23日は曇りの予報だったので、男鹿三山のうち毛無山と本山に行くことにした。
初め門前から五社堂経由で毛無山に登り始めた。

五社堂への登り(999段の石段)



五社堂



ところが今回は前日までの降雨で登山道が滑り、とても歩きにくい。

しかも湿気が多く、蒸し風呂のようですっかり消耗してしまった。
そのため一時間半くらい登ったところで止めて引き返すことにした。
その間に見た花はとても少なかった。

アマニュウだろうか。

 

(右上)ニガクサかツルニガクサかと思うが、判別できず。


ホタルサイコ



クルマユリ
 



ヒヨドリバナ



木の実やキノコは豊富だった。

オオカメノキの実



エゴノキの実



ミツバウツギの実



ツノハシバミの実
 


(右上)ツリバナの実だろうか。

ミツバアケビの実



タマゴタケはあちこちで見かけた。いずれも傘を開き切っていた。




キノコは他にも見かけたが名前がわからなかったので割愛させて頂く。

下山後はクルマで山の東側に廻り、国道101号線、なまはげライン、自衛隊道路を走って
毛無山の山頂部に到達した。
自衛隊道路は今年はあちこちで工事中だがナントカ通れた。
毛無山の山頂部で見た花達。

エゾアジサイ



トリアシショウマ
 


(右上)花の終わったクモキリソウ

コイチヨウラン



自衛隊道路を歩いて本山にアプローチ。




此処では夏に意外な花が咲いている。

イブキジャコウソウ



ホタルブクロ
 

(右上)ウツボグサ



キリンソウ



本山山頂部に咲くのはカワラナデシコではなく、タカネナデシコとされている。




既に終わる寸前だった。


以上。

真夏の寒風山・・・」に続く。

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初夏の男鹿に珍花を見た。(2024年6月19日)

2024年06月28日 | 男鹿半島6,7月

今日は久々に稀少植物・保護巡視活動(パトロール)で男鹿三山に行った。
男鹿三山は低山ながらも植物の種類が豊富で稀少植物も多い。
初夏になると他の低山では花はとても少なくなるものだが、
男鹿ではランの仲間が数種類咲いているし、
男鹿で発見された花のひとつ、デワノタツナミソウ(シソ科)がちょうど見頃を迎えているはずだ。
門前から五社堂へ駆け上がる。




このあたりの雑木林は春は花の宝庫だが、さすがに今の時期は花が少ない。

ウリノキの花



ミツバウツギの実
 


(右上)ホタルブクロの蕾


他にはヒロハアオヤギソウの地味な緑花とオカトラノオの蕾を見たくらいか。

デワノタツナミソウは中腹より上の道端に現れる。
場所によっては青紫の花筵を拡げたように咲くものだが、
今年は花数がとても少なかった。
今年は暖冬で季節の推移も十日くらい早く進んでいる。
したがってもはや終盤モードだった。

デワノタツナミソウ



デワノタツナミソウ
 


(右上)コケイラン

いつも一緒に咲いてるコケイランはほとんどが終わっていた。
ここから先はクモキリソウ属(Liparis)のランが多くなる。 

ジガバチソウ



ジガバチソウ
 


(右上)クモキリソウ


クモキリソウは例年ならば七月以降に咲くものだが、今回は既に咲いている株も有った。

アキタスズムシソウが盛りを迎えていた。
以前はセイタカスズムシソウと思われていたが、2019年に新種として記載された。




 


スズムシソウは終盤モードだった。



毛無山山頂付近で。

ギンリョウソウ
 


(右上)サンコタケ


ひときわ鮮やかなオレンジの奇妙な物体を一個だけ見つけた。

これはサンコタケ(三鈷茸)というキノコの一種で
ひどい悪臭を放つとも聞くが、私の鼻には感じられなかった。


フタリシズカ



自衛隊道路を歩き、男鹿本山の山頂脇を通る。




そののり面で見た花たち。

ヤマタツナミソウだろうか。

 


(右上)ミヤマトウキ

キリンソウ



今日の保護巡視活動(パトロール)だが、入山者にはひとりも会わなかった。

平日で朝、曇っていたせいなのか、
はたまた登山者は秋田駒ヶ岳や鳥海山など高い山に行ってしまったせいなのか。

下山後、安全寺近くのなまはげ大橋から男鹿三山を眺める。




今日はこのあと寒風山を通って帰った。
寒風山の山上から男鹿三山を振り返る。




今の時期、寒風山は花が少なかった。

ノハナショウブ
 


(右上)スズサイコ


ヤマトキソウ



以上。

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霧と深緑の男鹿三山へ。2(2023年6月7日)

2023年06月27日 | 男鹿半島6,7月

(本頁は「霧と深緑の男鹿三山へ。1」の続きです。)

この日のパトロールを終え、昼飯を食べた後は、
毛無山から最高峰・本山の裾を廻り、真山との鞍部、フタツアイまで歩いてみました。
途中、一瞬でしたが、霧が晴れ、本山の姿が望まれました。




以下、順番はいいかげんですが、この道行で出会った花たちを列挙します。

タニウツギ



マルバフユイチゴ
 

                                            ヒメヘビイチゴ


コケイラン
 

                                            コンロンソウ


天然杉
 


サルメンエビネ
 


フタリシズカ



フタリシズカ
 
                                            ヤグルマソウ


オオウバユリ(生育中)



エンレイソウ(実)
 

                                            マムシグサ

次はクルマムグラ、オククルマムグラ。
どちらだろうか。

 


珍しいワニグチソウ。




 


この植物を初めて見たのは確か大学一年の時なので昭和48年、

山形市のとある低山の神社境内でした。
その後はずっと見ていないので、約50年ぶりとなりますか。


ウワバミソウ



秋田ではこの植物を誰もウワバミソウなどとは呼びません。

「ミズ」で通ってます。
男鹿の山、特に真山側の杉林には多いです。
この山菜は保護地以外の山林ならば採っても構わないのですが、
私は植物保護パトロールをやってる手前、大っぴらに採るわけにも行かず、
じっと我慢しました。

下山後、パトロールの事務局長宅にパトロール報告書を出しに寄ったら、
裏山でミズをいっぱい採ったので持って行けと言われました。
その後の私は約一週間、男鹿のミズを食しております。

以上。

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