(いつもご覧いただきありがとうございます。私、冬期間は山歩きを休止しております。
そのため、今後しばらくリアルタイムの山歩き記事は投稿出来ません。
投稿自体も間遠になり、有っても振り返りや再編集の記事が主体となりますが、
どうかご寛容下さい。引き続きよろしくお願いいたします。)
例年、冬場は天候不順で鳥海山はなかなか見えない。
それでも稀にある冬晴れの日は旧鳥海町までクルマを走らせ、真白い鳥海山を見に行くものだが、
今年はそれが無かった。しかし一月には珍しく秋田市自宅近くから遠景を眺めていた。
今年は暖冬で雪が少なかった。
2023/01/19 秋田市四ツ小屋から、夕方の鳥海山。
三月末になると、私は庄内地方によく行く。
今年は3月28日に酒田市の経ヶ蔵山に登山しているが、その日の朝、升田地区から鳥海山を眺めている。
ここから眺める鳥海山は幅広なので、私はいつもキリマンジャロを連想する。
2023/03/28 酒田市升田から。
庄内から見たら、次は秋田から。
2023/04/02 由利本荘市猿倉から。
雪解けが進んだので、出羽丘陵の一角、保呂羽山の山頂部から眺めて見た。
このポイントは一昨年秋に見つけた。少し距離は有るが、個人的には最も美しい姿だと思っている。
2023/04/25 保呂羽山山頂部から。
上写真とよく似た構図だが、こちらは八塩山の山頂台地から眺めたもの。
保呂羽山よりも近いので、美しいだけでなく迫力のある姿だと思っている。
2023/04/28 八塩山の山頂台地から。
こちらは上写真と全く同じ場所から見た約一ヶ月後の鳥海山。
雪解けが進み、残雪がまだら模様になっている。このような残雪スタイルは国内では珍しいと言われる。
2023/06/01 八塩山の山頂台地から。
久々に庄内から見た鳥海山を。この日は月山に登っている。
月山に登っている間は雲に包まれていたが、帰り道、山麓を掠めた時には見えた。
左側(西側)に笙ヶ岳が突き出ているが、これは庄内鳥海の特徴だ。
2023/06/19 遊佐町藤崎付近から。
たまたま登った秋田駒ヶ岳から。
この日は早朝だけ見えたが、その後は湧き雲に包まれた。
形としては八塩山から見た姿に似ている。
2023/06/26 秋田駒ヶ岳から。
この日は今年の初登山。ただし山頂には向かわず、西端の笙ヶ岳をめざす。
ハクサンイチゲのお花畑越しに鳥海山を望んだ。
2023/07/04 笙ヶ岳山頂近くから。
今年の鳥海山はニッコウキスゲが裏年だった。
この日は視程が好かったので、花よりも団子、いや景色に徹した。
2023/08/09 長坂道稜線から鳥海山と鳥の海(鳥海湖)を一緒に。
御浜から扇子森に登る途中、鳥の海(鳥海湖)と鍋森がよく見えた。
この日はその向こうに月山や朝日連峰、庄内平野もよく見えた。
2023/08/09 扇子森山頂手前から。
この日は扇子森に登った後、鳥の海(鳥海湖)のほとりにも立ち寄ってみた。右奥のピークは扇子森。
鳥の海の水位をご記憶下され。
2023/08/09 鳥の海(鳥海湖)
次は約ひと月後の鳥の海。
実はこの前日(9月7日)、地元紙で鳥海湖が干上がりそう!との報道があり、
こっ( ̄π ̄;こりゃたいへんだー!と慌てて駆け付けたような次第。
詳細は「鳥の海は干上がるのか。1(2023年9月8日)」でどうぞ。
2023/09/08 鳥の海(鳥海湖)
鳥海山は雪の多い山なので、晩夏、初秋でも雪渓のかけらを残したまま、
初雪を迎えるものだが、今年の九月の鳥海山は真っ黒けだった。
私自身、鳥海山を、60年間も眺めていて、こんな鳥海山を見たのは初めてかもしれない。
それだけ今年の夏の暑さはひどかった。
2023/09/23 由利本荘市猿倉から。
今年の鳥海山の初冠雪は例年より二日早く、10月8日との報道だった。
13日、横手実家を訪ねたら、それがまだ残っていた。
2023/10/13 横手実家付近から。
翌14日もよく晴れていたので、紅葉狩りも兼ねて鳥海山に迫ってみた。
四合目の善神から見たら、紅葉前線は中腹より下にあったが、紅味は乏しいと感じた。
今年は夏場の高温障害で北東北の山の紅葉は軒並み不作だった。
2023/10/14 祓川ルート四合目善神から望む。
康新道から稲倉岳や北面の爆裂火口内(中島台上部)を望む。
火口内の紅葉は割と良かったと思った。
2023/10/14 康新道からの眺め。
紅い鳥海山。
紅葉はたいしたことはなかったが、モルゲンロートで一瞬だけ紅味が強まって見えた。
2023/10/24 由利本荘市猿倉から。
猿倉で紅い鳥海山を眺めた後、八塩山に登山した。
八塩山の紅葉もあまり芳しくなかったが、贅沢は言うまい。
2023/10/24 八塩山の山頂台地から。
11月中旬。この日は朝、秋田市からも鳥海山が見えたが、もっと近くから眺めたいと思い、
昼過ぎににかほに向かった。雲をかぶる寸前に間に合ったが、
背景が暗く、奇麗と言うよりも怖かった。
2023/11/16 にかほ市田抓から。
初冬の鳥海山。白銀の姿は奇麗だったが、手前の風力発電にガックリ。
2023/12/06 由利本荘市前郷付近から。
今年最後の猿倉鳥海。右側の雲が奇麗だった。
2023/12/06 由利本荘市猿倉から。
以上。