(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)
南側から見た鳥海山と丸池様。(2015年12月2日)
晩秋の鳥海山麓で見つけたもの。(2013年11月1日)
New 久しぶりの法体滝(2023年10月30日)
紅葉の中島台と法体滝(2007年10月28日)
紅葉の法体滝(2017年10月26日)・・・カテゴリー「秋田の滝・渓谷」と共用
中島台はほんのり紅葉・後編(2022年10月26日)
中島台はほんのり紅葉・前編(2022年10月26日)
紅葉前の鳥海山中島台(2022年10月13日)
初秋の野草探し/2013年鳥海山麓編・・・カテゴリー「野草/夏・秋」と共用。
(オニシオガマ、サラシナショウマ、オクトリカブト、ツリフネソウ、キバナアキギリ、メハジキなど)
New 鳥の海は干上がるのか。番外(中島台)編(2023年9月8日)
・・・カテゴリー「鳥海山/鉾立・秋」と共用。
今年の初夏、鳥海山は眺めるだけだった。(2016年6月4~30日)
鳥海山麓の秘境、桑ノ木台湿原へ。(2018年6月4日)
玉簾ノ滝と数河ノ池(2022年5月25日)
鳥海山麓で新緑と戯れる。(2014年5月中下旬)
鳥海山麓・百宅の春コレクション(2013年5月10日)
新緑の鳥海山麓を駆ける。(2015年5月3日)
New 玉簾滝で『ある花』を見た。(2024年4月23日)
鳥海山麓のスプリングエフェメラル(2010年4月中下旬)
鳥海山麓、金浦と西目でお花見(2022年4月17日)
鳥海山麓で家族揃ってお花見(2023年4月9日)
庄内鳥海に黄連と猫柳(2022年3月29日)
New 八幡町八森でオウレンを見た。(2024年3月24日)
鳥海山麓のフクジュソウ聖地へ。(2015年3月8日)・・・カテゴリー「野草/春」と共用。
鳥海山麓・ひな街道(2017年2月28日)
鳥海山麓でネコヤナギ(2019年2月26日、27日) ・・・ カテゴリー「木の花・実」と共用。
真冬の鳥海山と丸池様(2018年2月2日)
丸池様
桑ノ木台湿原から鳥海山を望む。
中島台のブナ林
以上。
(本頁は「陽春の鳥海山」の続きである。)
4月23日は鳥海山を眺めがてら、酒田市升田にある玉簾(たますだれ)滝まで行ってみた。
向かう方角に聳える立派なお山は言うまでも無く鳥海山だが、
右下に懸かる雲がちょっと気になる。
何故ならこれから向かう升田は雲の右下なのだ。
途中の下黒川集落付近の里山は新緑が奇麗だった。
ここでは淡いながらも緑以外の色も混じっている。これは春紅葉と呼ぶのだろうか。
升田の玉簾滝入口に到着。
ここは鳥海山が大きく見える場所なのだが、
やはり予想した通り、雲が邪魔して見えなかった。
入り口の案内によると、滝は4月27日からライトアップされる関係で
観覧は有料(100円)になると書いてあったが、
今日は無料だ。
今回、私が来た目的は、実は滝ではなくて、ある花を見るためだった。
滝の手前にある御嶽神社
玉簾滝
滝壺近くでは滝のしぶきで空中湿度が高く、独特の植生になることが有る。
ここではヤグルマソウの他にワサビやコチャルメルソウなどがびっしりと繁っていた。
手前にワサビとコチャルメルソウ、奥の方にヤグルマソウの芽出し
コチャルメルソウの群生
ヤグルマソウの芽出し
(右上)コチャルメルソウをアップで。
コチャルメルソウのお花、形は面白く、その名は楽器のチャルメラに由来するとのこと。
ただし花はとても小さく奇麗でもないので、受粉は誰が行うのか気になった。
小杉 波留夫先生の解説
「家庭菜園・園芸情報の園芸通信/東アジア植物記/小さな沢植物[前編]チャルメルソウ属」
によると、小さなキノコバエ類が担っているとのこと。
ワサビ
表題で言う『ある花』だが、それはキンポウゲ科のアズマシロカネソウのことだ。
この花、秋田では深山の渓流沿いなどやはり空中湿度が高いと思われる場所で
わりと普通に見かける花だが、
一昨年の五月下旬、たまたまこの地を訪ねたところ、
花の終わったばかりのこの植物を見つけ、その量の豊富さに驚いた(記録はこちら)。
今回はその花を見るためにわざわざやって来た。
右上のニリンソウは咲き出したばかりだった。
キクザキイチゲは終わり間近だった。
(右上)マルバネコノメソウ
他に見た花達。
スミレサイシン
エンレイソウ
(右上)ユキツバキ?
エゾエンゴサク(オトメエンゴサク)?
ミチノクエンゴサク
一通り花を見終わって帰ろうとしたら、鳥海山から雲が取れて来た。
この後は帰途に付くが、まだ昼なので出羽丘陵を巡って行くことにした。
「陽春の出羽丘陵・・・」へ続く。
(本頁は「2024年3月24日、ユキワリソウの高館山」の続きである。)
3月24日は折角、庄内地方まで行ったので、酒田市郊外八幡町にある八森にも立ち寄ってみた。
ここは標高100mにも満たない超低山だが、オウレンが花の海のように群生している。
これは元々生えていたオウレンを、地元の皆さんが杉林の下刈り等を実施してコツコツと増やした
もののようだ。
オウレン群生
オウレン群生
オウレン群生
オウレン
オウレン
オウレン
オウレン
なお昨年まではキクバオウレンとしていたが、
今年からセリバオウレンと変更したとの立札があった。
オウレン群生
他に見た花達。
キクザキイチゲ
コシノカンアオイ
ナニワズ
この山には他にカタクリ、エンレイソウも有るが、
今回はまだ咲いてなかった。
このお山、一応、山頂らしきものも有って鳥海山が望めた。
なお鳥海山は下界の八幡町からもよく見えた。
「鶴岡~にかほ間の鳥海山(2024年3月24,27日)」へ続く。
今年の秋田の紅葉は夏場の猛暑影響でどこもイマイチが続いている。
ところがfb友人から法体滝は良さそうだとの話を聞いた。
10月30日は家内を連れて法体滝に向かってみた。
ここは秋田市からクルマで約二時間かかる。
それなのに出発時間は午前11時頃と遅かったのだが、それには理由が有る。
この滝は北西を向いて降下する滝なので、
晴れた日の午前中は近くの山の影が滝に懸かってしまい、ちょっと見えにくい。
午後からはそのような影がとれるので、いつも午後に着くように出かけてしている。
いつもならば、いきなり滝から始めるのだが、
今回は冒頭写真はともかくとして、滝に行く途中の景色から始めようと思う。
法体滝には、(由利本荘市)矢島町から
旧・鳥海町の直根(ひたね)、上百宅、下百宅経由で行くことが多いのだが、
今回は矢島町から旧・鳥海町の猿倉、奥山放牧場、堰口経由で入ってみた。
この日の天気は晴れていたが、鳥海山は途中の本荘あたりからも雲を被って見えなかった。
猿倉ではいつもモルゲンロートの鳥海山を撮影している
亀ケ森橋を通過した(10月24日、朝の様子はこちら)。
すると雲が取れて鳥海山のほぼ全容が見えた。
なおこの先にある堰口は山麓に見えるひな壇のような地形の上にある。
ひな壇地形を右から左に走り、下った先に法体滝がある。
この日、鳥海山が見えたのはこの時だけだった。
次の奥山放牧場では名物の変な木の後ろに鳥海山と言いたいところだが、
鳥海山はもうほとんど見えなくなっていた。
変な木を鳥海山側から見ると、こうなっている。
堰口付近のブナ林。この地の標高は735mくらいなので、紅葉はもはや終盤モードだった。
ブナ林の向こうにある平らなお山は八塩山。
10月24日、鳥海山を眺めるために登っている(記録はこちら)。
この後、緩やかな斜面を下って、下玉田川の渓谷に下りて行く。
下玉田川の渓谷
左側に大平(標高770m)の急斜面が見えて来た。
この辺りの紅葉はまだフレッシュな感じだった。
ほどなくして法体滝だが、今回は滝の手前の広場に車が停まっていた。
どうしたんだろう。
どうやら下玉田川にかかる赤い橋を修繕している最中だった。
そのため橋を渡って対岸には行けなかった。
今回は滝の上に行くことは諦めた。
仕方ないので、下から滝や周辺の紅葉を眺めることにした。
川岸の大きな石を伝って滝に可能な限り近づいてみた。
滝の左隣の紅葉
川の中の岩
岩を挟んで川に映った滝
橋の左側の紅葉もなかなか奇麗だった。
滝の上の方からの眺めや上流の様子については、次の頁をご覧あれ。
⇒ 「紅葉の法体滝(2017年10月26日)」
以上。
(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
2015年は鳥海山には、5月30日に登っていた(記録はこちら)が、
今年は5月はおろか6月になっても下界から眺めるだけだった。
それでも梅雨時にこのお山を観たり、接する機会はめったにないことなので
あえて一頁を設けてみた。
まずは富士山型の県南鳥海。
視程はイマイチ。昨年同様、今年も雪は少なめだった。
2016/06/04 横手市十文字町から
次いでツートップ(七高山と新山)が屹立するにかほ鳥海。
2016/06/10 にかほ高原から
パンダとウサギさんの雪形がまだ見えていた。
この後しばらく鳥海山は見えなくなった。梅雨入りしたのだからしょうがないか。
月末になり、やっと見えた。
遠く秋田市から望む鳥海山は角度的にはにかほや本荘の街から見たものとほぼ同じだ。
2016/06/27 秋田市北部から
2016/06/27 秋田市南部(御所野)から
嗚呼。登りたい。肉薄したい。と我慢できなくなり、
月末の6月27日、山形県側の酒田市大台野を訪ねてみた。
残念ながら山頂部は雲に包まれていたが、
更に肉薄すると、雪渓の近くでニッコウキスゲが咲き出していた。
下界を見下ろすと、鶴間池と丁山地の山々が。
遠く虎毛山と神室山が並んで見えた。
同じく月末の29日、今度は秋田県側の矢島から肉薄してみた。
奥山牧場から
こちらでもニッコウキスゲに遭遇。
ニッコウキスゲ
レンゲツツジとニッコウキスゲ
ウラジロヨウラク
一瞬だけだが、雲が取れた。
祓川から七高山と新山を望む。
祓川付近は今、春がやって来たばかりの様相。
ミズバショウ
サンカヨウとエンレイソウ(左)
カラマツソウ
ちょっと下がると初夏の様相。
ギンリョウソウ
ズダヤクシュ
善神沼に立ち寄ったら、モリアオガエルの卵塊が果物のようにぶら下がっていた。
6月の最終日、また県南鳥海。
2016/06/30 横手市十文字町から。
この日はこの後すぐ雲に包まれ、雨になった。
「七月の鳥海山」に続く。