モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

カテゴリー「男鹿半島5月」の目次

2024年06月04日 | 男鹿半島5月

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて二年目になると、いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。
すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すのに、記事一覧の最下段、「前ページ」を一~複数回、クリックする必要があります。
もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。
というわけで、記事数の多いカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の頁作りを行いますので、どうかご了承お願いいたします。


(記事の配列は訪ねた年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)


New 男鹿でチョウセンキバナアツモリソウ他を見た。(2019年5,6月)

New 晩春初夏の寒風山ほか(2013年5月21日、6月3日)

春の寒風山に咲く花&アズマギク(2010年5月、6月)

男鹿でヤマシャクヤク他の花見。(2020年5月28日)

男鹿三山で希少ラン他を見た。(2021年5月24日)

雨中の男鹿パトロール。(2020年5月22日)

男鹿でヤマシャクヤクとシャクの海を見た。(2022年5月20日)

2022年も男鹿でオオサクラソウを見た。(5月20日)

男鹿で初めてオオサクラソウを見た。(2017年5月18日)

男鹿の名花、オオサクラソウ。(2020年5月15日)

男鹿のキントリ坂に挑む。(2020年5月15日)

若葉の頃、男鹿毛無山へ。(2023年5月11日)

New 2024年5月10日、男鹿三山に名花を訪ねて。毛無山編。

New 2024年5月10日、男鹿三山に名花を訪ねて。真山編。

男鹿三山でパトロール2&寒風山(2020年5月8日)

男鹿三山でパトロール1(2020年5月8日)

567退散を祈願し、男鹿五社堂へ。(2020年5月8日)

男鹿毛無山はシソ科がいっぱい。(2021年5月4日)

春の男鹿二山、まずは寒風山。(2021年5月4日)


2020/05/15 オオサクラソウ



2020/05/28 ヤマシャクヤク



以上。


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男鹿でチョウセンキバナアツモリソウ他を見た。(2019年5,6月)

2024年06月04日 | 男鹿半島5月

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)

国内では男鹿(毛無山周辺)だけに生え、
絶滅寸前のチョウセンキバナアツモリソウ(の栽培品)が一般公開されている

との記事が、(2019年)5月22日の秋田魁新報に載った。
以前から一度、この眼で見ておきたいと思っていた花なので、
翌5月23日、栽培している事務局に電話を入れ、見学させてもらった。


チョウセンキバナアツモリソウ
Cypripedium guttatum


チョウセンキバナアツモリソウ


 


保護栽培地の様子。ここは監視カメラが作動している。




 


右上と下は保護栽培地に有った解説。
不鮮明で恐縮だが、時間にゆとり、ご興味のある方は是非一読頂きたい。




栽培地は男鹿市北浦真山。ナマハゲで有名な真山神社の入り口付近にある。

開花時期には一般公開されているが、
監視カメラの作動下、
自然保護団体「男鹿の自然を見つめ直す会」会員立ち合いの下、見学が出来る。


この日、お相手してくれた自然保護団体の方から、
「入道崎で丁度、コハマナスが咲き出した。折角来たのだから、是非観て欲しい。」
と言われ、近くにある入道崎に向かった。

コハマナスは教えられた場所で咲いていたが、濃淡のあるピンクの一重のバラだった。
ハマナスとノイバラの雑種で非常に珍しいそうだ。

コハマナス Rosa x iwara  
 


折角、行ったので、入道崎の風景や他の花も見て廻った。

入道崎から水島を望む。



入道崎の断崖  
 


(右上)入道崎灯台

西側の海岸



入道崎から寒風山を望む。




スミレ 
 


(右上)ホタルカズラ 

帰りに男鹿大橋から、
田植えの終わったばかりの安全寺棚田と男鹿三山を眺めてみた。

安全寺棚田と男鹿三山(左から毛無山、本山、真山)


4月に来た時、五社堂裏でヤマシャクヤク(蕾)を見つけている。
5月29日、それがそろそろ咲いているのではないかと、

確認に行ったら、あぅぅ(つдi)、抜かれていた
(近くの山菜が一様に採られてたので、一緒に掘り盗られたようだ)。

また別場所のものは既に花が終わっていた。
と言うわけで、今年のヤマシャクヤクは惨敗だったが、この日は想定外のランに会えた。

ヤマシャクヤク(花後)
 
 

(右上)キンラン


キンランとウゴツクバネウツギ


ウゴツクバネウツギ


6月になると低山はめっきり花が少なくなる。
稀少植物の宝庫とされる男鹿の毛無山もそうだが、

6月15日に行ったら、デワノタツナミソウやコケイラン、スズムシソウに会えた。
デワノタツナミソウは発見場所は男鹿半島だが、本州の日本海側地方に広く見られる。
通常はポツリポツリとしか咲かず、男鹿のように群生になるのは珍しいように思われる。
「男鹿の自然を見つめ直す会」の方に聞いたところ、このように群生になるのは登山道の笹刈りのおかげだが、
単に笹刈りをすればよいというわけではなく、その時期や草刈り機の刃の高さなど微妙な配慮が必要だと聞いた。
登山道の両側に延々と咲いていた。
 

デワノタツナミソウ
 



デワノタツナミソウ



ところでデワノタツナミ・・って相撲部屋みたいな名前だ。

コケイラン
 


スズムシソウ
 


以上。

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晩春初夏の寒風山ほか(2013年5月21日、6月3日)

2024年06月02日 | 男鹿半島5月

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用に復刻したものである。)

男鹿半島はいつも男鹿三山、特に毛無山の花ばかり取り上げているが、たまには他の場所も。
晩春、5月21日の寒風山はどうだろうか。

アズマギク



アズマギクは憎き雑草ハルジオンやヒメジョオンの仲間だが、こちらは芝生のプリンセス。

小さな女の子に摘まれるため、咲いてるような存在だが、五月も末になるとさすがに草臥れてくる。

 


次は、スミレ(ヴィオラ・マンジュリカ)。
とても綺麗な紫で、草地や道端などあちこちで見かけるのだが、花が傷ついてない株を探すのは一苦労だ。




ニオイタチツボスミレ
 

 

ニオイタチツボスミレはちっこいスミレだ。
丈は5センチ程度。花は淡いが上品な青~紅紫。

ほのかに香るのでこの名があると聞くが、私は嗅覚が鈍いようでまだ匂いを感じたことがない。


6月3日は男鹿の突端、入道崎まで行ってみた。




海岸では早くもハマエンドウが咲き出していた。










近くの草藪にはアマドコロが。




同じく草藪の中に蒼く煌めく花を見つけた。

ムラサキ科のホタルカズラだ。




 


6月3日は人里近くや道端の草叢などで割と良く見かける。

ムラサキ科の仲間には青い花を咲かせるものが多いが、この花の青は特別だ。
つい掘り取って庭に連れ帰りたくなるが、
あちこちランナーを伸ばすばかりで期待したほどのものではない。
やはり野におけ・・・のたぐいか。


6月3日は寒風山にも寄っている。
その山麓でオドリコソウを見つけた。
最近は洋種(帰化植物)のヒメオドリコソウがやたらと多くなったが、
ヒメに較べるとオドリコソウの方はずっとお姉さん、

色気と恥じらいが同居していた。




 


寒風山本体で見かけた花。

ヒメハギとヒメイズイ。

 



山麓の水田の縁で黄金色の花が咲いていた。

サワオグルマだ。

 



綺麗なので近寄ってみようとすると、
途中に蛇はいるわ、泥沼に足を取られたりと、けっこうしんどかった。

最低でもゴム長は必須だ。


以上。

コメント (2)
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2024年5月10日、男鹿三山に名花を訪ねて。毛無山編。

2024年05月21日 | 男鹿半島5月

(本頁は「男鹿三山に名花を訪ねて。真山編。」の続きである。)

真山山頂(厳密には真山神社本殿のある場所)は男鹿三山では
唯一展望の効く山頂だが、
この日は霞や雲で近くの寒風山が見える程度だった。




本山に向かって下るとすぐ杉林に突入。

ここの杉は天然なのか、樹形がワイルドな感じだ。
この先、本山との鞍部、「フタツアイ」を越えても、杉林は続くが、
こちらの林は不思議と植物の種類が多いと感じる。

 


(右上)フタツアイより先の杉林

ヒトリシズカ



ムラサキヤシオの群生地を過ぎると、本山が終わり、毛無山の領域に入る。

ムラサキヤシオ
 



毛無山に入ったら、霧の中に突入。

稜線の広葉樹林は妖しい雰囲気だった。







いよいよオオサクラソウの群生地に到着。









花はもう満開になっていた。
今年のオオサクラソウは開花のペースが早かった。

 


オオサクラソウを見た後は同じルートをサッサと下山した。

真山神社から目潟のある八望台を経由して戸賀湾に出る。

一ノ目潟



二ノ目潟と戸賀湾



その先は男鹿海岸を南下。

途中、加茂青砂付近から男鹿三山のうち本山と毛無山を仰ぐ。
オオサクラソウが咲く毛無山にはまだ雲が懸かっていた。




毛無山の一角、福寿草山にも寄ってみた。

ここは予想通り、林の中はシャクの群生。




シャク



ちょうどエビネも咲いていた。




エビネ
 

(右上)オドリコソウの咲き残り。


クルマムグラだろうか。


以上。

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2024年5月10日、男鹿三山に名花を訪ねて。真山編。

2024年05月20日 | 男鹿半島5月

男鹿毛無山は花の豊富な山だ。
三月はフクジュソウ、四月はカタクリ、そして五月連休明けにはオオサクラソウが咲く。
また三山のひとつ真山に昨年四月下旬に登ったところ、
山頂付近でちょっと気になる花の芽出しを見つけた(こちら)。
5月10日はオオサクラソウと真山のちょっと気になる花の開花を確認しようと思い、
両方の山に登ってみた。

真山から始める。
このお山は花が少ないので今まであまり登っていない。
過去に登ったのは、2017年4月21日2023年4月23日の二回だけ。
今回でやっと三度目だ。
真山の登山は真山神社から始まる。
最初に立派な仁王門をくぐる。







なまはげ柴灯まつり(2月の第2金・土・日に開催)でなまはげ達が下りてくるのはこの石段だ。

この石段を登ると奥に社殿が見えて来る。







登山者は社殿の左側の暗い石段に進まなければならない。

しばし鬱蒼とした老杉並木を通り抜けるが、この坂道はけっこうしんどい。

 


その奥に鎮座する五社殿を過ぎると、普通の登山道に変わる。

 


その後は広大な杉林、雑木林を二回くらい繰り返す。




南の五社堂からのルートとは違い、こちらの登山道沿いに花は少なかった。

それでも目に付いたものを列記してみる。

エンレイソウ(終わり気味)
 


(右上)ルイヨウボタン(終わり気味)

ユキザサ(ちょうど盛り)



ホウチャクソウ

ラショウモンカズラ(終わり気味)



サワハコベ



サルメンエビネ(咲き出したばかり)
 


(右上)ミヤマカラマツ(咲き出したばかり)


キクバオウレン実



真山山頂が近くなったら、急な階段道が現れて来たが、

その両側に白い小花が咲いていた。

 


それはムラサキ科のタチカメバソウだった。
これが山頂まで延々と咲き続けていた。
植物の分布というか生え方は面白いものだ。
何故ならこの花、真山山頂を越えたらパタッと消えた。
本山や毛無山には全く無いのだ。




真山山頂に到着。
ここには真山神社の本殿が鎮座している。

ここは眺めも好いが、
ホントの山頂は50mくらい先、林の中に有った。

真山神社の本殿
 


(右上)真山の山頂


男鹿三山・・・毛無山編」に続く。

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