モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

リメイク山歩記/2015年6月7日、ピーカンの月山(1)

2025年01月30日 | 月山/姥沢口

いつも拙ブログをご覧いただきありがとうございます。
私、冬場(12~2月)は山歩きを休止しております。
そのため、今後しばらくリアルタイムの山歩き記事は投稿出来ません。
投稿自体も間遠になり、有っても振り返りや再編集(リメイク)の記事が主体となりますが、どうかご寛容下さい。
引き続きよろしくお願いいたします。


5月30日、鳥海山に登った(こちら)後、6月7日はその南に聳える月山にチャレンジした。
今回の目的は早い時期に咲く高嶺の花、ミヤマシオガマとミヤマクロユリを見ることだった。

2015年5月30日、鳥海山から月山、朝日連峰を望む。



2015年5月30日、鳥海山から朝日連峰を望む。




月山には当初、羽黒山ルートから入ろうとしたが、

6月下旬まで道路閉鎖中とのことなので、志津(姥沢)ルートに変更した。
こちらは秋田市からは遠いが、リフトも有り、一気に高いところに突入できる。
秋田市を午前4時に出発したら、早く着きすぎてしまい、
リフトが動き出すまで1時間ほど空白が生じた。

時間が勿体ないので、大昔、一度だけ訪ねたことのある大井沢地区まで足を伸ばしてみる。
時おり朝日連峰の白く美しい山々が望まれるが、山の名はなかなか特定できなかった。




竜門山(1687m)だろうか。




寒江山(1695m)だろうか。




竜ヶ岳(1294m)だろうか。




山名不明。




場所を変えて。寒江山(1695m)だろうか。




そうこうしているうちにリフトが動く時間が迫ってきた。

姥沢に向けてリターンの途中、月山がよく見えた。
この角度から見る月山はなんかコンパクトな感じ。
また思ったよりも雪が少なく感じた。

左から湯殿山(1500m)、姥ヶ岳(1670m)、月山(1980m)。




姥ヶ岳(1670m)と月山(1980m)。




今日の登山コースは一旦、左側の姥ヶ岳に登り、
稜線を右に辿って右の月山に駆け上がる予定だ。

月山インターが近づくと、月山の前面に立派な橋とダム湖が現れる。
橋は手前が大井沢橋、奥の方が大暮橋。
月山湖には逆さ月山が映っていた。




この後、国道112号線に懸かる大暮橋を渡り、六十里越街道を北上し、姥沢に向かう。
弓張平付近から北を振り返ると、白い朝日連峰が見えた。
左から小朝日岳、大朝日岳、中朝日岳と思われる。




姥沢の駐車場(標高約1100m)に到着した。
あまり自信はないが、姥沢から見た朝日連峰の山座同定を試みる。




ここで参考マップを。




月山リフトを降りたら、姥ヶ岳の斜面はまだびっしりと雪に被われていた。

スキーヤーやスノーボーダーの数の多いこと。
(´π`;ワタシのような登山者は圧倒的に少数派だった。

姥沢リフト上駅(標高約1510m)






登りがしんどいので、ついつい立ち止まり、
後を振り返ってしまう。
そこには朝日連峰が。
朝日連峰の左には先ほど通った月山湖や大井沢の谷も見えた。




今日は異常なほど天気が好い。
月山には過去に五、六回登っているが、いつもガス山だった。
こんなによく晴れたピーカンの日は初めてだ。

朝日連峰の主脈



朝日連峰北部の盟主、以東岳が目立っている。




以東岳



姥ヶ岳山頂手前から月山本体を望む。




「ピーカンの月山(2)」へと続く。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カテゴリー「月山/姥沢口」の目次

2023年10月23日 | 月山/姥沢口

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて三年目になると、
いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。
すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。
もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、
カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。
というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。


(記事の配列は登山した年に関係なく、月日の順に並べ、降順とした。)

紅葉する月山へ。(2015年9月21日)

晩夏の月山装束場。後編。(2016年8月20日)

晩夏の月山装束場。前編。(2016年8月20日)

姥沢から真夏の月山へ。2(2015年8月2日)

姥沢から真夏の月山へ。1(2015年8月2日)

月山にもキヌガサソウが有った。(2016年7月16日)

月山でクロユリとキヌガサソウを見た。3(2021年6月30日)

月山でクロユリとキヌガサソウを見た。2(2021年6月30日)

月山でクロユリとキヌガサソウを見た。1(2021年6月30日)

久々の月山はガスサンだった。番外編。(2020年6月22日)

久々の月山はガスサンだった。後編。(2020年6月22日)

久々の月山はガスサンだった。前編。(2020年6月22日)

New 月山本体の登りと下山時の眺め(2023年6月19日)

New 初夏の月山稜線で見た花(2023年6月19日)

New いざ行け。鳥海山or月山。(2023年6月19日)

初夏の月山登山と朝日連峰の展望(2015年6月7日)



2022/06/22 ミヤマクロユリとミヤマウスユキソウ
 


2015/09/21 月山姥沢ルート途中。



以上。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月山本体の登りと下山時の眺め(2023年6月19日)

2023年07月03日 | 月山/姥沢口

(本頁は「初夏の月山稜線で見た花(2023年6月19日)」の続きです。)


今日の月山、上の方は雲が次々と湧き出し、すっかりガス山となりました。
そのため景色はさっぱり見えませんでした。

下山時、1688mピークから振り返り見た月山






牛首を過ぎると、いよいよ月山本体の登りとなります。

ここから先、雪は無くなり、岩がむき出しの登山道を歩きますが、
花は何も無し。

と思ったら、少しだけ咲き出しておりました。




コメバツガザクラ
 

                                          エゾツガザクラ

ミネズオウも咲き出したばかり。




ミネザクラ



ミヤマキンバイ



ハクサンイチゲ



スゲの一種



月山本体の上りはしんどかったです
(今日、初っ端の姥ヶ岳急斜面で私を追い抜いて行った
元気なご老人は牛首で脱落されました)。

今回は、コースタイムの1.5倍くらいかかったでしょうか。
脚力の衰えを痛感しました。
それでもなんとか山頂台地に到着しました。
山頂台地の石碑には松尾芭蕉の句「雲の峰 幾つ崩れて 月の山」が刻まれているようです。

山頂台地の石碑
 

                                           ミヤマキンバイ


月山山頂



今回、山頂まで来たのは、ひとえにクロユリの花を見たかったからです。

しかし残念。今回はまだ蕾でした。

今年は春は季節の進行ペースが十日から半月くらい速かったので、
クロユリも咲いているかも・・・
と思ったのですが、いつの間にか、例年のペースに戻っておりました。

ミヤマクロユリの蕾
 
                                     こちらは一昨年6月30日に見た開花株。

ガスの中で握り飯を食べていたら、
一瞬ですが、雲が取れ、朝日連峰が見えました。

クロユリの花は見られませんでしたが、こちらはえがった。えがった。







通常、登山レポートは山頂で終了し、

下山のエピソードは語らないものです。
しかし今日は金姥まで下りたら、急にガスが晴れて来て、景色が見えて来ました。
そのため、金姥近くの1688mピークより下に関し、少しだけ報告させて頂きます。

下山時、1688mピークから振り返り見た月山



山形盆地と奥羽山系を望む。
奥の山は左が雁戸山、右が蔵王山でしょうか。




1688mピークから姥ヶ岳を望む。




姥ヶ岳から朝日連峰を眺める。




姥ヶ岳からリフト駅を見下ろす。
この斜面はスノーボーダーがいっぱいでした。




朝日連峰を眺めながらリフトを降ります。




姥沢駐車場からまた月山を。
これが今日見た最後の月山となりました(この後、また雲に包まれました)。




帰り道、庄内平野北部に聳える鳥海山には、山頂部にだけ雲が引っかかっていましたが、
高速を走り、酒田を過ぎたら、それが取れました。
遊佐町藤崎付近から見た姿です。




次に登るのは鳥海山になりますかな。

以上。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏の月山稜線で見た花(2023年6月19日)

2023年07月02日 | 月山/姥沢口

(本頁は「いざ行け。鳥海山or月山。(2023年6月19日)」の続きです。)


この日の月山は天気には恵まれましたが、花見にはちょっと早かったのかもしれません。
何故なら、姥ヶ岳から牛首にかけての稜線のほとんどがまだ雪に覆われていたからです。

金姥の手前、1688mピークから月山を望む。



ただし金姥の前後だけ、雪消えが早く、登山道が現れていました。
ここは立ち位置の角度の関係でしょうか、
柴灯森(さいとうもり)に続く稜線道が立ち上がっているように見える場所です。







この付近では、エーデルワイス似のミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)が咲き出しておりました。
ただしまだちっこいものばかりでした。




チングルマとミヤマウスユキソウ
 








続いて現れた花は色鮮やかなイワカガミ、ミヤマキンバイでした。


イワカガミ
 



ミヤマキンバイ



ハクサンイチゲも咲き出しておりました。

紫灯森(さいとうもり)の稜線に咲くハクサンイチゲやミヤマキンバイ



ハクサンイチゲ



稜線を歩いている間は雲がドンドン湧いてきて、景色はさっぱり見えなくなりました。

一瞬の晴れ間。
真西方向、装束場方面や品倉尾根が見えました。




地味なお花。

ミヤマカラマツ
 

                                         イワハタザオでしょうか。

コヨウラクツツジ



またまた鮮やかな・・・
ウズラバハクサンチドリとシラネアオイ。

   



一瞬の晴れ間。
今度は南西方向、朝日連峰です。







残雪の近くで咲く花は限られたものばかりでした。

コバイケイソウの芽出し



ヒナザクラ
 

                                    ミツバノバイカオウレン(コシジオウレン)

ミツバノバイカオウレン(コシジオウレン)とショウジョウバカマ



牛首に到着。これから月山本体の登りが始まります。


月山本体の登りと下山時の眺め」へ続く。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いざ行け。鳥海山or月山。(2023年6月19日)

2023年07月01日 | 月山/姥沢口

今年の六月は天候不順もあり、なかなか山に行けませんでしたが、
19日以降は少し晴天が続くとの予報。
これは勿体ないと19日は、今年初めての本格的な高山、
鳥海山か月山のいずれかに登ろうと思い、未明に自宅を出ました。

第一候補は昨年行ってない山形の月山ですが、
どちらに登るかは県境の吹浦まで走って、月山に雲が懸かってるかどうか
で判断します(月山が晴れていたら、
鳥海山には関係なく、月山に決まりという変なルールです)。

行く途中、鳥海山はよく見えました。

にかほ市小滝から見た鳥海山



鳥海山の雪はだいぶ減って来ました。
吹浦まで来たら、薄雲を突き抜けて月山がちらりと見えました。
今日は月山に登ることに決めました
が、その後、高速道に上がったらどうしたことでしょう。

庄内平野は霧に包まれ、何も見えなくなりました。
この霧は鶴岡を過ぎたら晴れました。
山形道・櫛引パーキングにて小休止、再び見えるようになった鳥海山を振り返ります。




肝心の月山は、前山や逆光で見えにくくなりました。

そうこうしているうちに、トンネルに突入、出たと思ったら高速が終わり、
今度は国道112号線・月山道路を走ります。
こちらも長いトンネルばかりです。
西川町に入った後は、県道を走って、大井沢に向かいました。
これは月山の姿を眺めるためです。
山はぴったりくっつくよりも少し離れた方がよく見えます。

大井沢から見た月山と湯殿山



大井沢から見た月山



月山や湯殿山の姿を眺めた後は同じ道を戻り、月山登山口の姥沢に向かいました。
途中、弓張平公園から、今度は南の方に朝日連峰の姿が見えました。
これも先ほどの、ぴったりくっつくよりも少し離れた方が・・・の理屈です。

弓張平公園から、朝日連峰を望む。






姥沢の駐車場には7時ちょっと過ぎに到着しましたが、

駐車料金がなっ( ̄π ̄;なんと1000円に値上がりしておりました。




姥沢の駐車場まで上がったら、朝日連峰がさっき(弓張平)よりよく見えたので、山座同定を試みました。
間違いありましたら、ご指摘ください。

姥沢駐車場から見た朝日連峰



姥沢駐車場から月山も望む。



姥沢駐車場からリフト駅までは15分くらい舗装道路を歩かねばなりません。
歩き出したらすぐムラサキヤシオが咲いていました。




リフト駅
 



リフトの運航は8時からスタート。今回は何故か一番でした。

姥ヶ岳



リフト上駅(1520m)で降りて歩き出したら、5分程度で雪渓となりました。




姥ヶ岳の雪渓の傾斜は思いのほか急です。ただし標高差は僅か150m。

最初からアイゼンを装着し、駆け上がりましたが、すぐにバテテしまいました。

姥ヶ岳の急斜面に果敢に挑むご老人。



後続のご老人にも追い抜かれ、姥ヶ岳山頂(1670m)へ着いたのは三人目でした。

姥ヶ岳山頂部からの眺望は素晴らしいです。まずは朝日連峰方面。







以東岳をクローズアップで。




山頂部で最初に見た花はミツバノバイカオウレン(コシジオウレン)。




ここからの朝日連峰の眺めは絶景だと思います。




姥ヶ岳山頂からは鳥海山も望めます。
しかし雲が湧き出しており、見えたのは一瞬だけでした。





月山本体も立派です。





初夏の月山稜線で見た花」へ続く。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする