モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2024年10月25日、絶景安ノ滝・後編

2024年11月12日 | 秋田の滝・渓谷

(本頁は「絶景安ノ滝・前編」の続きである。)

鎖とロープの垂れる急斜面を登ると、一段目の滝が大きく見えるようになった。
以前来た時はさらにこの先、滝壺まで行ったが、今回はここまでで終了とした。
理由は午後5時半までに帰宅すると家人に約束して来たから。
そのためには滝の入り口駐車場に遅くとも3時までに戻らなければならない。
時計を見たら、午後2時を過ぎて居た。




 


 

(右上)滝の隣の紅葉


白糸滝の水量は乏しいが、スラブの紅葉が素晴らしい。




安ノ滝右側のスラブも凄かった。




スラブ下部の紅葉



中ノ又沢渓谷の西側を望む。




名残り惜しいが、帰途に就く。




 

(右上)花の終わったクロバナヒキオコシ


花は全て終わっていたが、
オニシモツケはひと株だけ咲き残りが有った。




渓谷を下って行く。

 






帰り道で見る紅葉は黄葉が多かった。

そのせいだろうか、川の水も黄色、いや黄金色に染まって見えた。

 






午前中に行ったノロ川は紅に染まっていたが、

安ノ滝の方、中ノ又沢川は黄金色がみごとだった。




駐車場が近くなり、右側(北側)に現れたスラブは黄や橙の紅葉に彩られていた。




 


もうすぐで駐車場というところで男性と交叉した。

その御方は今朝、桃洞滝で出会った紳士だった。
私より二時間も遅れてここにやって来たことになる。
これから滝に向かっても大丈夫かと質問されたが、まだ間に合うでしょうと答えておいた。

以上。

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2024年10月25日、絶景安ノ滝・前編

2024年11月10日 | 秋田の滝・渓谷

(本頁は「ノロ川で紅葉狩り・後編」の続きである。)

滝続きで恐縮。
10月25日は桃洞滝のあとに安ノ滝に行った。
安ノ滝は絶景だ。




ところでこのふたつの滝は次のマップを見るとお分かりのように

直線距離では3キロ程度しか離れていない。
滝の間には一応、歩道が有るようだが、
手持ちのガイドマップ
(北秋田市の関連団体発行の「ぐるっと森吉山」トレッキングガイド)
に記載されているコースタイムを合算してみたら、休みなしでも6~7時間はかかっていた。
私のような足弱には丸一日かかっても踏破できるものやら。クマも怖い。
(詳しい御方の話では現在、この区間は道が無いに等しく、踏破は困難ではないかと言われた)
したがって私としてはクルマで行くことにした。
ところが同じ北秋田市でありながら、森吉山の山裾をほぼ一周しなければならないので、
走行距離はかなりのものになる(実測してないが60kmくらいはありそうだ)。




まずはノロ川から太平湖入り口の湯ノ岱に出る。

ここからくまげらエコーライン(県道309号線)を西進し、旧森吉町の阿仁前田に出る。
次に国道105号線を南に走り、旧阿仁町の比立内から県道308号線に入り、
今度は東進する。

阿仁中村付近から森吉山を望む。



最奥の集落、阿仁打当から少し先、
途中から中ノ沢林道に入り、
走っていると、途中でチラリと安ノ滝が見えて来た。

中ノ又沢林道途中から見えた安ノ滝
 


(右上)安ノ滝の入り口


今日、ノロ川の野生鳥獣センターを出発したのは11時45分。

安ノ滝入口駐車場に着いたら、13時5分だった。

出発当初はけっこう飛ばしたものの、国道105号線に入ったら、
時速40キロ走行の軽自動車が先頭の車列に入ってしまい、
超遵法運転を強いられた。結局、一時間半近くかかってしまった。
安ノ滝とは実に遠いものだ。




滝入口から先の散策路はよく整備されているが、

私は昔、ここでクマに遭っている(こちら)。
途中の渓流の紅葉は赤味が欠けていたが、
それなりに奇麗だったので、見た順に並べてみる。

中ノ又沢の渓流






 





 


屏風岩のスラブ



左側に屏風岩のスラブが現れると、行く手に安ノ滝が。

 


安ノ滝はすぐ見えなくなり、坂道になった。

 



小さな滝を過ぎたら、

目の前に突然現れたのは、二段に変身した安ノ滝だった。




白糸滝
 


(右上)二段になった安ノ滝(縦構図)

滝の入り口から滝までのコースタイムは45分と聞いていたが、
今回は急いで歩いたので30分で到着した。
ここで小休止しようかと思ったが、三脚を立てたカメラマンが多く、
殺気だった雰囲気だったので、更に上に進むことにした。




滝の隣の紅葉
 


(右上)ロープ鎖箇所


以上。

絶景安ノ滝・後編」へ続く。

コメント (4)
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2024年10月25日、ノロ川で紅葉狩り・後編

2024年11月09日 | 秋田の滝・渓谷

(本頁は「2024年10月25日、ノロ川で紅葉狩り・前編」の続きである。)

桃洞滝に到着した。
今日は先着の方(男性)が一名居た。
この滝の形態を語ることは秋田県の条例で固く禁じられている(嘘)。







 


もうそろそろ十分だろう。

先着の紳士はまだ熱心に撮影していたが、私は先に帰ることにした。
最後にまた六段滝。







桃洞渓谷のスラブと稜線の針葉樹を見ながら、帰途につく。







 


水中甌穴







川の水が紅葉の紅に染まって見えた。

 


帰り道で見た木の実やキノコ。

ヒメモチ
 


(右上)こちらはホウノキの落果。





 


ノロ川の川べりには白い砂が堆積していた。




このあたりは落ち葉の層が厚かった。




今回は昼前に野生鳥獣センターに戻り、
車中で昼飯(にぎりめし)を食べて、11時45分頃、センターを後にした。

センターの出口付近から八幡平方面の山々が見えた(朝は雲と逆光で見えなかった)。

八幡平の前衛、柴倉岳(左、1202m)と焼山(右、1366m)。



絶景安ノ滝」へ続く。

以上。

コメント (7)
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2024年10月25日、ノロ川で紅葉狩り・前編

2024年11月07日 | 秋田の滝・渓谷

ノロ川(北秋田市)の流域にはブナの美林が広がっており、
奥には桃洞滝を始めとした素晴らしい滝がある。
ブナが紅葉する時期を見計らって、2018年以来、6年ぶりに訪ねてみた。
朝7時、出発点の野生鳥獣センターに着いたら、広い駐車場に先着の車は一台だけだった。
西側に見える山並みはヒバクラ岳など森吉山の支峰だ。




参考マップ



センターの裏から始まるブナ林は紅葉していたが、

前回(2018年10月25日)、前々回(2015年10月17日)のように
色付きは好くなかった。よく色付かないまま、落葉が始まっているように感じた。




 


 


ツリガネタケ



ヒメモチ
 


(右上)イタヤカエデだろうか。

白っぽい紅葉はコシアブラ。




 


ほどよく色づいたブナ林。




横滝




 





桃洞渓谷は真っ赤になっていた。










桃洞滝にだいぶ近づいて来た。

 


 

(右上)六段滝


ノロ川で紅葉狩り・後編」へ続く。

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小安峡と三途川渓谷の紅葉(2016年10月29日)

2023年02月27日 | 秋田の滝・渓谷

(季節外れの話題で恐縮)

秋田県の南半分を流れる雄物川の支流のひとつ、皆瀬川の上流部には小安峡と呼ばれる渓谷がある。

ここは渓谷から温泉が噴出し、紅葉や新緑時、その眺めは素晴らしい。
個人的には絶景だと思っている。

2010年は紅葉のシーズンに行く機会があったが、この年は何故か全県的に紅葉が不作だった。
しかも当日は雨に見舞われ、色も冴えなかった
(記録は『高松川と皆瀬川の時雨紅葉(2010年11月2日)』参照)。
その後もなかなかタイミングが合わなくて、このエリアの素晴らしい紅葉を見ることは叶わなかった。

2016年10月29日、
本業で湯沢に行く機会があった。

少し時間が余ったので、小安峡にも足を延ばしてみた。
この日は晴天ではなかったが、時折、日が差すこともあった。
小安峡の状況はこうだった(河原湯橋からの眺め)。







 





 





 


少し上流の大湯温泉付近の渓谷。













折角来たので、近くの三途川渓谷にも寄ってみることにした。

途中、見えた兜山(670m)。







その反対側には、高松岳(1348m)。




三途川渓谷。




 



以上。

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