口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

普門館の床

2007-10-22 04:25:29 | 吹奏楽/クラシック

今日の朝日新聞夕刊(東京版)に、こんな記事が載ってました。


   「吹奏楽の甲子園」出場者に人気、普門館の床、記念品に

   第55回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社
   主催)の中学・高校の部が21日まで開かれた東京都杉並区の普門
   館は、別名「吹奏楽の甲子園」。吹奏楽部の「あこがれの舞台」で
   今年初めて、ステージの床材と同じ素材が記念品として配られ、大
   人気となった。「甲子園の土みたいな思い出の品に」との試みだ。
   (以下省略。記事の全文は、上記タイトルをクリック)


へぇ~。全然知らなんだ。

普門館のステージの床って、真っ黒なんですが、
ピカピカと鏡のように映るんですよね。

でも昨日、久々に客席からステージを見たときに、
確かに、


   ん?こんなにキレイだったかな?


と、感じてたんですよ。
やっぱり最近、ステージが改修されていたんですね~。

で、この『普門館の床』。出場団体の皆さんに配られたんでしょうか?
記事を読むと、一般の人にも配られた的な雰囲気も読み取れるんですが…

#ちょっと欲しかったかも ^^;)


2007年10月22日朝日新聞夕刊


◆◆10/26追記◆◆

佼成ウィンド団員日記』によると、中学の部、高校の部が開催された
10/20、21の2日間、普門館の中2階に開設されていた
東京佼成ウィンドオーケストラの展示コーナー
この『普門館の床』が配布されていたようです(2日間限定)。

…うう、それしらんかっとってんちんとんしゃん。


宴の後

2007-10-22 03:30:55 | 吹奏楽/クラシック

23時30分就寝、9時起床。

この土日は、まったく仕事をしなかったので、
今日は終日、細々した作業を怒涛の勢いでこなすことに。

昨日の昼に普門館にいた嘉穂高生も、昨夜には帰福し、
今日の朝は学校に登校してるんでしょうから、こっちも頑張らねば。

ということで、昨日の全日本吹奏楽コンクールの僕なりの感想など。
もちろん嘉穂高OBとして書きますので、そのあたりはご了承を。


   *****


個人的に12年ぶりのコンクールということで、
もう様々な面で驚くことばかり。

まずは、その人気。

一般発売されるチケットは、全席指定なんですが、
出演団体などで購入するチケットは自由席のようで、
その席取りのために、朝6時近くから行列ができるんだとか!(@_@;)

しかも、一般発売のチケットも、わずか7分で完売したそうです。
自分がすんなりと前半・後半のチケットを購入できたので、
そんな大変なことになってるとは、まったく知りませんでした。
そりゃ前半と後半の部で、観客を入れ替え制にしたくなる気も分かります。

でも、前半と後半でそれぞれ表彰あるというのは、どうなんでしょう?

聞いた話によると、審査結果は点数化されて、
各賞ともおおよその数の目安によって割り当てられていくとか。

この話が正しいとすると、同じ大会の前半と後半で、
各賞の点数(ボーダーライン)が異なる可能性も出てきますよね?
そこらあたりは、辻褄が合うように調整されているんでしょうか。
まあ、調整してるんだろうな~。


あと、僕らの時代は『5年連続全国大会金賞受賞』で、
翌年は普門館で招待演奏が行われていたわけですが、
最近は、『3年連続全国大会出場』で特別表彰(一回休み)だそうな。

これって、表彰されるだけなのかな?
何か他に吹連からのフォローはあるんでしょうか?

そこらあたりの詳細を知らないのですが、
表彰されるだけで何もないんだったら、
なんか率直に『それって、罰ゲーム?』と思ってしまいました。^^;)
実際は、どうなってるんでしょうね。暇なときに調べてみることにします。


   *****


…とまあ、最近のコンクール事情は知らないことだらけですが、
肝心の演奏の方の感想をば。


基本的に、やっぱりどこも上手ですね。
さすが、各支部の代表だけあります。レベルも相当高いと思いました。

ただ、前半の部のみの印象ですが、
キャラの濃い団体(演奏)というのは、少なくなりましたね。
どこも『うまくまとめていく』という方向性を感じました。

そういう意味では、淀川工科高校(工業高校じゃなくなったんですね)も、
間違いなく上手いんですが、かつてのような


   うわぁ~、淀工だぁ~!


という強烈な個性は、あまり感じられませんでした。
まあ、自由曲がフランス音楽だったということもあるんでしょうが、
その点、まったく同じ楽曲を演奏した旭川商業高校の表現の方が
インパクトを受けました。単純に、僕好み。

ただ、評価は逆で。
僕の耳も古くなったんだなぁ~と実感しましたわ。


肝心の嘉穂は、出演順が淀工の次だったんで心配だったんですが、
課題曲の頭のサウンドの響きなんか、まったく引けを取らない、
ちゅうか、淀工よりも輝いて聴こえました。
正直、予期してなかった出来事で、我ながらビックリしました。

#親バカならぬ、OBバカでしょうか( ̄w ̄)ぷ

それでも、贔屓目ではなく非常にいい演奏で、
正直言って、一気に金賞への期待が高まったのは事実です。

前日、前々日までは、『銅賞じゃないといいけどなぁ~』と思ってたのに、
『え?マジ?ひょっとして…』な~んて、思っちゃいました。

そういうこともあって、銀賞という評価はヒジョ~に残念。
ここらあたりも、僕の耳が古くなってる証拠なんでしょうね。



ただ、その一方で、
120%の素晴らしい演奏ができながら銀賞だったということは、
やっぱり何かが足りなかった、というのもこれまた事実でしょう。

同じ時速100km/hのスピードでも、
ベンツで走るのと軽自動車とでは、余裕が全然違います。
それと似たような差異を、やはり金賞受賞団体と嘉穂の間に感じました。

そこの部分を、1&2年生が、どう感じたのか。
他の団体の演奏を聴いて、何を掴んだのか。
この経験を今後に活かして欲しいものです。


そうは言っても、これはあくまでも、これから先の話。
3年生は、本当によくやったと思います。

こういった、これから先の事を考えられるのも、
12年振りにこの普門館に来れたからこそ! なのですから。

それに、中途半端な演奏をしてしまって、結果として高い評価を受けるより、
その時にできる最高の演奏をすることの方が、いかに難しくて重要か。
僕は実体験として、痛感しています。

客席で聴いていた多くのOBが、決して感傷や贔屓目ではなく、
これほどまで素直に感動していたんだから、
あなた達の演奏は、間違いなく素晴らしかった。

帰りのバスに乗り込む現役の姿が、少し元気なさそうでツラかったけど、
間違いなく、胸を張っていい演奏でした。

そして、1~2年生は、
『その時にできる最高の演奏』のレベルを上げるべく
これから先、さらに頑張って欲しいものです。


自分にとって、十数年間空白で過ごしてきた部分が、
猛烈な勢いで、一気にフラッシュバックした3日間でした。

これも何よりも、嘉穂高校吹奏楽部の皆さんのおかげです。
本当に、ありがとう。


■朝日新聞(福岡工業大付属城東高の記事あり):
11校が金賞 全日本吹奏楽コンクール・高校の部

■西日本新聞(嘉穂高校の記事):
嘉穂高惜しくも銀 全日本吹奏楽コンクール12年ぶり出場
健闘たたえる声「来年こそ金を」



   *****


ついにで、さらにどうでもいいことを。


・前にも書いたけど、フレッツ光でネット生中継してるんだね~

・僕らの頃は、カセットテープに夢のビデオだったけど、
 今じゃ演奏の15分後にCD-R販売! 映像はDVDが当たり前ですかぁ(遠い目)。

・金賞受賞団体の演奏が、着メロで配信されるんだって!時代だねぇ。

・ハープやチェレスタは、最近は当たり前に使われるんだ。

・弦バス(コントラバス)の下にひな壇を敷くのって、流行ってんの?

・前半の部が終わったら、結果を掲載した号外が配られるのね。

・指揮者表彰のときに「○○先生大好き~!」とか叫ぶなんて、超今風ぅ~。

・午前の部が終わり、羽田に向かう嘉穂高生を見送って、在京OBと昼食に。
 大マジメな話からバカ話まで盛り上がってたら、なんと19時30分。

 後半の部、もう終わってんじゃん( ̄w ̄)ぷぷぷ


第55回全日本吹奏楽コンクール 高校の部 結果

2007-10-21 23:12:20 | 吹奏楽/クラシック

《高校・前半の部》
■1:東関東 神奈川県 横浜創英中学・高等学校
銅賞

■2:中国 島根県 出雲北陵高等学校
銅賞

■3:関西 大阪府 大阪府立淀川工科高等学校
金賞

■4:九州 福岡県 福岡県立嘉穂高等学校
銀賞

■5:東北 福島県 福島県立磐城高等学校
金賞

■6:東海 三重県 三重県立白子高等学校
銀賞

■7:九州 福岡県 精華女子高等学校
金賞

■8:北陸 富山県 富山県立富山商業高等学校
銀賞

■9:東関東 千葉県 船橋市立船橋高等学校
銀賞

■10:西関東 埼玉県 埼玉県立伊奈学園総合高等学校
金賞

■11:北海道 旭川地区 北海道旭川商業高等学校
銀賞

■12:中国 広島県 鈴峯女子中学・高等学校
銅賞

■13:東京 東京都 東京都立片倉高等学校
金賞

■14:四国 高知県 高知県立高知西高等学校
銅賞
 
■15:大阪府 大阪桐蔭高等学校
銀賞

《高校・後半の部》
■1:東北 宮城県 宮城県泉館山高等学校
銅賞

■2:中国 広島県 広島国際学院高等学校
銅賞

■3:西関東 埼玉県 埼玉栄高等学校
金賞

■4:東海 愛知県 光ヶ丘女子高等学校
金賞

■5:関西 大阪府 明浄学院高等学校
金賞

■6:東海 愛知県 愛知工業大学名電高等学校
銀賞

■7:北海道 札幌地区 北海道札幌白石高等学校
銀賞

■8:北陸 福井県 福井県立武生東高等学校
銅賞

■9:東北 福島県 福島県立湯本高等学校
銀賞

■10:九州 福岡県 福岡工業大学附属城東高等学校
金賞

■11:四国 愛媛県 愛媛県立北条高等学校
銀賞

■12:西関東 埼玉県 埼玉県立与野高等学校
金賞

■13:東京 東京都 東海大学付属高輪台高等学校
金賞

■14:東関東 栃木県 作新学院高等学校
銀賞