
とある休日の、とある食品スーパー___
自分は、いつものように買い物をしていた。
ひと通り食材を買い物かごに詰め込んで、ふらりと立ち寄ったお菓子コーナー___
お菓子やチョコなどを買う為だ。
(因みに、自宅にはスナック菓子やチョコは常備している)
そして、自分は見つけてしまう___
《トロピカル~ジュ!プリキュア》の食玩フィギュア「キューティフィギュア」を…


最初は“あざと可愛い”キュアコーラルだけを買うつもりだったのだけれど、棚に残ったキュアサマーが『私も買わないとトロピカれないよ』と自分を呼び止める。2箱を買い物かごに入れ、その場を立ち去ろうとするのだけれど、どうにも後ろめたい気持ちに苛まれる。残った3つの視線に自分の足は絡まってしまったようだ。こうなると最早、芋づる式。キュアパパイヤ、キュアフラミンゴ、そしてマーメイドローラへと手が伸びる。
その場にしゃがみ込み、欲望に抗えない自分の左手は、棚から買い物かごを3往復。そして颯爽とレジに向かう。

「今回も買ってしまった…」
財布に対する懺悔の気持ちと共に、帰宅して早々に鼻歌を歌いながら開梱する自分が居ます。
「うん!いいよ~。す~んごく可愛い」
テーブルやテレビ台の前に並べて、その愛らしい正義のヒロインたちを愛でる自分です。




可愛いは正義___果たして、そうなのだろうか?
天使のような悪魔のような…プリキュア。侮りがたし___